【感想・ネタバレ】輪(RINKAI)廻のレビュー

あらすじ

茨城の旧家に嫁いだ香苗は、愛娘・真穂とともに義母にむごい仕打ちを受ける。耐えきれず離婚した香苗は、大久保に住む実母・時枝の元に身を寄せるが、やがて真穂の体にはアザやコブが……。時枝も真穂も「何も知らない」といいはるが、隣に住む女は「老女の声が聞こえる」という。声の主は誰? 30年あまり前、時枝が新潟の婚家から出奔したことと関係が? 親子3代のルーツが明らかになるとき、因縁が時と場所を越えて迫りくる! 第7回松本清張賞受賞の傑作ホラー。

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Posted by ブクログ

逆らえない人からいたぶられたから、他の人をいたぶる。
先輩後輩、上司部下、嫁姑などの上下関係で起こり部下が上司になり嫁が姑になる時繰り返される出来事。
自分がイジメられたから他者を虐めるのか、いつか人をいたぶるから虐められるのか?
そんな事を考えさせられました。
何れにしても嫌な事は全て自分の所で止める位の気持ちで頑張っていこうと思います。


茨城の旧家に嫁いだ香苗は姑との関係が悪く、娘の真穂が姑から虐待を受ける事に我慢ならず離婚する。
香苗の実家の大久保の母に頼るものの母の時枝は真穂に良い感情を持っていない。
香苗、真穂、時枝の因縁と因果を辿る物語・・・

250pで読みやすいかと思いきや文字ギッシリです!

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2017年11月15日

Posted by ブクログ

嫁ぎ先の姑と実の母親ともうまくいっていない香苗
実の親との確執は違和感があるぐらい・・・

どうしても逃れられない怨念と復讐は恐ろしい
そして、それを金儲けにかえようと群がる人

怨念と復讐に翻弄される香苗の人生は切ないです。

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2017年09月20日

Posted by ブクログ

グイグイと読んでしまいました。

意地の悪いオババが自業自得の結末を迎えるけど
姿を変えてからなお、復讐しようとする。
それに巻き込まれた人の不幸。

意地悪することを生き甲斐にしている女って
哀しい。

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2011年02月21日

Posted by ブクログ

文庫を見つけたら、必ず買っている作者の一人です。
毎回引きつけられる設定で、面白く読めます。
子どもの頃から違和感のあった母子との関係。自分の娘への思い。
真実が分かっていくにつれ、変わっていく心情が切なくて、また迫るものがありました。
この作者の作品には、いつもどうしようもない悪人が出てきますね。根っからの悪としか思えないような。
ラストは、うーん。私的にはこ、うなるしかなかったのかな、と、ちょっと、ボリュームが欲しかった感じです。

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2010年05月30日

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