【感想・ネタバレ】誰?のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった。
ぐんぐん引き込まれてしまった。
最初は不幸な境遇から嘘をつくことで自分を守る術を身につけたのかと思っていたがそうじゃなかった。生まれついての悪女だったんだ。
でも、なぜか人って悪女に惹きつけられるところがあるのかな?
いつのまにか晴美の立場に立ってどうやってこの場を言い繕って誤魔化そうかと一緒になってハラハラしている自分がいたりして、せめて沢田を殺したりしなければ良かったのに。
悪女と言ってもやっぱりほんとの悪女になったらダメだったんだね。
小悪魔程度で済ませておけばルパンにおける峰不二子で済んだのにとか思っちゃいました。


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2023年04月29日

Posted by ブクログ

孤独から生まれる人間関係を描いた問題提起の作品と言えるかもしれない。また、難しい捉え方は置いておいて、単純に推理小説として読んでもいい感じ。とっても面白かった。

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2021年01月22日

Posted by ブクログ

優しい沢田さん騙して殺したところは不快だったけど、嘘をつき続けてお金を騙し取るお話は面白かった。最後は私たちまでもが騙されていたことに気づいて驚いた。

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2022年05月24日

Posted by ブクログ

人の弱味に隙入りウソを重ねて注目を集め詐欺をする。ウソがバレたら拠点を変える日々の晴美。
小さい頃から嘘をついて周りに迷惑をかけていたとあるので筋金入りなのだろう。晴美のウソに騙されていた人は気づいていたけど気づいた時には晴美をほかってはおけない気持ちになっていた。


騙された人の心理状態と晴美の騙す一生懸命さ、側から見たら騙されてるから関わらない方がいいと思うが相互に必要な関係性になっている。相手をもっと知りたい欲求というのは誰にでもあるんだなぁ。

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2022年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙のイラストと、「この女、息をするように嘘をつく」という帯に惹かれて購入。
表紙のイラストは20代後半ぐらいの女性に見えましたが、この作品に出てくる悪女はアラフォー女性でした。

続きが気になり、455ページ一気に読み終えました。後半になるにつれて、どうなるのか?と行く末が気になりページをめくる手が止まらずに夜更かし。とてもハラハラして楽しめました。


まさか、ここまで嘘だとは…とびっくりした所も。

今まで生きてきた中で、あからさまに嘘とわかる「嘘つき」の人はいましたが、こんなに巧みに嘘をつく人と関わったことが無かったので面白かった。
(自分が気づいてないだけかもしれませんが)

何が本当で何が嘘なのか、晴美自身も分からなくなってきていそうな危うい描写もあり。

明野先生の他の作品も読んでみたくなりました。

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2021年08月14日

Posted by ブクログ

この女、息をするように嘘をつくというコピーに惹かれて購入。そんな嘘に騙されるわけないだろと思いながらも人間の疑心暗鬼が描かれていて面白い。
最後まで誰?だったし、後半の怒涛の展開はどうなるんだろうとページを捲る手が止まらなかった。
飽きずテンポよく読める良い作品。

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2021年07月05日

Posted by ブクログ

38歳、独身の晴美は、71歳の男性、年下の男性、母親のような中年女性と名前や住居、キャラクターを使い分けて親しくしている。
なぜ彼女はこんなことを続けるのか、本当の彼女はどんな人なのか・・。

面白かった。
安易な結論にしないところが良かった。

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

武藤晴美、工藤留美、吉井順子、3つの名前を使い分けながら、息をするように嘘を吐く女性が主人公。

男を手玉に取りお金をむしり取る後妻業をイメージしていたがターゲットは70代の沢田隆、50代の小林瑞枝、30代の友野直也と年代、性別はバラバラ。
搾取するものも金品のみならず家事一般、性的なものと様々でその視点が新鮮だった。

淀みなく発せられる嘘には一種才能的な物すら感じるも、場当たり的でツメの甘い嘘は読者であるこちら側が不安にさせられる。

主人公が追い詰められて行く過程に緊張しエピローグで明かされた真実に愕然とする。

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2023年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三人の共通点は孤独。
そこにスッと入ってくる一人の女性、晴美。

最初は孤独じゃなくなったこと、誰かと食事をし、会話をする、約束をして会う、彼女との日々を大切に、日々を過ごし楽しかったのだが…。

そんななかで、少しずつ彼女の言っていることに齟齬が。そんなはずはないと思いながらも、疑ってしまう気持ちが止められない。それでも孤独よりは…と思う者、真実、本当が知りたいと動きだす者。


晴美の淀みなく出てくる嘘、もう逃げられないんじゃないかと思っても、次から次へと嘘をつく晴美。

彼女が最終的にどう三人と向き合うのか逃げるのか、どうなるのか気になって一気読み。

彼女が瑞枝に語った「本当の話」が最後の方で語られて、彼女がどういう人間だったのかを知る。

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2022年10月28日

Posted by ブクログ

孤独な人の心にスッと入り込むのが晴美だ。
妻を失くして独り暮らしの年配男性や子育ても終わり子供は独り立ちして寂しさを抱えた主婦など…
晴美にかかれば朝飯前だ。
自分も孤独で、病気持ちのか弱い女性。
恐ろしい…
現代社会に潜む、孤独な人たちには多い。
そこに漬け込む人たちも多い。
そんな怖さが詰め込まれている。

2022.2.13

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2022年02月13日

Posted by ブクログ


終わりが見えないドキドキ感。

途中、嘘ついて騙してまた嘘ついて…の流れに
飽きちゃったけど、最後まで誰?って感じでした。

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2021年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この女、息をするように嘘をつく
悪女系探してて見つけた本。
難病を抱えて天涯孤独な晴海
難病を抱えて貧しく慎ましい生活を送くる留美
ライターとしてカリスマ達と交流のある晴海
人によってキャラを変える。

悪女としての魅力はそれほど感じなかったな。

生い立ちによる人格かと思っていたのに、最後それも作り話だったか!ってなり、騙されてたと思うと少し悔しくなった笑笑

女性の作家さんなのでセリフが気持ち悪くなく読める。

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2021年01月10日

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