田村由美のレビュー一覧
-
購入済み
舞台は周防へ
北海道・東北での冒険の舞台が終わり、赤の王が築いた都市、周防へと舞台が移ります。
あくまで更紗を甘やかさない、心の読めないアゲハが更紗を離れたことと、更紗を利用しようとしながら、知らず知らずの間に気持ちを更紗に奪われていく蒼の王の思惑が伏線的に描かれていて、今後が気になるところです。
周防での新しい出会い、赤の王の周防奪還の意図、更紗たち、と運命の連鎖が舞台を変えて起こりつつあります。朱里と更紗の運命の再会がにおわされ、続きが楽しみです。 -
購入済み
とうとう
様々な出会いと経験が朱理と更紗を変えてゆき、また、人々が変わっていく様子が素敵でした。
時代によっては、寿命が短く、また会えるというわけではない、というセリフが印象的でした。
そして、とうとう、更紗がタタラではないことのカミングアウト!大転換の予感です。 -
購入済み
二人旅
一国の王が、自ら坊主になって旅をする、という発想に驚きました。朱理と更紗の護衛つき二人旅。
蒼の王の余興の人間狩りの奴隷として捕まって、どうやってサバイバルするのか、次の巻が楽しみです。
-
購入済み
息をつかせぬ展開
更紗が魅了した海賊、偽物の朱雀の刀で一族を支配する臆病な者達、四道と朱理、異国の艦隊と朱理の都市を奪おうとする朱理の兄 ー 息をつかせぬ展開です。
-
購入済み
最初からドラマチック
運命と人間の思いが交差していくドラマチックな始まりに、飲み込まれてしまいました。
27巻もある大作で、登場人物がどんな風に関わり、変わっていくのか楽しみです。
最初は、絵のタッチが、一世代前のもののように感じたので、興味を惹かれなかったですが、無料サービスの時に3巻まで読んで、結構面白かったのと、あと20%オフのサービスで全巻購入し、一気に読みました。壮大なファンタジードラマで、読みごたえがあり、買ってよかったです。
1回目は話を追うのが優先で、登場人物が多くて、結構こんがらがってしまった時もありましたが、じっくり読み直せば、もっと楽しめるのかと思います。
-
購入済み
バスジャック編完結です
犯人わかってすっきり!と思ったら、ちょっと後味が悪いかも。その次の手紙のお話も。
この作者の特徴なのかもしれません。
巻き込まれまくる整くんの広島編、次巻も楽しみです! -
購入済み
まあまあです
田村 由美先生のファンで、ホラーも好きなので買ってみました。いろいろな作家さんの短編で「大人のための…」こわいはなしに期待していたのですが、それほど怖くもなく。短くまとめられているので読みやすいと思いますが、ホラー好きにはもの足りないかも?
-
ネタバレ 購入済み
今更ながら
タイトルだけは知っていた作品です。画は苦手なタッチだったのですが、慣れました。そして、揚羽ロスです。登場人物が多くて、しかし魅力溢れているので、感情移入してしまいます。長編なので、感情移入が過ぎて、ヘトヘトになる程引き込まれました。
-
ネタバレ 購入済み
だんだん繋がってくる
一巻より仕込まれていた伏線がどんどん回収され(一方で新たな伏線も次々に敷かれ……)、整サイドとガロサイドそれぞれの物語が展開します。整の飄々とした(あるいは単に抜けている)キャラクターと犬堂一味の対比がおもしろい。
-
ネタバレ 購入済み
曖昧な善悪
本巻では犯人の善悪がはっきりしない結末も用意されており、読者の捉え方で大きく読後感が違うものだと思われます。手段こそ非道でもそれが人を救うこともある……といった白黒つけられない結末は、この作品が単なる勧善懲悪ものではないということを示しています。まあそもそも整自身はじめから悪を成敗するなんてタイプの主人公ではないのですが……。
-
購入済み
説教くささをどう受け止めるか
この巻に限ったことではありませんが、主人公の言動が説教くさいとか蘊蓄の垂れ流しでうるさいとか感じる方もいるかもしれません。しかしそう言ったポイントも読み進めるとクセになってまいります。また、その蘊蓄に展開のヒントが隠されていることも……?といろいろな角度から楽しめる作品です。
-
ネタバレ 購入済み
サスペンス集強めの巻
前巻に比べサスペンス集が強めで、作中でも言及されていましたが八墓村や犬神家のような雰囲気も。次々と起こる事件に怖いながらもページを繰る手が止まりません。
-
ネタバレ 購入済み
トリックとキャラクターの魅力
推理ものというべきかサスペンスものというべきか、謎を求めてつい一気に読み進めてしまいます。魅力的なキャラクターにも惹かれます。前巻に引き続き1~2話完結かと思いきや今後に繋がる重要な人物や事件が登場し、いっそう後の展開が楽しみに。