岡崎隼人のレビュー一覧
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購入済み
怖すぎて後悔するまである
個人的に『残穢』以来の、「読むんじゃなかった……怖すぎ。でもめっちゃ面白い」な作品でした。
書店通いを趣味としている方に、特にクリティカルヒットな怖さです。
そもそも書店って店内で大騒ぎするお客さんも少ないですし、皆さん黙々と本を選びがちですし、明るい雰囲気に反して静寂を是とする神秘性もありますよね。
そして本棚のおかげで死角も多い。棚の向こう側に何がいるのか、店員さんにだって分からない。
……適役じゃん、怪談の舞台に。
むしろなんで今まで、誰も選ばなかったの。
一度気付いてしまうと、馴染みの本屋さんに行ってもソワソワしそうな自分がいます。
悔しい反面、この現実への侵食感も楽しくて。
怖すぎて読んだことを後悔したのは事実ですが、こんなにも尾を引く怖さを生み出して下さった作者様に感謝です。 -
Posted by ブクログ
赤ちゃんの頃に捨てられ、殺し屋になるべく和尚のもとで育てあげられた雨乞。
修業を積み心を殺す事に成功し殺し屋として生きていく。
そんな雨乞が椿依代という作家が書く小説に出会ってしまった。
小説に出会い、椿依代と出会い、殺していた心を徐々に取り戻していく。
雨乞の純真さに魅力を感じ、最後の方はじんわりくる。
いや~面白かった。
しかも、読んだ小説は痕跡を残さない為に燃やしてしまうから手元に残らない。
そのために、なんと!!76冊も買い、全文を覚えてしまう程に。同じ本を76回も繰り返した事ないな。すごい。
そして、自分でも書き始めるのだが、上手く書けない、、でも、私は雨乞の書く小説好きでした笑。ショートショートの中に紛れてそう笑
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Posted by ブクログ
ネタバレショート・ショートなので、一編が8ページくらい。その短い中で背景をぼかしつつも確信に迫る書き方してたりするものもあり、うまく咀嚼できないまま終わったものもあり、でも面白い短編集だった。
始まりが不穏なので、大体不穏な話が多い中、最初から最後までハッピーに終わる「切れたミサンガ」が好き。
人でも殺したんかと思いつつ、同じ格好ときたのでSFかと思ったら 笑
安定のホラーの「こわくてキモくてかわいい、それ」も好き。
それが不気味だけど、主人公が見下されてることに気付きながらも知らないふりして難を逃れてて、性格悪い私はざまみろと思ってしまった。
「久闊を叙す」も良い。
こんな形で、我が友李徴子を読むとは。新鮮な感覚だった。 -
Posted by ブクログ
書店にまつわる実話怪談を集めたものかな〜と
読み始めはそう思っていたけれど、
次第にある1つの怪談を主人公の著者が
深掘りしていくにつれて
あれ?なんか不穏な空気に……((((;゚Д゚)))))))
思っていた内容を良い意味で裏切られて
久しぶり怖かったと感じた作品でした。
子どものようなもの、エプロンの紐を外す何か
「じかんだよ」と話す声…
全国から集められた怪談話に少しずつ
ある共通点が浮かび、その原因を
突き止めようとするにつれて
現実の生活や周りの人にもある変化が。
侵食していく恐怖に正直言って
夜中のトイレ怖くなりました(大人やのに)
あと明るい本屋さんでも実は
安全圏ではないのではということを
考えさせられて
本の中に出てきた本屋がないことを願い、
それでも本屋に足を運ぶんだろうなと思う。