岡崎隼人のレビュー一覧

  • 書店怪談

    購入済み

    怖すぎて後悔するまである

    個人的に『残穢』以来の、「読むんじゃなかった……怖すぎ。でもめっちゃ面白い」な作品でした。
    書店通いを趣味としている方に、特にクリティカルヒットな怖さです。

    そもそも書店って店内で大騒ぎするお客さんも少ないですし、皆さん黙々と本を選びがちですし、明るい雰囲気に反して静寂を是とする神秘性もありますよね。
    そして本棚のおかげで死角も多い。棚の向こう側に何がいるのか、店員さんにだって分からない。

    ……適役じゃん、怪談の舞台に。
    むしろなんで今まで、誰も選ばなかったの。

    一度気付いてしまうと、馴染みの本屋さんに行ってもソワソワしそうな自分がいます。
    悔しい反面、この現実への侵食感も楽しくて。

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2025年11月16日
  • 書店怪談

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    モキュメンタリーホラー小説だとは思うけど、ホンモノじゃないですか?これ??
    やばすぎると思いました。
    本屋さんで多発する怪異のはなし。
    全国から集めた怪異がつながっていく感じはほんまに怖かった。
    トラックに乗ってあちこちの本屋さんに運ばれていく怪異。
    ひいくんは殺された男の子で足の指のとこの怒鳴り声はひいくんが檻の中にいれられていたからなんだなってわかったら悲しくて怖かった。
    ひいくんがみんなに助けてほしいかったんでしょう。
    隠れて本棚の後ろに隠れていたのかも。
    怖すぎて面白かった!
    最後の怪談提供のところでやっぱりホンモノじゃん!!ってなりました。
    かなり実話怪談好きにお薦めです!!
    ぜひ読

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    2025年10月28日
  • 書店怪談

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    この本、嫌だ、すごく怖い(泣)
    怪異の元となる人物のエピソードは、辛くてやり切れないそういう思いで胸がぎゅっとなったんだけど、全体的にはそれを上回る気味の悪さがずっと漂ってて。あと、生理的に無理って思える箇所もいくつもあって…キツかった(泣)
    なのに、読むのやめられないの、なんで。。
    一気読みしたいけど出来ない時期だったから、寝る前にお布団の中で少しずつ読んでたんだけど、毎回やっぱり怖くなって途中で「コレクターズパレード」を見返してほっこりしてから寝る…という感じでした。同時期に「コレクターズパレード」が届いてて、ほんとに助かったありがとう(笑)

    カバーをめくると出てくる仕掛け、読む前にめく

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    2025年10月19日
  • 書店怪談

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    書店を舞台にした怪談とそこに現れる奇妙な類似。真相に近づくにつれ、恐怖と混乱の度合いが増していきます。じっとりとした恐怖が特徴のモキュメンタリーホラー。読ませる面白さもあります。不可解さから来る怖さが好きな方はぜひ。これは良かったです。

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    2025年10月05日
  • 書店怪談

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    書店×ホラーが、どんな話になるのか気になり読みましたが、大当たりでした!
    先が見えない展開に読む手がとまらなかったです!
    どれも本当にありそうな怖い話ばかりで、おすすめです!

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    2025年09月28日
  • 書店怪談

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    これがフェイクだと信じたい
    でなければ、怖すぎる。

    怪談パートはもちろん怖い。
    さまざまな怪奇現象が、まるで自分の目の前で起きているように感じられる。
    あまりのリアルさに、何度も鳥肌が立ちました。

    そして、岡崎さんの視点がまた不気味で…。
    本当に大丈夫なの?と、読んでいて何度も思わされました。

    読み終えてもなお、消えない不穏な余韻。
    これは本当に「終わり」なのか? それとも、まだどこかで――

    読み終わったあと、書店に行くのが少し怖くなる。
    もしこの書店で、同じような怪奇現象が起きていたら…そう思わずにはいられません。

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    2025年08月10日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    読み始めは、つまらなく感じたけど
    中盤から、物語に引き込まれるよう読み進められました。
    悲しいお話ですが、なぜかスッキリした気持ちで
    読み終えました。

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    2025年06月07日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    赤ちゃんの頃に捨てられ、殺し屋になるべく和尚のもとで育てあげられた雨乞。
    修業を積み心を殺す事に成功し殺し屋として生きていく。
    そんな雨乞が椿依代という作家が書く小説に出会ってしまった。
    小説に出会い、椿依代と出会い、殺していた心を徐々に取り戻していく。
    雨乞の純真さに魅力を感じ、最後の方はじんわりくる。
    いや~面白かった。

    しかも、読んだ小説は痕跡を残さない為に燃やしてしまうから手元に残らない。
    そのために、なんと!!76冊も買い、全文を覚えてしまう程に。同じ本を76回も繰り返した事ないな。すごい。
    そして、自分でも書き始めるのだが、上手く書けない、、でも、私は雨乞の書く小説好きでした笑。

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    2024年08月23日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    ★5つじゃ足りないくらいに面白かった!
    親に捨てられ、最強の殺し屋になるべく
    心を殺すように育てられてきた男が
    やがて喜びや悲しみ、人の痛みなんかを
    知っていく過程がいじらしくて切なすぎた。
    感動を表す言葉がわからずに
    いい大人が足を踏み鳴らしてみせたり
    「胸が痛いのは幸せということなのか?」
    と自分の感情に戸惑ったり
    子供のような健気さに泣けてしまった。
    そして、そのきっかけが
    美少女との出会いとかではなく
    小説だったというのが
    この物語を深め、広げているように思った。

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    2024年07月04日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    タイトルが気になり飲み始めたものの、内容も面白かった。殺し屋の話だけど心情の揺れがうまく描写されてました。

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    2024年06月19日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    軽い感じの表紙をめくると蛍光イエローのページが。さらにめくると、今度は蛍光ピンク。
    目をやられた、と思いながら読み進めると予想を超えて面白かった。殺し屋の世界に引き込まれてあっという間に読んでしまった。読みやすくテンポも良かった。
    雨乞が書いた小説を読んでみたい。

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    2024年06月02日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

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    こんな殺し屋の小説を読んだことがない。
    この作家の小説を読んだことがなかったのでびっくりした。非常に面白かった。

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    2024年05月09日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

    Posted by ブクログ

    スピード感のあるバイオレンスアクションとストーリーのあたたかさのバランスがすごい。殺し屋と小説というふたつの題材どっちもしっかり描かれてる。
    たった一日の話とは思えないくらい濃密に感じたのはキャラの癖の強さと主人公・雨乞くんの心の成長が大きい気がする。滅茶苦茶おもしろかった。滅茶苦茶よかった。滅茶苦茶だいすきだ。
    読後感に優しい光をみた。

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    2024年03月20日
  • 書店怪談

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    書店員さんから書店に関する怪談話を集めて本に纏めようとするなかで、ある共通点に気づき調査をはじめるが…

    モキュメンタリー風のお話
    はじめはあんまり怖くないかも?と思って読み始めたけど、少しずつ怖くなって…
    次本屋さんに行ったら今まで気にしなかったあの場所を凝視してしまいそう…

    怪異の原因を探るためにいろんな考察をするところが興味深くて、怖いけど面白かった!!

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    2025年12月01日
  • 書店怪談

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    書店だけに絞って怪談を集めるという物語。

    単純に怪談の一つ一つも背筋が凍るような話だったが、次第に怪談に共通点を見つけ真実に近づくにつれ、ひたひたと得体の知れないものが近づいてきている感じがしてページを捲る手が止められなかった。

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    2025年11月02日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    書店モキュメンタリー
    怖かった...
    ひとりの自宅で読むのを断念しました。
    途中までは事実では?ってくらいリアルな
    書店でのホラーエピソード。
    怪奇加減がやりすぎて無くてリアル過ぎる。
    終盤、真相解明が随分駆け足だったのと
    しっかり事件について描かれていたせいでフィクション感が否めなかった。
    けどかなり好きな1冊。

    同じモキュメンタリーなら
    『火のないところに煙は』の方が
    読み進めていく事に実話では?と騙されていく。

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    2025年10月24日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺人を生業とする雨乞は、椿の小説に心酔していた。殺す相手が椿とわかると、組織に反し、命がけで椿を守る選択へ。

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    2025年10月15日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日