岡崎隼人のレビュー一覧

  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    いやいや、怖かったわ。
    怪談苦手だけど推したい作家さんなのでね、頑張って読みました。怖い怖い言いながら。怪談怖い。

    0
    2026年05月23日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    書店だけは、聖域だと思っていた。
    隅々まで明るくて、人がたくさんいて、
    怖さとは無縁の場所。

    でもこの本を読んだら、
    書店に行くのがちょっと怖くなってしまう。
     

    『書店怪談』岡崎隼人

    本にまつわる怪談って、世の中には数多く存在する。
    たとえば古書なら、前の持ち主や来歴が気になることもある。
    だから古書店と怪談というのは、
    とても親和性が高いと思うのだ。

    でも!!!
    新刊を扱う書店って、
    私の中ではどちらかというと「陽」の場所だった。

    書店を舞台にした怪談なんて、本当に怖いの?
    そう思っていたのだけれど……
    これがまた盲点だった。怪談の宝庫やないか!!!

    棚から本を抜いたあとの隙間を見たことはありますか?
    バックヤードで監視カメラを覗いたことはありますか?
    朝出勤したとき、無人の店内でBGMが流れていたことはありますか?

    ……あぁ、無数に出てくるじゃないか。

    ✧

    著者の岡崎隼人さんと講談社の編集者が協力し、
    書店を舞台にした怪談を全国の書店員たちから募集して、
    一冊の本を作り上げようとする。
    そんな構成のモキュメンタリーホラー。

    本書は、小野不由美さんの『残穢』を思わせるつくりで、
    実際に作中でもその名が登場する。

    不気味な怪談から、
    少し心あたたまるような怪談まで、
    そのバリエーションはかなり幅広い。
    けれど二人は、それらの怪談に
    ある共通点を見つけてしまう。

    ✧

    こういう、現実をじわじわ侵食してくるタイプのホラーは怖い。
    それも「書店」という、
    本好きにとっては聖域みたいな場所で起こるから、なおさらだ。

    書店だけなら、まだいい。
    でも、それがついてきてしまったら……。

    そして一番怖いのは、
    怪異そのものよりも、
    生身の人間が少しずつ狂っていくことなのだと思う。

    これを読んだら、書店員さんは
    閉店時に最後の一人になるのが
    ちょっと恐ろしくなるかもしれない。

    0
    2026年05月16日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    新作のアイデアとして、書店にまつわる怪談を集めて百物語みたいに纏めるのはどうかと提案した著者。
    その企画を面白いと感じた編集の菱川が、知り合いの書店員らに声をかけ、本屋にまつわる怪談を集め始めた。
    それなりの反響があり、企画に手応えを感じて喜ぶ二人であったが、怪談を集めていくとそれぞれの話に共通点があることに気がつき…

    モキュメンタリーホラー小説、で合ってますかね。
    本筋の怪談の着地点にはあまり私は納得できなかった(ここまで追いかけてきたのにちょっとこじつけに感じられた)けど、続きが気になってグイグイ読み進めさせられる面白い話だった。
    表紙の書店員さんによると思われる手書きコメントや、作中の怪談が味わい深い。

    0
    2026年05月11日
  • だから殺し屋は小説を書けない。

    Posted by ブクログ

    少年漫画とかアニメみたいなノリの小説で面白かった!スピード感もあって退屈しない感じで良かった。

    ヤクザとかそういう系統の小説を全く読んだことがなかったので新鮮さもあってまた読みたくなるような作品でした( ´ ▽ ` )ノ

    0
    2026年04月19日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    作家が全国の書店員から怪談を集め、モキュメンタリー調に書き直した「書店版百物語」を執筆するまでを描いたモキュメンタリーホラー。独立した怪異譚に一つの共通項が見つかっていく過程が不気味ながらも引き込まれた。

    0
    2026年04月12日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    怖くてゾッとしたけれど、悲しい事実も浮かび上がってきてひーくんにはなんとか成仏してあの世で幸せに暮らしてね、とせつに願った。
    霊とかそういう場所に対して、面白半分に騒ぎ立てるのは良くないことなんだなとあらためて思いました。

    0
    2026年04月07日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    フィクションなのか、実話なのか、読み違えるほどリアルなストーリー。
    「実際に働いている書店員さんたちに取材し執筆している」点が、この作品を小説かノンフィクションか惑わせる。
    他のモキュメンタリーのように特殊な環境下ではなく、誰しもが普段から使う書店だからこそ、ゾクゾクした恐怖が増す。

    書店員さんたちが話している話って本当のことよね?つまり、この本って本当にフィクションなの……?

    0
    2026年03月20日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

    0
    2026年03月14日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    つい後ろを振り返ってしまうレベルの不気味さ!

    書店の深淵を描いた設定が秀逸で、書店という日常空間が一転して異界みたいになる過程がゾクゾクした。
    講談社の担当編集者・菱川さんが狂気的になっていくところも読み応えがあった。その分、あそこが一体何が起きてるのか、もう少し詳しく見せて欲しかった。
    作者本人がほぼ影響を受けないのはちょっとご都合主義的に感じたけど、全体としてちゃんと怖くて面白かった。

    0
    2026年03月08日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

    0
    2026年03月04日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    オーディブル、淡々とした語りでよかったです!
    「近畿地方の…」のようなテイストがあり個人的に好みでした。

    0
    2026年03月02日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

    0
    2026年02月04日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    現実なのか…現実にあったことなのか…もやもやとする、モキュメンタリーだから感じる怖さ。

    学校とか病院、旅館などの廃墟はあるかもしれないと思っていたのだが、まさか書店で⁇となるとなんだか落ち着かない。
    それはわくわくが詰まった何時間でも居られる場所だからと思っているから、拒否しているのかもしれない。

    書店に共通する体験談だと気のせいで済まされなくなるから怖い。


    お清めの塩が置いてあると何かあったのだろう…

    自殺者…
    子ども…
    エプロンの紐が…

    数々の異変…
    妄想⁇ではない…

    何か…怖い。


    0
    2026年01月20日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気になっていた本。
    フェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー?)のホラーって惹かれますよね。
    え?これ本当にあったの?って真相は藪の中…な感じ。怖いのでフィクションということにしよう、と思いつつ、身の回りでなにか少しでも不可解なことが起きたらついついそのせいにしてしまう。

    寝る前部屋で読むのが怖かったので、朝活で明るいカフェで読みました(笑)

    一見バラバラな内容の書店での奇妙な体験が、一つのストーリーを通して見ると繋がって見えるところに怖さを感じた。

    ただ、そのストーリーがしんどすぎて、
    後半は怖いより、可哀想という気持ちのほうが強かった(そういうのよくないと聞いたので、やっぱり「悲しい」に留めておこう)。

    ケージに監禁されていた間、
    腐った食べ物を与えられていたのかなとか、
    少しでもはみ出してしまったら怒鳴られたのかなとか、
    飢えて作文用紙を噛みしめたのかなとか、
    優しくしてくれる「母親」を、探していたのかなとか。

    怪異の端々からいろんな考察ができる。

    フェイクだと思いたいけど、もしも少しでも実際に起きたことと絡んでいるなら、成仏を願いたい。

    あとどうでもいいいけど
    一番ひええええってなったのは
    ナメクジ!!!!!



    0
    2026年01月18日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

    0
    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文は必ず「だから捨ててと言ったのに」で始めなければならない、という括りがある。
    他のシリーズと同様に玉石混交。ただ他のシリーズよりも本書の方が面白い作者が多かった。ただ、飛び抜けて面白いというわけではなかった。
    以下が面白かった作者。
    須藤古都離
    黒澤いづみ
    岡崎隼人
    砥上裕將
    清志まれ
    舞城王太郎
    高田崇史
    背筋
    多崎 礼
    谷絹茉優
    夕木春央
    最果タヒ
    このうち清志まれはいきものがかりの水野良樹のペンネーム。谷絹茉優はChevonというバンドのヴォーカリスト。ミュージシャンが二人参加している。
    上記の中では砥上裕將と夕木春央が特に良かった。歳を取ると、こうした小さな感動話に思わずウルっとしてしまう。そして最果タヒの文章。詩人だからなのかもしれないけれど、とても心に響いてきた。

    0
    2026年01月09日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あの子」の救済ついて考える。

    子供に降りかかった悲劇を目撃するのは、やるせないものだ。
    本人に自覚は無いのだろうが、罪の無い人達に被害が広がっていく様にも暗澹とした気持ちを抱く。

    小説の終わりとしてあの形がベストなのだろうが、傍観者としては、彼らに救いがあって欲しいと感じた。

    救済方法を愚考してみる。

    やはり「神格化」ではなかろうか。

    本作の柱の一つに“神道信仰”があった。
    ここはあの子を「書店の守り神」として奉ることが、あの子を鎮めるに相応しい方法と思う。

    書店が聖域であるならば、書店を神社と見立るのも無理筋ではないのではないか?

    あの子を書店専門の座敷わらしのような存在として接することが、あの子を慰め、満たすことにもならないだろうか。

    そう考えると作中の恐怖が一転、畏怖になる。現金なものだが読者も慰められるというものであろう。

    全国の書店様にもご一考願いますよう。

    0
    2026年01月09日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    ドキュメンタリー形式で書かれたホラー小説。各地の書店員に本屋の中で起こった怖い出来事をアンケートで集めたもの。最初白々しい感じだったが、読み進めていくうちに一つの怪奇現象にまとまってのめり込めた。

    0
    2026年01月05日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    モキュメンタリーは現実との境界が曖昧であればあるほど良いと思う。そういった意味ですごく良かった!
    "幽霊は同時に複数の場所に存在できるのか"とても興味深い視点だ。

    1
    2025年12月03日
  • 書店怪談

    Posted by ブクログ

    書店員さんから書店に関する怪談話を集めて本に纏めようとするなかで、ある共通点に気づき調査をはじめるが…

    モキュメンタリー風のお話
    はじめはあんまり怖くないかも?と思って読み始めたけど、少しずつ怖くなって…
    次本屋さんに行ったら今まで気にしなかったあの場所を凝視してしまいそう…

    怪異の原因を探るためにいろんな考察をするところが興味深くて、怖いけど面白かった!!

    1
    2025年12月01日