あきのレビュー一覧
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表紙を担当するあきさんの絵に釣られてうっかり表紙買いから始まったものの、その内容の面白さたるや!
個人的に大好きな「妖精」というキーワードにも惹かれたが、その独自の妖精の捉え方に圧巻。一人の少女が母を失くして賢明に夢を掴もうとする中、偶然出会った美麗な戦士妖精。そして様々な経験、出会いから知らず知らず大きくなっていく少女自身。
いつしか戦士妖精と少女はお互いに惹かれあっていくが、そんなはずはないと思い込む二人に焦れて仕方が無い。
もう一言で、ただ面白い!!!
どの巻も読んでいて楽しめる上、続きが気になって堪らない。ファンタジーと少女漫画が一体となったような作品! -
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第3巻を読破。
今回のサブタイトルは「ロイヤルウエディング」だったので、とうとうセシルの秘密がバレた!? と思ってしまったのは内緒。
あと帯の「皇太子妃からお茶会のお誘いが!?」ってあって、皇太子妃の息子にひとめ惚れされるセシル嬢の姿が浮かんでしまいました(:^-^)
皇太子妃の息子さんには出会ったけれど、杞憂で終わってほっと安心しています。
笑
ああでもちょっと気になるキャラクターが登場しましたね。
なにかしら関わってくるだろうと思っていたら、ラストのダニエル兄様とジュリアンの会話で「!!?」となりました。
なるほど……そうくるか……。
これは続刊がますます楽しみですね。
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いつもは一晩で読み終えちゃうんだけど、今回はそんなにぐいぐい引っ張られず、一日一章で読み進めました。
が。
五章からはぐいぐい引っ張られて一気読み。うっかり睡眠不足。
特に最後の数ページはまさかの急展開すぎて、先が気になりすぎます。この作品でこんなに続きが気になるのは初めて。
今までのなかでいちばんミスリルの魅力全開。アンとの絆にほろりとする。エリルのこともちょっとわかってきた一冊。
秘密については予想通りすぎましたが、その後の展開が衝撃すぎてまだどきどきしてます。キャラの性格を考えたら全然意外じゃない展開なんだけど、お約束的にそれはしないのかと思ってた。 -
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遂に終焉!
ハッピーエンドで終わる、と信じていたが、いつもハラハラしながら二人の恋を見守っていたので、表紙の様な幸せが二人に訪れて本当に嬉しい♪
しかし、この最終巻での一番の立役者は、やはりソフィアだろう。
シャーリーがサインした廃嫡の書類にインクを倒し、よもや「風が吹いたのよ」と言い張ろうとは!!
貴婦人の見本のような彼女が、こんな事をしでかすなんて夢にも思わなかった!
あとは、やっぱりシャーリー?
クリスが唐突に口にした「とてもあなたのことが好き」という言葉に、らしくもなくうろたえたり。
クリスの花嫁姿を目にして、「うっ」と心臓を押さえて、数歩あとずさったり。
こんな可愛いシャーリー -
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第2巻を読破。
今回のゲストキャラは再起をかける女優マーガレット・ベル。
舞台が好きで、演じることが大好きだった彼女だけれど、貴族の娘であるがゆえに実力を認めてもらえなかった彼女。
ブロマイドが売れても、月日がすぎれば色あせていくことに恐怖を覚えた彼女は、1年間舞台に立つこともできなくて。
そんな彼女がひさしぶりに主演を務める舞台『楽園』の衣装を手がけることになったクリス。
最初はパメラが相手役に……とスカウトされたんですけれど、彼女ははっきりきっぱり断って。
様々な人間模様の中に闇のドレスが関わってきて事態は思わぬ方向へ――
というのが主な流れですかねー。
まだまだ興味を持っ -
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第2巻を読破。
冒頭からいきなり敬愛すべきダニエル兄さんのインタビュー記事に噴いた。
しかも妹バカ炸裂w
この人はほんとにww
いい人だなあ、ダニエル兄さん。
そんな兄貴にセシルは容赦なく出し抜いていくんですけれど(^-^;)
今回も短編連作、けれど実は1本筋が通っている、そんなストーリー構成で。
ロンドンでは怪盗ブラックバードが紙面をにぎわせていて。
セシルは自分が働いているアクロイド紙に個人広告を出している人物があやしいとにらむわけです。
そんな彼女――身分と性別を偽っている男装少女の相棒であるジュリアンは、セシルの正体はすでに知っていて。
知っていて黙って常に一緒に行 -
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第1巻を読破。
なんだかひさしぶりに最初から読みたくなったので。
「恋を叶えるドレス」と有名な「薔薇色〈ローズカラーズ〉」。
いつも地味な服装の小柄な縫い子クリスと、明るく美人な売り子パメラ。
性格も容姿も正反対な二人だけれど二人三脚で「薔薇色」を盛り立てていて。
そこに妹のドレスを注文しにハクニール公爵家のシャーロックがきて。
ここから物語は始まって。
っていうか7年前の作品なんだ……これ。
意外と長くつづいたシリーズだったんだなあ。
それもそうか。
20巻以上出ていますものね。
シリーズ後半だとお互いを想い合って恋人らしい二人も、第1巻では他人行儀で、なんだか新鮮(* -
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第1巻を読破。
確かこの作品の短編が雑誌cobaltに掲載されていたと思う。
毎号買ってはいるのだけれど、なかなか内容を読むまではいっていなくて。
――のでちょっと雑誌をひっくり返して確かめてきました。
そうしたら偶然「ロスト・グレイの静かな夜明け」の野村行央さんの名前も発見してしまいました。
短編新人賞にも投稿していたのか……。
おっと脱線しました。
ちなみに雑誌に掲載されていたのは第1話の「お嬢さまは血痕がお好き?」でした。
子爵令嬢であるセシルが、男装して働いている新聞社に不思議な青年がやってきて。
っていうか、冒頭で思いきり正体バレてますがww
妹想いの――というか -
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妖精商人ギルド代表、レジナルド・ストーとの交渉も進み、ついに銀砂糖妖精となるための見習い妖精たちを受け入れることになったアン。
しかし、奴隷市場から連れてこられた十五人の妖精たちは、「銀砂糖妖精となれば羽をかえす」という言葉を決して信じようとはせず、使役されるままに無気力な作業を続けるばかり。
このままでは妖精の受け入れを渋る他の工房を納得させることはできない。
妖精たちに意欲を取り戻させるために、アンは苦肉の策に出るが…。
相変わらず、優しすぎるアン。
それでも、彼女の真っ直ぐな姿勢に誰もが心を動かされる。
今回は物語が大きく動きましたね。職人としても女の子としても、大きな決断を迫られるこ -
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ネタバレついに読み終わってしまった。
と思う反面、もう睡眠不足の日々を送らなくていいんだとほっとしたりする。
単身で渡米したとき、はじめてクリスのことを好きだなあと思えました。
が、その後のクライマックスのためであるとは理解できても、我を通してシャーロックに大切なものを捨てさせてたクリスのことはやっぱり最後の最後まで好きになれなかった。
本当に傲慢なのはシャーロックではなくて、アルフレイドでもなくて、いつもいつもクリスだったと思う。
クライマックスのソフィア母の機転と、上級使用人達の道理をわきまえた素晴らしい言動は、英国人らしさをよく描写していてとても好き。
アディルが結婚相手の王子と出会うこと