あきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
重い、けれどハッピーエンド。
嫉妬や罪悪感、憎しみといった醜い感情を、ストレートに描きながらも美しく見せてくれるのは、この方ならではです。
人の願いを叶える力があったとしたら、それは正しく、人を幸せにするために使えるのか…というのがこの作品のテーマであり、主人公・露華の問い続けること。
願いが叶うことは、ふつう幸せだと思うだろうけど、実はそうでもない。人の望みは尽きないし、すべての人の願いが一度に叶うわけでもない。
物足りないと少し思うのは、抽象的・概念的な描写がほとんどだからでしょうか。だからこそ普遍性があり、おとぎ話のような味わいになっているのだけれど、読者としてはもう少し具体的な -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ7巻で完結巻。
前巻でレイとの話にも区切りが付き最終巻ではエデルとアラン2人がメインの話になっています。まさに最後に相応しい。最後とはいえ、やはり靴箱館ですので靴は登場しました。鉄の靴とラストのブライダルシューズでしょうか。鉄の靴はエデルがディセント家に相応しいかを見極めるために遣わされたステイシア城に眠っていた靴。この靴の秘められた魔力がコーディナル家のマリーとレオンに深く関わってくるというもの。魔術師の靴である鉄の靴を見つけ出し城で起きている事件の解決がエデルに与えられた最後の試練。そして一方のアランはディセント家の引き継ぎをするために父親アルヴァよりシンデレラ王妃の息子でありディ -
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Posted by ブクログ
好きな場面。
「ーー俺の羽を抱いているんだ。しっかりしろ、かかし。
アンは使役者というよりは、お荷物だ。シャルの羽を抱き込んで離さないから、けして粗略に扱えない。側を離れられない。
シャルにしてみれば、鍵をなくして開けることができない、生きた宝箱を連れ歩いているようなものだ。」
「一生、笑われることはない。人間は、俺たちと違う。人間は、常に変わっていく……。おまえは、あと三年も経てば、驚くほど綺麗になってるはずだ。この髪のも、色の薄い、綺麗な金髪に変わる。そのころには、誰もおまえをかかし呼ばわりしないはずだ。砂糖菓子を作る腕前も、変わっているはずだ。ヒューが言ったことは真実だが、気にする必 -
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続きがわからない。。
ただただ、シャルがかっこいい!
シャルが素敵すぎる!
はやく、続くが読みたい!
ただ。。。続巻が分からず迷子に
なりました。
作品は面白いのに、続きが分かりづらいのは、問題です。
実際、2巻飛ばしました!
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