藤本ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひとみWorldなどに収録されていた短編のリライトたち。
大好きな古い短編たちに新しい情報を
組み込ませているので、今後の騎士団の動きの
ある程度の予想がつく部分もあってドキドキ。
どのお話もモチーフや設定がすごく素敵なので
再発・リライトシリーズでは1つ1つを単独の1巻として
話を膨らませてくれないかなぁ…と淡い期待を
抱いていたので少し残念だけど、
どのお話もやっぱり大好きだなぁ♡
冷泉寺さんの恋は切なすぎて苦しい。
マリナシリーズの薫とキャラもかぶって
薫の苦しい恋も相まってますます苦しい;;
みんなが幸せになることができないから
恋はほんとに苦しい。
ご都合主義突然展開でもいい -
Posted by ブクログ
タイトルも新しくなって、旧作からの変更点が
いろいろとあるけれど、鈴影さんの心情や
鈴影さんと宏の関係性もより細やかに書かれて
孤高の人じゃない鈴影さんは、少しイメージは
変わってしまったけれど、今まではあまりに寂しげで
切なかったので、友情や仲間との信頼に
包まれている鈴影さんが見れてうれしい。
アポロン神殿の黄金のダガーが引き抜かれ、
挑戦の騎士の誕生とともに魔が動き出し、
容赦なく総帥に襲い掛かる。
300年以上前の魔女テオドラと
サラマンドラの聖冠、収まるところを
求めて魔を呼ぶ黄金のダガー、孤立する古城。
大きな悲しみと絶望の中で見つけた
仲間の想いに変わっていく鈴影さんの
組 -
Posted by ブクログ
やっぱり大好きすぎる。
ルークがかっこよすぎる。
前回、読んだときは、ロベスピエールだダントンだ、の流れが長くて、ちょっと斜め読みしてしまったけれど、「聖戦ヴァンデ」を読んだ後に読むと、すんなり。
ルークが一人孤軍奮闘しすぎていて、読んでいて一緒につかれてしまうけど、たぶんもう10回は読んだけど、やっぱり面白い。
そして、フェルゼンがばかすぎる。あの人、大っ嫌い。
あと、ルイ16世はもうちょっと小さい国の王様だったらよかったのにね・・・と常々思うし、ヴァレンヌに逃げさえしなければ・・・ともいつも思うけど、今回改めて、この本を読んで、「自分は神から選ばれて国王になったのに、その神の代理人である法 -
Posted by ブクログ
ネタバレ月光のピアスと惹かれあう聖宝「オンディーヌの聖衣」。
今回から2つの視点をあえて分けてない分
途切れた感覚なく自然に混ざりつつ、今回も章は
かなり細かく区切ってくれているので一息もつけやすかった。
銀薔薇の資金の潤沢さは、漠然とものすごいんだろうと
思ってたけど、EU圏にあるすべての国家予算を全部足しても
騎士団の年間収入の足元にも及ばないとは!
やっぱり藤本さんの作品はこれぐらいあり得ないレベルの
突き抜け感があるとうれしい![笑]
複合企業体恐るべし!
永遠の命と引き換えに孤独を手に入れる"孤独の聖衣"。
不老不死は永遠の憧れだったり、老いていくことは
1つ1つゆ -
Posted by ブクログ
ネタバレもともとのKZシリーズは読んでなかったので
青い鳥文庫で初読み。
優秀な進学塾に通っている4人の男の子と主人公の
彩ちゃんの身近で起きた事件を解決していくお話。
偶然にも主人公の女の子と同じ名前なので
そこもなんだか親近感。でも、私は一切勉強をしなかったし、
性格的にもかなり正反対に近いけど[´ー`;]
いくら秀才な子供たちといっても、小学6年生で
そんな人脈や地質や塗料の分析なんて!
と、まさかの展開にびっくりしたりもするけど、
自分が対象年齢の子供だと考えると、大人たちが
まったく知らないセレブな生活をテレビで見て
わ~すごい~!とココロがキラキラするように
子供たちにとって知らない未 -
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で、下巻です。
うん、こっちのほうが色々と良かった!
まぁ、児童書なこともあってほとんど予想通り。
ゲスト人物の特徴描写でピンときていた部分がまんま…;
何気に上巻での駒形先生の挿絵もそれっぽく充分見えるし!
それにしても、先生がいいにしても、短期間で大学生でも難しい
フランス語を日常会話とはいえほぼ聞き取れるようになる
彩ちゃん凄すぎでないの?
この頭あればあ、そうか、畑違いの数学か。
しかしながら、今回は男性陣ほとんどに見せ場がありましたが、
メインヒーロー?若武君が今回地味目だったので
本人も悔しがってることでしょう(笑)。
続刊でのリベンジあるか?と思ったら、
2013年5月時点で -
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ネタバレさほどの違和感もなく(少々古臭いというのは、最初が20年前だから致し方あるまい)、今の銀薔薇そのものには入り込める。鈴影さんもかっこいいと思うし、宏も、アキも、貴緒さんも。
まあ、三点リーダーでなくて「・・・」なのが正直気になって気になってたまらないが、些細なことだ。
イラストに比べたら。
だから、これは鈴影さんじゃないし、アキでもない。同じにできるとは思わないけど、あまりにも以前のイメージとは違いすぎてイラストがあることに萎える。いや、あのイラストが既に古臭いのだろうということはわかるけど、だったら、中のモノクロはなくてもいいよとさえ思う。
絵師さんに罪はないが、このイラストは私は受け付け -
Posted by ブクログ
ネタバレ心配しているほどの変更点もなく、昔の銀バラと
うまく融合してきた感じがした「星影のブレス」。
話の面白さや読みやすさはそのままに、
鈴影さんの視点と感情であえて読みたかったという場面で
ちゃんと鈴影さんの章が組み込まれているので
分かっていてもやっぱりうれしい[*Ü*]
その想いが切なさ満開なのは苦しいところだけど、
鈴影さんだからこそ、誰もが羨むほどの熱量で
想っていてほしいなぁと思うので、鈴影さんの
総帥としてではない、一人の恋する人としての角度から
感情を見せてもらえるのはすごくうれしい♡
そんなすべてがパーフェクトで、もはや
欠点がパーフェクトな[笑]鈴影さんがいてもなお
ココロ -
Posted by ブクログ
ネタバレとうとう始まった、新しい銀バラ。
鈴影さんの序章編で厚みと過去の重みが出た上に
以前は夢美ちゃん視点だけで書かれていた物語が、今回は
夢美ちゃんと鈴影さんの2つの視点を通しての進行なので
今まではっきりとは示されなかった鈴影さんの
細かな心情や銀バラ内部の動きも分かるので
矛盾なく、ストーリーに深みが。
昔の銀バラの骨組みはそのままで、ここまで話に変更点を
加えたのに話としては変えずにいてくれるなんて
ほんとにどれだけの苦労があっただろうと感動。
昔はなかった携帯電話が当然現代での銀バラでは登場したり、
それに伴っていろいろと変更されているのに崩壊せず
話により深みが出ておもしろい!
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Posted by ブクログ
2013年の大河ドラマの作。幕末に活躍した女性、山本八重を描く。
近代軍備の重要性を説く兄の教えに倣い、砲や銃について訓練を受ける八重は、もともと男勝りであった性格と腕力をもって、会津藩のなかにあってその道の一人者となる。兄を含め、多くの武士が京へ取締りのために駆り出されてしまった背景も重なっている。
いつまでたっても従来通りの刀や槍に固執し、銃の力を受け入れなかった藩は、結局は幕府に振り回される形で、最終的には城に攻め込まれて降伏の道を選ぶ。そのとき、最新式の砲によって敗戦したことは大きな皮肉である。
男が支配する世にあって、既存の枠にとらわれず力強く生きている姿に感動。次に続く「維新銃姫伝 -
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幼少期、いつもビクビクして信用も期待もできずに生きていたことが、「グリーディ」や「マリリン」、「マリーディ」という人格を生み、それとのバランスを保つことが彼女の人生だった。多重人格がどう生まれたかという切り口で「マリリン・モンロー」を語った作品。
一方で、セックスシンボル「マリリンモンロー」のサクセスストーリーではなく、ウーマン・リブが起こる前の50年代アメリカで、「家で夫を待つ妻」ではなく自分の実力で地位や名誉や自尊心を築く方を選んだ一人の強い女性ノーマ・ジーンの生き方を読んだ、という方がしっくりくる。マリリンモンローが本当はどうだったのか?ではなく、フィクションとして一人の女性の人生を楽し -
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藤本ひとみの本読んだのって何年ぶりだろうか。。。中学生のときにすっごくはまってみんなで読んでたな(笑)
そんなときの気持ちがよみがえったこの本。
たまたま、こんな本があることを検索して知って、購入して読んでみたら、
すっかりはまった。
読みやすいし、若いころ、コバルト文庫で藤本ひとみの本読んでた人は、
楽しく読めるのでは。
33歳になった美馬くんがでてきて、きゃーっと思った私。
主人公がどーやって、社交クラブに入り込んだ意に沿わない相手を、
追い詰めていくか、どきどきしながら、爽快に読めます。
続きも買ったので、読むのが楽しみ。
これからどーなっていくのか、なんか序章になりそうな終わり方だった -
Posted by ブクログ
ものすごく懐かしい!
このシリーズは、元々コバルト文庫からいのまたむつみ先生
挿絵で出ていたもので
(「KZ少年少女ゼミナール」で検索でコバルトのは引っかかります)
当時こちらを読んでいました。
凄く好きだったのに、3作目の後が出ないままに絶版になっていた
のですが、まさか10年以上を経て再販されるとは!
挿絵の駒形先生もいのまた先生に同じく好きな絵師様でビックリ。
当時を懐かしく思いながらも、ところどころ21世紀仕様に
変わっていて、時代を感じたりも。
(「リセバック」や「ショートパンツ」など最近聞かない単語が変わってたり、「プリキュア」が出てきたり(笑)
あと、主人公が理想の男の子像 -
Posted by ブクログ
フランス革命期に生きたサドには誤解があるようだ~サド家は麻と布の商人で豊かになり,13世紀に伯爵位を授けられ祖父の代にアヴィニョンで侯爵となったが,爵位継承の費用が嵩み,1763年10月妊娠している淫売を相手に金貨2枚で肛門性交を望み聖体を汚したが,むちを使えなかったため金貨1枚に値切って告発されたが,新婚間もない義母の根回しにより15日の拘留で済んだ。1768年4月復活祭の日,パリ郊外のアルクイユで鞭打ちでなければ刺激を感じないサドは鞭を打つたびに軟膏を塗ってやるが,逃げ出して訴え,2400リーブルで示談となった。1772年6月年貢の手形を換金しよとマルセイユに出たサドと下男は,女三人を呼ん