藤本ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
15世紀フランスの神の使いを名乗って散っていった有名なジャンヌ・ダルクのお話。
ジャンヌ・ダルクの一生や足跡を追うと言う形ではなく、彼女と同じ名前の娼婦ジャンヌを主人公にして、権謀術数が渦巻く宮廷や、信仰心の厚いジャンヌ・ダルクや、フランス王太子・シャルルの即位に関わる人々の活躍などが描かれている。
まず、主人公がずばりジャンヌ・ダルク、じゃないところが良かった。しかも、神の世界からは汚れた罪人として扱われている娼婦っていう設定が、物語をただの正義の為の戦いの聖戦的な色あいから遠ざけ、物語に幅と深みが加わって読み応えのある作品に仕上がっていると感じた。
彼女の作品を読むたびに、細かい部分までし -
購入済み
面白かった。
ミラディーと枢機卿の真剣さに比べて
他の登場人物が皆、思い付きで行動しているように見える。
それでもストーリーはほぼ原作通りに進んで
不思議な感じ。
ミラディーと枢機卿が気の毒に思えてくる。
とはいえ、この先はシリアスな展開が待っているはずで
どうなるのだろうと次の巻が楽しみです。
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Posted by ブクログ
やっぱり藤本ひとみの歴史ものは面白い。フランス革命ものっていうのはそれこそ星の数ほどあるかと思うんだけれど、なるほどこういう切り取り方もありか。王妃マリーアントワネットの幼なじみでオーストリアの士官である青年の視点で書いてある、ということはこれって政治的にはオーストリアの視点で描いてあるわけだ。西洋史を見るときによく混乱するのが王室の関係なんだけれど、そこのところがすっきりと説明されていてたいへんわかりやすい。けっきょくのところヨーロッパの各王家ってのは婚姻によってかくも密接に結びついているものなのだなあ、と改めて感心。アントワネットがあんまり身勝手な行動ばかりとると、その出自である国まで危う
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Posted by ブクログ
178ページ、4行目の「ビエン」は「ブルーノ」のまちがいだろう。ビエンの骸を収めた棺をあらために来たのに、死人が「息を吞んで」ものを言ったりしたらミステリでなくホラーだ。おそらく作者のミスだろうが、編集や校閲は何をしているのか。大事なシリーズ完結作であるのに、可惜という思いが湧いた。
作品自体は、イエスの死体を蔽った布にその顔が写し取られたと言い伝えられる、カトリックの聖遺物「聖骸布」の存在をめぐるハラハラドキドキのストーリー。ミステリというよりは冒険活劇か。
エーコの『薔薇の名前』に寄せるオマージュなのか、大学受験を目前にした日本人高校生が、頭頂部を剃ってアルプスの麓にある周囲と隔絶した