藤本ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
KZDでは、小塚くん視点で物語が語られていくので、KZで見せる姿とは違う彼らを見ることができる。
KZでは年齢以上の知識や行動力、冷静さを見せる彼らも、このシリーズでは年頃の男子学生らしさが垣間見えるので、KZが好きな方にはぜひ手に取ってほしい。
特に印象に残ったのは、ラストで小塚くんが語る「意志さえあれば」のシーンだ。
このセリフは自分自身を好きになりきれていない小塚くんが言うからこそ、より印象的なセリフになったと思う。本作でも、自分の行動を悔いてばかりだった小塚くんが、最後には「なんとかなる。意志さえあれば」と前向きな発言をするのは、物語を通して彼の成長を感じられるものだった。 -
Posted by ブクログ
▼レギュラー・イケメン秀才が若武、黒木、上杉、小塚の4名で、なぜか紅一点で主役アーヤ。この5名の中学一年生が「カッズ探偵事務所」を名乗り勉強の合間に難事件を解決していくシリーズ。
▼今回は若武が一目惚れした女子が、アーヤの学校のクラスの同級生で、しかもアーヤをちくちくイジメる「クラスの権力者イヤなやつ女子」だった。武田さんだったか。
▼どーしたもんかとしているうちに、武田さん(とその家族が)が
・万引常習の心病む不良女子であり(本人)
・両親は離婚準備中で罵り合い
・さらにどうやら知人に家を貸して大麻と覚せい剤の製造所に使わせている(親が)
という疑惑が浮上してそれを証明し、警察沙汰にな