藤本ひとみのレビュー一覧

  • 幕末銃姫伝 京の風会津の花

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    今年の大河ドラマの元?
    面白くサクサク読めた。でも、八重より兄覚馬の方に関心が行ってしまう。
    時代との関わり方も、やっぱり男の覚馬の方が断然深いし、興味深い。
    覚馬主人公の話を読んでみたい。
    新撰組の斉藤一が出て来たけど、コレはイメージが違う。
    木内昇の「幕末の青嵐」の斉藤一が好きだ。

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    2013年02月04日
  • 聖戦ヴァンデ(下)

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    ネタバレ

    1793年2月、30万募兵令が全国に向けて発布され、ヴァンデ地方は、ついに武装蜂起した。貴族としての誇りに生きる21歳のアンリは、10万のヴァンデ軍の先頭に立つ。それを迎え討つは、革命を信じ、大量殺戮をも辞さぬ覚悟の公安委員会代理ジュリアン19歳、そしてアンリの敵として対峙せざるをえなくなった西部方面軍最高責任者ニコラ25歳。3人は激突を回避できるか。祖国に身を捧げる若き情熱を描く力作長編、完結。
    「BOOK」データベース より

    報われなさ過ぎる.
    夜中に読み終わって、そのまま寝るのがつらいほど.
    正義のための武力なんてものがあるのだろうか.

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    2013年01月18日
  • シャネル

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    もう二度と誇り高く笑えない。どこか卑屈な笑い方をするだろう。それを隠そうとして力を込めて笑うに違いない。
    代償を払った愛は、元の愛ではない。傷がつき、影を含んでいる。



    夜の中をくぐって、クルマはカンヌに向かった。



    だが裏切りがなんだろう。永遠に失ってしまうことに比べたら、どんな形でも生きていてくれる方がずっとましだった。なぜ、そう思えなかったのだろう。


    泣きなくなったら前を向いて背を伸ばす。
    怨み嫉みを言いたくなったら自分の価値を上げることだけに集中する。
    誰かを憎みたくなったらその人の幸せなんて祈らなくて良い。受け入れて前を向く。いつか許せる時がくる。

    そんな綺麗事だけじゃ

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    2013年07月20日
  • 幕末銃姫伝 京の風会津の花

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    藤本ひとみさんの作品を読むのは2作目。初めて読んだ作品が、読みやすく、引き込まれたので今回も期待しながら読みました。
    今年の大河ドラマの主人公の小説を探していて知った作品でした。この巻では、会津藩が降伏するまでのお話し。京都と会津、二元で進行していくので、八重さんのお兄さんの覚馬さんのこともよく描かれています。銃のこと、大砲の設置についてなど、ことに戊辰戦争に突入して、会津藩が白旗を上げるまでの流れは、臨場感があふれ、自然、読む速度があがりました。
    この小説の中で描かれている「山本八重」という人のことが好きかどうか、と問われると、素直にうなずくことはできないけれど、あの時代に誕生すべくして登場

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    2013年01月16日
  • 聖戦ヴァンデ(上)

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    ネタバレ

    フランス革命初日、バスティーユ陥落に狂喜するパリの街頭で出会った三人の青年。貴族出身の国王騎兵隊士官アンリ、その副官で親友の伍長ニコラ、そして革命を信奉する寄宿学生ジュリアン。激変する政情は、彼らを激しく対立させ、革命史上最大の大量虐殺へと導いていく。青年たちの友情と憎悪、別れと再会を通じ、革命美談の裏に隠されてきたフランス史の暗黒を暴く、渾身の力作長編。
    「BOOK」データベース より

    フランス人の名前が長すぎて部分的にしか覚えられない・・・
    革命の吐息が伝わってくる描写に胸が高まったり、革命の残酷さに胸が詰まったり.高校の世界史の授業では、主だった人の名前と、どんなことをしたのか、という

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    2013年01月18日
  • 新島八重物語-幕末・維新の銃姫-歴史発見!ドラマシリーズ

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    娘に買った本を読んでみた。
    当時の暮らしの基本的なことや歴史背景等もわかりやすくつけ加えられながら話が進んでいく。大人でもややこしい幕末・幕府の役職、身分、石高etc…「なるほど」と納得しながら読むことができた。とても読みやすかった。
    小4の娘も「おもしろかった」と。
    そして…山川大蔵とのことは、いやぁ、まいった。新島襄と結婚することをわかっていながら、ちょっとドキドキしてしまいました(笑)。どこからがフィクションなんですか、藤本先生。
    それが知りたくてしばらく新島八重関係の本を読んでしまいそう。

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    2013年01月04日
  • 探偵チームKZ事件ノート クリスマスは知っている

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    いつもドキドキワクワクどんどん読みたくなっちゃうKZ!    今回はKZ解散?そんな中で大事件を解決しちゃう!?    とっても面白かったよ~

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    2012年11月30日
  • 王妃マリー・アントワネット 青春の光と影

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    マリー・アントワネットというと、『フランスの女王』というイメージだったけれど、実は最後までオーストリア皇女だったんだなという事が分かった。今まで、よくマリーアントワネット像が描けないでいたけれど、とてもしっくりきた。
    解説が樺山先生なのも、ちょっと嬉しかった。

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    2012年11月21日
  • シャネル

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    シャネルの生き方をざっくりとなぞる感じ。本当にざっくりとした書き方だから、読み物としてはちょっと物足りないかも。
    才能や努力以外にも、ハングリー精神、ストイックさ、そういったものがあったから、成功できたんだろう。その反面、孤独にさいなまれた時期もあったけど、自分の生き方を貫けたからやっぱり幸せな生涯だったのかも。passionが情熱であり受難である理由がなんとなくわかるような気がした。

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    2012年09月16日
  • 快楽の伏流 鑑定医シャルル(鑑定医シャルル・シリーズ)

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    最後の最後で、最初の心の声が誰のものかはっきりと分かる.
    心理学でこんなにも鮮やかに行動を推し量ることが可能なのだろうかと思う.
    殺人の状況が私から見ると非常に変質的と感じられるので、記憶に残りそうな印象.

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    2012年08月09日
  • 侯爵サド

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    サド侯爵は憎らしいのですが、憎めないという魅力的なキャラクター。
    どうしようもない侯爵の回想を通しながら、ぐいぐいと引っ張られてしまいます。サドの娘がどうなったのか、気になる終わり方でした。

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    2012年08月06日
  • 皇妃エリザベート

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    ネタバレ

    目の前にエリザベートがいたら、「思い切り抱きしめてあげたい」と何度も思った。
    魅力的なシシイ。
    自由なシシイ。
    寂しいシシイ。
    どんなシシイも全てを抱きしめてあげたい と思わずにはいられなかった。

    常に何かを探していて、掴んだと思ったらそれは違っていて、ようやく「幸せはそばにあった」と気付いたのに
    これからだったのに。。。
    胸がせつなくなるところが多々あった。

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    2012年04月12日
  • 聖戦ヴァンデ(下)

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    ネタバレ

    架空の登場人物の設定や、動かし方に無理がありすぎる。そのため、常に違和感を感じながら読み進めることになり、物語に入り込めない。
    と、思ったらマルク・アントワーヌ・ジュリアンは実在の人物だった!

    なんてこと。

    こんな無理な人事してたのか、ロベスピエールは、、、
    そこまで追い詰められていたんだろうか、、、

    最後はやるせない気分にどっぷり浸かり、暗く沈みこんでしまった。
    歴史は、、、小説よりも、むごい。

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    2012年04月13日
  • 皇妃エリザベート

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    ネタバレ

    シシィ(エリザベート)は
    自由と自分の存在意義を求め続け、

    フランツ(皇帝)は
    家庭の愛ややすらぎを求め、

    ゾフィー(継母)は
    ハプスブルク家の存続に走る。

    ひとりひとりの想い、信念がすごく伝わってきて、
    そのどれもが理解できるし、求め続ける気持ちも
    とってもわかる。それらが噛み合わず、どんどん
    崩れていく…

    せつない本でした。

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    2012年02月28日
  • 探偵チームKZ事件ノート 切られたページは知っている

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    バレンタインの読書はKZシリーズ第2弾であります。
    旧版時に「四谷大塚」だったのが「三谷大塚」になっていて
    噴きました。現実に「四谷」ありますもんね。

    今回はちょっと悪い意味で子供向けかな、という点も。
    ちょっと本格的な事件なので、細かい部分は丸投げに
    なっているので。
    まぁ、現実にありえないとはいえない範囲ですけどね。

    主人公・彩の心理は、痛いくらいリアルで、旧版を読んだ
    当時も響きましたが、今回も響きました。
    このあたりは逆にもうすぐ思春期を迎える子に
    とてもおすすめかもです。

    第4弾に続いて、第5弾も出るそうで楽しみ!

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    2012年02月14日
  • 欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア 11

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    ネタバレ

    テレジアの活動はより過激になってきました。
    ラコンブ先生がちょーーーっとウザイ感じがしてきましたけど・・・。

    あと、ロベスピエールの密使のジュリアンですけど、ビラ配りの彼がジュリアンなら、金髪の記憶を無くした美少年が、本物のジュリアンのように思うんですけど。

    最後に偽の通行許可証でワナに嵌められた感のあるテレジアですけど、次の最終巻、どうなるんだろう。楽しみです。

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    2011年11月05日
  • 欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア 10

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    ネタバレ

    引き続きボルドーでの話ですが、タリアンを妬んであることないことをパリに報告していたガクソット。テレジアの過去の遍歴を暴露しただけでは飽きたらず、テレジアの息子の出生まで暴露したことで、テレジアを怒らしてしまいました。逆鱗に触れちゃいました。

    おかげで、逆にテレジアに嵌められてしまったガクソットですが、まあ、このおじさん、かわいげがなかったから、いいかなっと。

    で、そのあとは、とうとうロベスピエールに対抗するようにタリアンを変えてしまったテレジア。しかも、タリアンが留守の間に、タリアンの同僚のイザボーと軍事委員のラコンブもたらしこんで、やりたい放題です。毎日代わる代わる大変ですけどね。

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    2011年11月05日
  • 欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア 9

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    ネタバレ

    タリアンを妬む人間によって、牢獄に入れられたテレジア。絶体絶命のピンチでしたけど、牢番を籠絡したり、ネズミにかじられながらもタリアンの救いを待ったりと、ここでも前向き。

    しかも救いに来たタリアンを説得して、牢獄の待遇を大幅に改善したり、ギロチンを撤去させたり、精力的に民衆のためにがんばってます。ただ恋に生きるだけではなく、革命の方法を変えさせるために男を操る・・・すごいです。

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    2011年11月05日
  • 欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア 8

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    ネタバレ

    ラモットの死によって、何か気持ちが変わったテレジア。
    恋については前向きですが、革命についても何か思うところがあるようです。

    そんななか、ボルドーにタリアンがやってきて、告訴を行うために、身体をはったテレジア。ほんと、彼女が誘ったら、断る男っていないんですねー。

    タリアンとテレジアの仲はパリにも伝わり、身の危険があるようですけど、潔癖のロベスピエールを今度は落とすんですかね。

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    2011年11月05日
  • 欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア 4

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    ネタバレ

    テレジアの次の恋のお相手は、ラメット兄弟の弟。
    彼は武には強そうですけど、こういう恋愛ごとは弱そうで、完全にテレジアに舵を取られてます。

    ジャックは、テレジアとの不仲を仲間内に告白しちゃったし、さて、彼女の恋のお相手の今後が楽しみです。

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    2011年11月05日