藤本ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分らしさとは何か。
集団主義的日本人は、自分らしさよりも周囲との調和を重んじる風潮がある。その人らしさが周囲からズレていれば、この人は変な人だと思われ、和から外される可能性があるからだ。
では、日本で生活する上では自分を殺して周囲との調和を重要視することが正解なのか。それとも、それが自分らしさなのだと割り切る方が良いのか。
本作品では、多感な時期である男子目線で「自分らしさ」を追求していく姿が描かれていた。
自分らしさとは何か。生きやすくするためにはどうすることが正解なのか。
今後の人との関わり方において、自分とは何かを考えるきっかけとなる作品だった。 -
ネタバレ 購入済み
無題
藤本先生の本はここの所KZシリーズばかり読んでるのですが、一応ラブストーリーの一般文芸書を久しぶりに購入しました。舞台は終戦の年の1月ごろから始まり途中に地震がありましたが場所から三河地震ですね。そして主人公は半年近い終戦の8月15日までに流転の出来事を過ごすという濃縮果汁のようなストーリーでしたね。実写化したら朝ドラというより前後編の2時間スペシャルになりそう。あと漫画化するとしたらやはりさいとうちほさんがいいかなぁ~。ちょっと変になってすみません。
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購入済み
無題
ポケベルとか時代を感じる言葉が出てきたのはこの小説が書かれた当時なのを覗けばドラマやコミカライズされてもいいと感じました。漫画化されるならさいとうちほさんでお願いしたいです。
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Posted by ブクログ
こういう特定の時代や偉人に関する作品って史実を知らない方が楽しめるんじゃないかと思い始めてきた自分が居る
まあ、ヨーロッパの王族を扱った作品を読む際の最大の難点は名前被りの多さなんだろうけど。エリザベートやらゾフィやら何人登場した事やら……
本作で描かれる時代は皇帝の時代の終焉に程近い時期。その為か、古い時代と新しい時代の衝突を見る事が出来るし、自由や権利を求めて戦う者達も盛んに登場する
その中でシシィは自由な世界に生きようとする人間だね。幼い頃から型に嵌まった生き方をせず、詩の事ばかり考えて家族からさえも煙たがられていた
それは誰にも縛られないかのような在り様。だからか、皇帝という人生に縛られていたフランツに見初められたのかもしれないけれど
当初こそシシィはフランツの美貌や強靭な精神に惹かれた面は有った。けれど、フランツはオーストリア帝国を象徴する人物
彼の生活には皇帝という因習に関連する制度や人間がうじゃうじゃ存在する。それは自由の中でしか生きられないシシィと相容れないもの
特にシシィと相性が宜しく無かったのが義母ゾフィーだろうね
フランツを皇帝の中の皇帝に育て上げた張本人。また、皇帝位に近い男に嫁いだ女として宮廷でどのように振る舞えばいいか、そして国をどのように導いていくべきかを知っている
そのようなゾフィーと型に嵌った生き方が出来ないシシィの馬が合う訳がなくて
面白いのは客観的に見ると、シシィの方がどう考えても間違っているのだけど、時代としてはシシィの主張に分がある点
ただ、皇后としてのシシィがその立場であのような主張をしてしまうのがどうしようもなく不似合いなだけで
そう考えるとやはり自由を求めるシシィと自由を否定する立場のフランツは絶対的に相容れない関係に思えるのだけど、フランツがシシィの自由さを愛しているが為に関係が成立している点が不思議でありつつ二人の関係の特質さに結びついているように思える
皇帝の位に縛られて死ぬまでそこから抜け出せないフランツにとって皇后という位でさえ縛れないシシィという存在は希望そのものであり生きる糧だったんだろうなぁ…
だからこそ、二人の夫婦生活はどうしても破綻してしまうのだろうけど
フランツは確実にシシィを愛している。宮廷での暮らしに苦しみを覚えつつシシィとてフランツを愛している
でも、どうあってもフランツはシシィが求める愛そのものには成ってくれないし、フランツはシシィをオーストリア帝国を共に支える相方と扱ってはくれない
何処まで行っても二人の関係は破綻を免れない。それでも二人が皇帝と皇后として共に居られたのは意外にもゾフィーの存在が大きかったのではないかと思える
ゾフィーはシシィを大いに嫌い縛り付けようとするし、子供を取り上げてシシィの代わりに育て上げようとする
シシィにとって理不尽で一時たりとも過ごしたくない相手なのだけど、それでもゾフィーの振る舞いはシシィを宮廷に紐づけるものとなったような
そう思うとゾフィーの死は様々な意味でフランツとシシィの関係を引き裂くものだし、ゾフィーの遺言はその時点ではシシィが聞き取れない代物だった点も象徴的に映る
ゾフィーの死後からシシィの旅は本格化してしまうのだから。その姿は皇后としては有り得ない程に自由。だが、その自由さが彼女の預かり知らぬ所で家族や親しい者を不幸にしていくのだから堪らない
自由を愛していた彼女は自由によって不幸に成っていく
自由を求める者に殺されながらも最後には美しい景色の中で静かに逝ったシシィ。そんな彼女に対してフランツが贈った言葉があまりにも尊く感じられたよ…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔、コバルト文庫で刊行してた『K'Zシリーズ』の高校生バージョン。
なんと主人公は上杉!
若竹でなく!
しかも、Wikiでシリーズの情報を見てしまったんだけど、上杉の元カノがアーヤだと!?
若竹でも黒木でもなく?
一体何がどうしてそうなったんだ!
コバルトの続きは、青い鳥文庫で藤本ひとみ原案で出てるんだけど、既に既刊40巻……。
マジか。
てか、なぜ、コバルトでは絶えたシリーズをこんな形で……。
話は、上杉が狂おしいほどの恋をするところから。
相手は、なんと18歳上のチューター、上田絵羽。
絵羽は実家のワイナリー再建のため、「頭がよく、まだ将来の方向性を決めていない男子高校生」にターゲットを絞ってパートナー探しをしてるわけだが、この探し方からして明らかに間違ってる。
まず、高校生の時点で、親も将来も捨てて18歳も年上の女に賭けてくれる少年はそうはいない。
そして、数学ができても、バイオとか生命科学が得意とは限らない。
上杉より小塚の方がよほど適任では?と思った。
高校生よりも、既に植物とかバイオを本格的に学んでる大学生か大学院生の方がよほど可能性がありそう。
将来の道はある程度決めてるかも知れないけど、大人なので自分が人生を賭すに値する女と使命だと思えばパートナーになってくれそう。
山沖先生は、『容疑者Xの献身』の石神とキャラが被るんだが、こういう数学教師は高校に一定数いるのか?、