藤本ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
革命の匂いがしてる漂ってる、フランス北部の町アラス市。
ここで、幼女が連続して殺されていた。
細い首を絞められて殺されその後下腹部をメッタ刺しにされていた。
刑事ジョルジュは、この事件を捜査してるのだが、貧困層の住民の協力を得られない。
そこで少年の囚人ヴィドックの協力を得るように勧められた。
ヴィドックの条件を飲み二人はコンビを組んで捜査をする。
革命に突き進むフランスの古都で起きた連続殺人。
連続幼女殺人魔の正体とは?
彼らは真相に近づいていく・・・。
藤本ひとみが送る歴史サイコ・ミステリーです。
まず凄いのが、その当時の雰囲気を見事に書いてる事ですね
この人の作品 -
Posted by ブクログ
藤本ひとみさんの本は(コバルト文庫以外は)結構読んでいますが、このシリーズはイチオシです。主人公のシャルル(医者)が心理的・解剖学的な点から事件を解き明かしていきますが、最後にならないとわからないどんでん返しが非常に美味しい。
この本の概略です。
パリで満月の夜に亜麻色の髪の乙女が次々と殺される。遺留品は焼いたクルミとリンゴ。この事件がレミ村で起きた強姦事件とつながって…さあ、後は読んでのお楽しみ。そっか、犯人はこいつか。動機はアレか、などと一息ついた所をひっくり返されます。このシリーズ共通です。えっ、何、これで終わりじゃなかったの!
たった三冊で終わってしまったのが悲しいです。 -
Posted by ブクログ
去年フランスに行き「ヴェルサイユ宮殿」を見て以来、興味をもった「フランス革命」。
大御所、ベルバラも読んでしまいましたが、こちらは「大人の」ベルバラ?という感じ。
オスカルは主人公で・・・、などと妄想しながら読んでしまいました。
最初に、予備知識に軽めのフランス革命の本を読んでおくと登場人物がわかりやすいかもなという印象。
この主人公、実際にいたら「惚れます」。
が、最後主人公がそうなってしまうとは・・・の結末に少し淋しくなってしまいました。
ここで、内容について少し。
フランスで市民からの暴動が起こり、このままではヨーロッパ全土の王権制度が危機に陥ると悟ったマリーアントワネットの祖国、オ