藤本ひとみのレビュー一覧
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購入済み
そんなには親しくなかったはずの友人なのに、その彼が病気で死んだと知った高校2年の上杉くんは、彼の存在が急に大きくなったことを感じます。
友人の生前の様子を知ろうと動く中で、自分とは違う考え方生き方をする人たちと出会って、初めて死んだ友人についても深く知っていきます。自分と重ねながら比べながら知っていくんです。
友人が最期に何をしようとしていたのか、どうしてそう考えていたのかを探す上杉くんの冷静な頭脳が光ってます、瑞々しく。
シリーズものなので初めから読んでくると、上杉くんと作中に出てくる小学校からつき合いのある友人たちとの関わり方、彼らそれぞれの性格がわかって、もっと楽しくなると思います -
購入済み
失敗
試し読みせずにうっかり同じの買ってしまいました
2018年6月に出てるのと同じです
(上杉くんの数学のライバルのことか、ワインのことがあらすじに書いてあれば思い出せたんだけど)
内容は面白いです
kzシリーズの上杉くんと黒木くんを好きな高校生以上の人向け -
購入済み
感激です
中学時代に夢中になった作品ですが未完のままで終わっていたのが見れて最高です。ただ構想も新たに加わったので途中から見ると分かりづらいので最初から完全版で一気に読んで見るのがオススメです。
それから欲を言えば後日談が欲しかったな・・・夢美と鈴影さんの結婚式とかラ・ルとアーデルハイトがくっついたとか・・・
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購入済み
懐かしい…
原作藤本ひとみさんのこのシリーズは中学生の時に夢中で読んでいた本です。今読んでも楽しめました。中学生当時もゆめみのような人って素敵だなって思ってましたが現在もその気持ちは変わっていなかったです(笑)
これからのお話も楽しみです。 -
ネタバレ 購入済み
一気読みしてしまう名作
あまり巷間に知られていないように思うが、もっと評価されるべき名作です。自分の内なるユダヤを憎み、徹底的にユダヤ性を廃することでオーストリア人になろうとした主人公エリヤーフーの苛烈な人生を描いた作品です。最後には自分がユダヤ人以外の何者でもないと気づき、ユダヤに還ることで終幕を迎えますが、そのテーマの普遍性を取り上げた筆者の圧倒的な筆致。中世ヨーロッパに造詣の深い筆者の確かな知識に基づく史実の記述と、そこにフィクションの存在である主人公が巧みに融合したストーリー。マリア・テレジアとの愛憎渦巻く心情描写は見事の一言です。一気読み必須の大作だと思います。続編を書いて欲しい。
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Posted by ブクログ
今回は千葉県での事件で、新鮮さがあった。また歴史や絵画についての知識が多かった。
新しく知った知識としては
①岩絵具は天然石を砕いてつくられたものであり、天然素材から作られるため量産も難しく、高価である。それに対して新岩絵具は着色ガラスを砕いてつくられたものであり、色数も多く安価である。
②格安クルーズとは、クルーズ参加者に免税店で異常に高い買い物をさせ、キックバックとして、その店から3-4割の謝礼金を貰っているため、儲けが出ている。
③死体は砂漠みたいに水の少ないところでは乾燥が進むからミイラ化する。対して泥炭地のような空気が不足しているところでは、微生物の分解作用が妨げられるため、数百年