赤川次郎のレビュー一覧
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ネタバレ
何だかちゃんと一字一句逃さず読むぞーって感じで読まなかった所為か、事件の話がよくわかりませんでした?
問題の鍵を爽香持っている事、お札に書かれたトの字あたりです。そんな偶然あるのかなって言ったら物語が成立しないけれど、そもそもお札のトの字を見てこれの事?とはなりませんよね。手に渡ったルートが全然違うのに。
あと光江妊娠の件は結局何か意味があったのか?
杉原爽香シリーズの中って妊娠出産中絶多いですよね。確かに現実多いですけど、そんな簡単に扱ってほしい問題でもないし、妊娠しておろしますってなっても中絶て体にも精神的にも負担です。
そう安々と書かれているわけではないけれど、三毛猫ホームズシリーズの晴美も抱えているように、一生抱える傷ですよね。
そして田端は何がしたかったの?
婚約者までいるのに親戚までいる別荘に違う女性を呼ぶという心理がわからない。呼ばれる側だって嫌ですし、婚約者である祐子(決して好きではないけれど)の気持ちもわかります。
それならば婚約なんてしなければいい。田端って悪い人じゃないけど少し無神経。
でも不明な点もありましたが、事件としては爽香が解決していっているという読み方ができたなと思います。
事件にかかわっているけれど爽香が謎を解いていく、解決していく、という探偵役ではなかったんですよね。
でも今回はそんな感じです。年をとるにつれて探偵役が薄れていっていたのでそこが面白かったなと思います。
最後に兄・充夫は…妹に丸投げする事を情けないと思わないのか。こういうときだけ頼ってくる則子を何故突き放せないのか。
爽香って結局そうゆう役回りを好きでやっているのだと思うけど、一度引き受けたら返上なんてできない。更生するつもりでかかわれないならほうっておくしかないんですよね。もう別世帯なんだから。
家族ってそう割り切れるものでもないのでしょうが。 -
Posted by ブクログ
レギュラーとなる栗崎英子登場の話ですね。
彼女についてはこの先の話も読んでいるから言える事ですが、今まで爽香が周囲から頼られている存在という事から必要不可欠なキャラクターだと思います。
無理をした時に嗜める、助言をする、逆に爽香から頼られる事もなきにしもあらず。そんな存在って、やっぱり必要だし驚きな事に今までいなかったんですよね。安西先生や河村刑事も年長者だけど心配して見守る側ですし。
そんな栗崎英子の子供達が誘拐を企てるのが今回の話。
んーまたどうしようもないのが集まっている感じですよね。兄夫婦と妹夫婦の旦那の方って何か他にもあった気がします。
犯罪を簡単に考えすぎているのが頭の弱い所。
田端は、何で佑子と結婚するんだろう。
見ていると悪い人じゃないむしろいい人だし、権力を盾になんてしない社長ってどこかシビアにならなきゃいけないと思いますが、きっとそうゆう所に弱いのだろうなぁと思う、根っからのいい人。
だから不思議でしょうがないです。
付き合いはじめからずっと思っていたけれど、祐子って女性は本能に忠実と言うか、結局社長婦人て椅子が好きなんでしょ?て人。
だけど自分から何かを奪われるなんて嫌いだし、自分に向いていないと嫌な人。いい人ってわけじゃないけど悪い人ってわけでもない。
爽香より女性的と言えばそうなのでしょう。そんな正反対な祐子と結婚?未だに不思議です。
この話ほどタイトルにいいと思った事はありませんでしたね。
小豆色のテーブルの由来。素敵だなぁと思いました。夫婦だけの世界って子供が生まれて何年かは本当に少ないと思うのですが、こうゆう場所があって何でも言い合える夫婦になりたいなぁと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
杉原爽香シリーズを読んでいると、いつもどこかしこりに残るような人間の嫌な部分や爽香の好さが際立っている部分などですっきり終わる所がないのですが、このお話はなかったです。
ただ殺人事件が起こりそれを解決するという点の完成度は低いと思います。結局警察の上の圧力や、影に暗殺者がいるという所ですね。でもそれが伏線として繋がっているならば(今までの話からしてないと思うのですが)評価取り下げで、★五つになりますね。
やっぱり今まで沸々と溜まっていた兄充夫の鼻をあかしたと言いますか、やっと彼に制裁がおちた所にすっきりしました。一千万の借金は返さないわ、家庭はないがしろにするわ、お金に困った時だけ頼ってくるなど、正直いくら家族とは言え突き放す所は突き放さないとと思いずっと読んでいましたし、いつか爽香に一番親を泣かせたのは(元殺人囚である明男と結婚した)俺よりもお前だ、と言ったのがずっと残っていましたので。
演劇のスポンサーが浮気をする、みたいな話は三毛猫ホームズか何かでも読んだ記憶がありますが、奥さんがこんなに落ち着いているパターンて何だか珍しいなと思ったり。
結局萌黄色のハンカチーフは何だったの?など伏線(でもないのかな)回収されていない部分もありましたが、杉原爽香シリーズの中では好きな作品となりました。