赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
赤川次郎は『強いヒロイン』の話が多いですね。
腕っ節じゃなくて、なんというか精神的に。
普通の女の子でも、いざというとき驚くほど強い。
しかし彼女たちの不幸はすべてろくでもない男によってもたらされている気が。
けっこうパターンなんですよね。
身内だったり、恋人だったりするんですが、大抵そう悪い男でもないんだけど気が弱くて誘惑に弱くてずるずる流されて犯罪に巻き込まれたりする(ある意味最低の男だよ……)。
こんなんが身内にいたらそりゃ女は強くならざるをえないというか。
身内ならまだしもこんなんに惚れるなんて……と思うんですがね。
それともこれって男の願望なのかしらん。 -
Posted by ブクログ
杉原爽香が15歳の時に始まり、毎年一話、ひとつずつ歳を重ねた爽香を主人公に物語が進み、17回目=17年目を迎え、杉原爽香31歳の物語である。
相変わらず あちこちに気を配り、自分はあとまわしの爽香がここにいる。性格というのは 歳を重ねても容易に直るものではないということを目の当たりにさせてくれる。そこが爽香の長所でもあるのだが。
登場人物もそれぞれに歴史を重ね立場も気持ちも少しずつ変わっている。が、あたたかく流れるものはいつも変わらずに物語りの底流を流れていて 安心させてくれるのだ。
ただ、河村刑事には 布子先生だけをいつまでも大切にしていて欲しかったな。ちょっとがっかり。 -
Posted by ブクログ
東京に出てきてバリバリ仕事をこなす坂巻里加。
彼女の過去に起因するさまざまな事件。
何故8年も経った今頃に・・・?
火がついたのは 十字路で だった。
赤川作品に登場する女性はいつもなんともカッコイイのである。
これぞ理想だと思う女性によく出会う。
著者の願望だろうか。
以前にも書いたが 赤川作品は決してただほのぼのとしているわけではない。かなり悲惨な状況だったり凄惨な場面が出てきたりもする。それにもかかわらず 読後感はさわやかなのである。登場人物のキャラクターによるところが おそらく大きいのではないかと思われるが 赤川マジックのひとつかもしれない。