赤川次郎のレビュー一覧
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プロメテウスの乙女は、17〜20歳の少女たちの集団で、銃で武装し、社会の害虫を排除したり反政府活動を取り締まるというストーリー。過去に読んだ「三毛猫ホームズ」などの赤川作品と打って変わって、シリアスそのものの近未来的サスペンスだった。
ちなみに本書はクーリエジャポン編集長の手紙で薦められていて、気になって読んでみたもの。結局何だったの??と思い返すと、2014年の流行語大賞にもなった「集団的自衛権」から連想されたテーマなのでは。軍国化した10年後の日本の近未来への警告、正義という名のもとに、洗脳が洗脳でなくなってしまう社会。ナチス政権時と違って、プロパガンダの力以上に個々のメディアの存在感が -
Posted by ブクログ
東京で一人暮らしを始めた依子の青春小説。青春小説というジャンルは読んだことがなかったから、事件とか恋愛とかうっすらしていて物足りない感じはあった。
登場人物の個性は読んでいて楽しかった。しっかりした母親。実は金持ちの愛。昔いじめられっこだったユリ、いじめっこだった秋子。詐欺に手をそめてる田代しのぶ、うれない女優の真弓。ほかにもいろいろ。
自分は大学生活はよくわからないけど、平凡な日常やら、ちょっとした事件やら、他愛もない恋愛やら、青春小説というのはリアルな日常の日記のよいなものだと感じた。
ただひとつ、リアルじゃなかったのは結局西崎さんと不倫しなかったこと。そこが一人暮らしを始めたばかり -
Posted by ブクログ
どうも最近好きなシリーズのチェック漏れが酷い。
この方のシリーズは好きなものが結構あるが、その内の一つがこれ。
主人公だけがずっと同じの短編集なので読みやすいところもいい。
しかしシリーズ重ねたせいかちょっと幽霊が都合よくぽこぽこ出てくるようになってるなぁ、とは思いました。
最後の話は幽霊ですらなかったですね(使い古されたネタとはいうものの、結構面白かったです)
表題作が一番好みではあるかな。
ちょっとクトゥルフに使えそうなネタだな、とか思いながら読んでました。
しかし買った時についていた帯、
「怪異名所めぐり第6弾、霧の中に見えた妻の浮気現場。あれは真実なのか」と書いてあったんですが、文 -
Posted by ブクログ
5年前の強盗事件後、何も関わりを持たずにいた5人の犯人達が、ある事件をきっかけに繋がりを持ってしまうという、設定からしておもしろそうな作品。
読んでいるというよりかは映像が流れていくようにテンポよく、他のミステリーとは違う爽快さがありました。
徐々に5人の人物がいろいろな場面から繋がっていくのがおもしろかったのですが、終盤になるにつれて、よく出来すぎて不自然さを感じてしまったことが残念でした。
それでも、最後まで飽きさせない展開やスピード感、更にはあんなに沢山の登場人物がでてくるにも関わらず読みにくさがない各キャラの完成度が作品をより素敵なものにしていると思います。