青木純子のレビュー一覧

  • メキシカン・ゴシック

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    ホラー。
    メキシコが舞台の館ものホラー作品。
    カナダのSF賞も受賞している作品とのことで、若干のSF要素もあり。
    怖さよりも不気味さ、気持ち悪さが強め。
    意外と読みやすいのは良い。

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    2024年08月20日
  • ミニチュア作家

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    AXNミステリーでドラマ化してたのを見て原作があると知って読んだ
    ほぼドラマ化通り
    とても面白いんだけど、見たドラマ以上があるかと期待して読んでしまったのでちょっと残念

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    2024年05月10日
  • ライフ・アフター・ライフ

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    難しかった。主人公はアーシュラ。でも私がミドルネームを知ったのは最後の方。ラストネームもいまいちわかってなくて、トッドって誰?と最初の方思ってました。内容はアーシュラが死ぬ度に元にもどって人生をやり直すのですが、死の記憶が強い胸騒ぎや既視感で完全ではないため、主のルートというのが無いんです。なんだか並行世界の話に次々飛んでるような感じ。そして話は急に数年飛んだり戻ったりして、知らない登場人物が突然出てきて、誰コレ?となって、グッと我慢して読み進めると誰か分かるといった感じ。やり直しの人生も同じルートを何回かやったりするので、前回どうだったか分からなくなったり、私の記憶力もひどいので、本当に読み

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    2024年05月05日
  • 湖畔荘 上

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    下巻をまだ読んでいない状態での感想です。

    洋書の日本語版ですが、特有の無理やりな和訳がほとんど感じられず、読み進めやすいです。

    章ごとに年代と主人公が入れ替わる構造で、世界観を把握するのにけっこう時間が変わります。
    どうやらみんなそれぞれ隠し事や疑問を持っていそうですが、ほとんどその正体はわからないままです。
    下巻で全部回収されることを期待して。

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    2024年01月21日
  • メキシカン・ゴシック

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    先日読んだ『ニードレス通り
    果ての家』が面白かったので、その巻末の広告に載ってた本作も手に取ってみました

    ってまたホラーやないかいっ!

    ってホラー作品の巻末広告なんだからホラーに決まってるやろバカタレ!

    ホラー苦手なんだけどなぁと思いつつも、いやいやこれこそあれですよ
    浄土瓶宗に伝わる荒行のひとつ「新境地のためあえて外しに行ってるとも思えるほどの苦手分野を読み進めてあーやっぱり苦手だったわーという悟りを開く行」ですよ

    結果はというとあーやっぱり苦手だったわーという

    でもあんまり恐い!って感じもしなかったかな
    静かな狂気と言いましょうか、人の持つ浅ましさをギュッと濃縮したようなお話しで

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    2023年03月20日
  • 忘れられた花園 上

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    オーストラリア・ブリスベン、1930年、ネルは21才の誕生パーティの時に父親から、実はおまえは実の子じゃないと告げられる。イギリスからの船が着いて、一人残っていたのだ、と。それからネルは幸せだったそれまでの家族が、何の関係も無い別なものに見えてきて、婚約も解消し、家を出て自らのルーツ探しに奔走する。2005年、95歳で孫に看取られながら死んだが、今度は孫のカサンドラが祖母の謎を辿る・・

    オーストラリアでの90年、そしてルーツのイギリスでは19世紀末、さらにその家の始祖はコーンウォル地方で、1724年、難破船からの略奪で財を成した、というのまで村人からの聞き込みで分かってくる。デュ・モーリアの

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    2022年10月29日
  • 湖畔荘 下

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    1933年と2003年のエピソードが交互に少しずつ語られるに従い事件の真相が徐々に明らかになり繋がっていく見事な構成となっている。あっと驚くようなトリックやどんでん返しは無いものの一気に読ませて充分楽しめる。しかし、ミステリー小説全般に言える事だが読んでいる最中はワクワクドキドキするものの読み終わった後にほとんど何も残らないのが少し淋しい。英国コーンウォール地方を訪ねて見たいとは思ったのだが…。

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    2022年09月03日
  • ライフ・アフター・ライフ

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    一人の人間(1910年生まれ女)が何度も死んで何度も生き返って人生をやり直すパターンの連続。よくあるドラマとかの展開では「前回までの失敗した記憶はそのままに時間だけリセット」という、いわゆるゲームのリセットボタン形式ではなく、ただただ淡々と産まれ、いろんな理由で死んで、また初めから生まれて生きるというパラレルワールド形式でした。これを他の作家がやったら、とんでもなく緞帳に退屈で脳味噌沸騰しそうだが、この作家の場合、独特に洗練されていて、全然イライラしなかった。

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    2022年07月25日
  • ホテル・ネヴァーシンク

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    20世紀前半、アメリカ。ポーランドから移住してきたユダヤ人一家が営むホテル〈ネヴァーシンク〉には、キャッツキル山地へ保養に来た家族連れが数多く訪れる。だが、創業者アッシャーの跡を継いだジーニーの時代に、宿泊客の息子がホテル内で行方不明になる事件が発生。捜査も虚しく少年は見つからなかったが、十数年後、今度はホテルの地下室で衰弱した少女が救出された。そして同時に、かつて行方不明になった少年の白骨死体も発見されたのだった。三代続く経営者一族、従業員、事件の被害者、それぞれの人生をオムニバス形式で追いながら、リゾートホテルの興亡を見届けるゴシック・ミステリー。


    ミステリーの構造的には恩田陸の『ユー

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    2022年07月22日
  • ミニチュア作家

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    BS11で放送された海外ドラマの方を先に見ていたのだが、個人的にはドラマの素晴らしさに軍配をあげたい。
    ただ、原作の良さがあってこそ、のドラマなので、ぜひとも両方とも触れてほしい。

    17世紀のオランダ。
    黄金時代を築き上げた華やかな時代。
    18歳の主人公ペトロネラ、通称ネラがアムステルダムにやって来た。
    彼女は名家だが没落した家を救うため、大商人たるヨハンネスに嫁いできた。
    が、夫は仕事が忙しく家にあまりいない。
    幸いなことに夫は妻を大事には思っているようだが、なぜだが夫婦生活が営まれない。

    家にはヨハンネスの妹、マーリンと使用人のオットーとコルネリアが一緒に住んでいる。
    マーリンは信心深

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    2022年07月03日
  • メキシカン・ゴシック

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    タイトルと装画に惹かれ、内容も見ずに購入。こういう選書はワクワク出来るので非常に楽しい。(大外れを引く時もあるが、それもまた一興。)

    舞台は、1950年のメキシコ。主人公のノエミ・タボアダは、メキシコシティに住まう美しい女子大生。裕福な家庭で育った彼女は、"女性"としての自分に強い自信を持っており、魅力的な話術と仕草で男性を魅了し、彼女自身もその駆け引きを楽しみとしていた。
    ある日、イギリス人男性であるヴァージル・ドイルと結婚し、田舎町の屋敷に嫁いだ従姉のカタリーナから、一通の手紙が届く。そこには「夫が毒を呑ませようとする。邪悪な何かが自分を捕えて離さない。」といった不穏

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    2022年06月06日
  • 忘れられた花園 上

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    3つの年代でそれぞれ話が進む。
    少しずつ全貌がみえてきた気がする。
    いったいどんな結末になるのか楽しみ。

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    2022年03月24日
  • ホテル・ネヴァーシンク

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    子供たちの失踪とホテルの50年。
    犯人探し、ではなく、ホテルを経営する一族や関係者たちの光と闇が描かれている。

    登場人物が多いので、一覧表の確認は必須。
    かなり早い段階で真相に気がつくので、ちょっと拍子抜けしてしまう…。どこかで似たような話を読んだ(見た?)ような…気がするのです。

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    2022年02月28日
  • ホテル・ネヴァーシンク

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    ニューヨーク郊外のリゾートホテルが舞台。その地で民宿から丘の上の大邸宅をホテルに変え、成功したユダヤ人一族。創業者と子どもたち、孫、古くからの従業員たちのそれぞれのストーリーを繋いでいく。ホテル開業後のある時、宿泊していた男の子が行方不明になった。同じ頃、ホテルの周辺でも子どもが行方不明になったが、犯人も子どもも見つからなかった。やがて、一族の子どもも行方不明になるが、ホテルの地下室で見つかり保護されたが、一緒に最初に行方不明になった男の子の遺体も見つかる。そこからホテルは少しづつ客が離れていく。
    3代に渡る一族の物語の中から、ホテルの凋落とともに犯人が明かされる。

    なかなかうまく出来たスト

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    2021年10月08日
  • ホテル・ネヴァーシンク

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     2020年アメリカ探偵作家クラブ(通称、エドガー賞)ペーパーバック部門賞受賞作品です。

     ニューヨーク近郊の田舎町で、ホテル創業から四世代に亘る一族の登場人物がそれぞれのホテルの思い出や、自身の人生を語る構成です。事件は、少年が行方不明になり一族の少女の一人が監禁される。また、近くの町でも少年が行方不明になる。
    ストーリーの大半は、一族や使用人の回想が続いてホテルを取り巻く歴史です。それなりに面白いですが、本来の少年行方不明事件の確信は、最後の二、三章辺りで、ミステリーの味わいは大変少ないです。

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    2021年04月10日
  • ホテル・ネヴァーシンク

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    70年近くに及ぶ一族の物語。ミステリー要素は少なく、ひたすら一族の様々な人が一人称の語り手になりリレーの様に時を戻して行く。文章ものめり込む様だが、私の好きなミステリーとは違った。

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    2021年02月28日
  • 忘れられた花園 上

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    ちょっとヤングアダルト風味が疲れる所もあるけど、久々になんというのかね、10代の若かりし頃に感じていた、文章への強い陶酔、メルヘンの力量(ファンタジーでもSFでもなくて)を思い出した。自分が知らないだけなのか、出会わないだけなのか、メルヘンを久々に感じた。女子は皆アリスの世界のようなメルヘンが好きなはずだが、何十年も忘れてた。別に年とっても、「少女」はいなくなるわけでなくて、変わらず自分の中にいるんだ、それをいつも忘れている。

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    2021年02月01日
  • 世界が終わるわけではなく

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    時系列は異なるが、緩やかに繋がりのある世界を舞台にした十二の短篇集です。

    内容は、言葉遊びから、家族ドラマ、バディもの、ホラー、SF等々、多種多様となっており、更には、それぞれの物語がひと癖ある展開で楽しめましたが、個人的にはやや引き気味の視点が多かったのが気になり、物語の好き嫌いもありました。

    それでもタイトルについては、どんな事象が起ころうとも世の中は続いていくし、輪廻転生や、夢についてのポウの言葉を引用していることから、魂の普遍性や現実世界の儚さを感じ取ることにより、ちっぽけなひとりの人間の存在を感じ取れた事で、ある意味、気楽になれた自分もいました。

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    2021年02月01日
  • 秘密 下

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    なかなかの読み応え。展開(流れ)や状況設定はとても良かった。ただ結構早い段階で「おち」が見えてきてしまう それでも最後まで読ませるだけの魅力はある

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    2020年12月22日
  • 世界が終わるわけではなく

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    懲りにこった謎解きや何重にも絡む人間関係の複雑さを売りにし、結局読書を終えた後には疲労感と確かに読んだという記憶しか残らない本が多い中、風のようにさっとやってきて印象に残る本書は良かった。もったいつけずに言いたいことだけ書きました、って感じで清々しい。話の内容は単純で理解しやすく、故に文筆力が試されるような内容。探偵のやつはいまいち未消化だったが、こういう短編集なら何冊でも読みたい。ちょっと男性描写が辛辣な感じがする。

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    2019年01月27日