青木純子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ描かれているのは1686年10月から1687年1月まで。
没落した名家の18歳の少女ネラ(ペトロネラ・オールトマン)が
豪商ヨハンネス・プラントに嫁ぐところから物語は始まる
ネラを顧みない夫、癖のある義妹、使用人との生活で孤独を
感じながら、正体不明の作家によるミニチュアに導かれ
彼女は成長していく
ミニチュアハウスという可愛い小物からは
かけ離れた重厚な雰囲気の漂う小説
大きなテーマにがっつりと取り組む元女優の作家さん
2作目も楽しみです、ドラマがヒットして日本で放送されないかなー…
この年代のオランダは馴染みがなくて
どうしよう…と思ったけどフェルメールが
17世紀でした(^ ^;)
主人公ネラの活躍が少なくて個人的には
義妹マーリンと使用人コルネリアのほうが
魅力的な人物に思えるのが残念
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ペトロネラ・オールトマンは実在の人物
ただし経歴(前夫から莫大な財産を相続し
ヨハンネス・プラントと再婚)を見る限り
本作はほぼフィクション
(裏表紙から)
英国書店チェーンの2014年ブック・オブ・ザイヤーに選出され
全英図書賞の新人賞と最優秀賞に輝く、TVドラマ化が決定 -
Posted by ブクログ
よく海外のミステリー物を読むと、表紙を捲った部分にある登場人物一覧。
あれの重要性と、普段あれにだいぶ頼ってたんだなということが実感できる作品。
つまり登場人物表が今作にはないという、ただそれだけのことなのだが。
あるネグレクト事件関連の失策で謹慎処分となったロンドン警視庁の
女性刑事セイディはコーンウォールで過ごすうちに
森の中で打ち捨てられた屋敷を発見する。
そして70年前、その屋敷でエダヴェイン家の末子である赤ん坊セオが
行方不明になり、未だに解決されておらず迷宮入りになっていることを知る。
ミッドサマー・パーティーの夜、そこでいったい何があったのか。
そんなあらすじなのだが、上巻は現代である2003年と、
1933年、時には1911年を行ったり来たりする上、
登場人物についての紹介もあまり親切ではない+とにかく多いので、
誰が誰だか理解するのに相当苦労する内容。
上巻の後半でようやく事件と登場人物の整理が頭の中で追いつくのだが、
そこに到達するまでは混乱かつ、まさに苦行。そこが挫折ポイントになるかも。
ただ、理解してからはエンジンが掛かったかのように惹き込まれていく内容。
主に、謹慎中の刑事であるセイディと、
エダヴェイン家の次女でありミステリー作家のアリスを軸に物語は進んでいく。
上巻である程度70年前のセオ失踪事件の中身を提示されるのだが、
まだまだアリスは秘密を隠していそうだし、
70年前の事件を一人追うセイディも不祥事の内容など
明らかになっていない謎がかなりある状態で上巻は締め括られる。
さてさて下巻はどうなることやら。ひとまず期待したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレある日の老人ホームでの出来事を、そこに入居する8人の老人と1人の寮母の9人の視点で描くお話。
面白いのは各人物の章が全く同じ34ページで構成されていて、それぞれの人物の同じページの同じ行が同じ時間軸になっていて、同じ時にそれぞれが何を考えていたのかが分かるようになっていること。
思考が途切れている部分は空白になっているのだけど、突然1ページ丸々空白かと思ったらうたた寝してるとか、認知症の度合いによって空白が多くなったりしていて、なかなか凝った構成でした。
1回目は登場人物ごとに読むのを基本にして、2回目は同じ時間軸を9人分並行して読む感じで読んで1冊で2度楽しめる感じでした。
ただ、この実験的なアイデア一本勝負っていう感じでストーリー的な面白さは特になかったので、そこがちょい物足りなかったかな。ミステリーとかでこの手法をしたら面白そう。
最後に書かれる寮母が一番まともなはずなのに、一番ヤバいキャラクターで、めちゃくちゃ強烈なインパクトを残しながら伏線を回収していくのがなかなか面白かったです。
あと、みんな全然人の話を聞いてない笑