青木純子のレビュー一覧

  • 秘密 下

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    途中からやめられなくなって、一気読み。ヴィヴィヴィアンにも、ジミーにも幸せになってほしい。そして、「忘れられた花園」を読んだ気がする(面白かった記憶もある)が、一向に内容が思い出せず、もう一度読むことになりそう 90

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    2025年11月05日
  • メキシカン・ゴシック

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    ゴシックホラー
    幻想的な 閉ざされた世界でのお話

    主人公の気の強さが
    良い意味で目立った
    彼女の雰囲気は
    森博嗣作品、S&Mシリーズの
    萌絵を思い出させた
    とても頭が良く 行動的。で 勝気。
    ただ 萌絵は正直、好きではない 笑
    メキシカン ゴシックの主人公
    ノエミの方が 颯爽としていて 頼もしい

    物語がどうなっていくのか
    どう決着がつき、どんなカラクリなのか
    夢中で読んだ。
    現実離れした世界に
    おぞましい描写
    古めかしい屋敷と室内
    暗く かび臭い
    どこまでもダークな世界観
    読み終えると
    1本の映画を観終わったような心地がした

    ダークファンタジーとして読むのに
    最高に面白くて かなり楽

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    2025年09月18日
  • 忘れられた花園 上

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    ※上下巻の感想です。

    オーストラリアの港に、英国からの船が到着した。ヒューとリルという優しい二人の元ですくすくと育ったネルは、二十一歳の誕生日に、自分が船に取り残された少女であることを告げられる。自身の死の間際、孫のカサンドラにとある遺産を残す。「その意図を理解することを願って」と綴られたメモ。カサンドラは、ネルの正体を求めて彼女が持っていたコーンウォールのコテージに向かう。イライザ・メイクピース、彼女の本を片手に。

    「言いよどむナサニエルの口に、人差し指を押しあてた。言葉は封印された。」
    「”知らない場所でひとりぼっちで過ごす夜がどんなに恐ろしいものか、ちゃんとわかっっているからね”」

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    2025年09月12日
  • 湖畔荘 下

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    最後は事件の真相が二転三転し、先が気になり読む速度がどんどん速くなった。
    最後はすべてがつながり、えーっと思わず声を上げそうになった。
    ケイトモートンは初めて読んだが、訳者あとがきに、私が抱いた感想のすべてが書かれていたので抜粋する。

    「...つまり過去の悲劇の真相を関係者の証言や当時の記録によってあぶりだすという、ジグソーパズル的謎解きの基本をきっちり抑えた典型的な作品だ。
     だがモートンのジグソーパズルはピースの数が半端じゃない。その大半を占めるのが、登場人物たち一人ひとりの胸に去来する記憶の断片だ。それらが巧妙にシャッフルされて作中にばらまかれ、読むものを幻惑する。」
    「モートン作品の

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    2025年08月18日
  • 湖畔荘 上

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    登場人物が多いのに各人の人物描写が詳しくて、最初はだれが主人公なのかがわからず、また時代が今昔を繰り返し、まったくついていけなかったが、本のあらすじを頼りに時間をかけて読み進めた。
    あらすじ通りの事件が起こったところあたりから人物や時代がつながってきて一気に読み進んだ。
    伏線が多く、事件の真相がどうなっていくのかとても気になる。

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    2025年08月08日
  • 忘れられた花園 下

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    ネタバレ

    三つの時代を行き来しながら話が進むが、上手く繋げられているためあまり混乱せずに読めた。
    真実にあたるイライザのパートと、謎解きにあたるネル、カサンドラのパートが同時に進む構成も面白いし、徐々に真実が分かっていくのが楽しかった。ラストも前向きな終わりで良かった。

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    2025年03月21日
  • 忘れられた花園 上

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    屋敷とか貴族とか、そういうゴシックな雰囲気が好みだった。
    謎は色々出てくるけど、ミステリーというよりは一族の歴史を知るような面白さ。長いけど、無駄な話で引き延ばされてるわけではないのでどんどん読み進められた。

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    2025年03月21日
  • リトル・グリーンメン 〈MJ-12〉の策謀

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    第二次世界大戦直後の冷戦時代、対ロシア戦略として出発したMJという米政府の秘密組織。1999年現在は、軍事、宇宙科学の予算獲得のため。一般市民にそれとなくUFOの存在を信じさせるため、UFOによる拉致やキャトルミューテーションを演じる組織となっている。今回、ちょっとした気まぐれから、テレビの人気パーソナリティを拉致してしまった。翌年は大統領選挙ということで、大統領も巻き込まれて大騒動。1999年に発表された小説、日本では2021年に翻訳されている。そして、私が読んだのがちょうど四半世紀後の2024年。大統領選挙をめぐるゴタゴタも、UFOに関する情報開示状況もあまり変化がないように思え、古めかし

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    2024年11月17日
  • 秘密 下

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    うわぁ....
    なんて最高な終わり方。
    こんなに手で転がされるようなミステリー初めてかもしれない。
    ページ捲るたびに出てくる新事実に驚きが隠せない。

    ケイトモートンの凄さにただただ圧倒される。

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    2024年10月25日
  • 湖畔荘 下

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    良い本に出会った。
    面白い本に出会ってしまった。

    上巻で読み切れるかなと心配になったけれど
    下巻で一気に面白さが加速した。

    この本に出てくる謎は一つだけじゃない。
    だけれど、きちんと解決する。

    パズルが一つ一つもとの場所にハマるように
    だけど、そこに行き着くまでに
    こうなのかな?といろんな結末を予想するが
    それを何度も裏切られ(良い意味で)
    そして、最高の終わりを迎える。

    本当によくできた本だったし
    この本に出会えてよかったと思う。

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    2024年10月09日
  • 秘密 下

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    上巻の後半からあった小さな違和が、読み始めた徐々に大きくなってくる。
    国民的女優であるローレルの母の若かりし頃。
    都会に憧れ、自分が設定した人物になりきって物事を進めていくその姿は、娘が大女優になる種を内包しているかのように見える。
    けれど。

    都会の生活に憧れ、もっと良い暮らしができるはずという野心あふれる若い娘であるだけにしては、ドロシーは身勝手なエゴイストでありすぎる気がする。
    それがローレルの知っている母の姿とは、どうしても重ならない。
    鼻っ柱を根底からへし折られるような、何を彼女はやらかしたのだろう。
    いや、それよりも…。

    母の過去を追うローレルが知りえた情報を読みながら、違う事実

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    2024年07月14日
  • 湖畔荘 下

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    ネタバレ

    玉ねぎの皮をむくように、少しずつ明かされる真実から目を話すことができなかった。
    エプロンのポケットに入れ、ほんの少しの時間でも空けば、続きを読む。
    読まずにいられない。

    そのくらい、次々と現れる新発見、新解釈。
    二転三転する赤ん坊誘拐事件の真相。
    テンポは速いが、決して浮ついてはいない。

    誰もが大切な家族を守りたかっただけなのだ。
    父も母も娘たちも。
    だからみんなが秘密を抱えることになり、事態は複雑を極めることになる。
    ゴシック・ロマンス風に始まった物語だったけど、大河小説並みの家族小説に落ち着きましたな。

    それにしても、あれがそう繫がりこうなりますか!の連続で、セイディとピーターの間に

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    2024年06月13日
  • 秘密 下

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    読み終えて、あー良かった!幸せとちょっとの切なさが混じった心地よい読後感。戦争真っ只中の1941年ロンドンで生きる若者たち、そして母の殺人を子供の頃に目撃してしまった女優ローレルが真相を探り出す2011年が、交互に語られる。下巻の途中で、もしや?と思ったので(それが殺人の動機に十分成り得るので)、真相は割とあっさり分かったけど、逆にそれが良かったなと思うくらい。
    ドロシーたちが作り上げた、温かな家族の描写も魅力的だったし、当事者が真相を知りながらも「秘密」を守り続けたんだなあと、綺麗にタイトルの回収もされた、ラストシーンもすごく良かった。ケイト・モートンの中では一番かも。

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    2024年06月10日
  • 湖畔荘 上

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    上下巻。
    イギリスのコーンウォールを舞台に現在と70年前の事件が交互に語られ、徐々に明らかになっていく謎にドキドキした。
    ボリュームがあるけれど惹き込まれる。

    舞台となる湖畔荘の描写が素敵で、イギリスに行ってみたくなった。

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    2024年06月07日
  • 忘れられた花園 下

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    過去と現在を行ったり来たり、ゆるゆると過去を辿るのかと思いきや、色んな伏線はられていて、更にそれらが実にキレイに回収されていくので気持ち良い。いやまぁ分かってしまえばそれまでなんだけど、単にこうでした、ではつまらん訳で、語り部の上手さってことなんだろうなぁ。
    けっこう登場人物は多い気もするけど、自分としては関係性を理解できるのにギリギリってところで、それも良かった。
    いやしかし英国の貴族はたいがい碌でもない感じで描かれることが多くてどんどん脳内で偏見が育っていくよ。

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    2024年05月05日
  • 秘密 下

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     読み終わってまず、ジミー(母の婚約者、恋人)はとても良い人だと思った。こんなに人間ができている人と出会えて、母は本当に良かったなあ。上巻で感じた違和感は、少しだけ当たっていたが、秘密が全て明かされた今となっては、些細な事のように感じる。
     また、最後が衝撃だっので、読後にネタバレ有りの感想をいくつも見たが、最初から勘づいている人もおり、自分の読む力が未熟だと思った。しかし、作者が求めている読者は私のような、純粋にミスリードに引っかかってくれる人だと思うので、まあ良しとしよう。

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    2024年03月11日
  • 湖畔荘 下

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    この巻の1/3ほどから、読み進める手を止めることができなくなりました。 

    人はみんな自分の経験と感覚を通して物事を見るものですが、その表現がされてるミステリーに出会ったのはこれが初めてでした。後半怒涛の謎解明は少しだけご都合感もありましたが、登場人物がそれぞれの視点で仮説をもち検証しては壁に当たり、を繰り返しながら進んでいく様子が本当にお見事です。
    真相が過去視点で明かされたり、現在視点で話し合われたりと、明かされ方にバリエーションがあったのもおもしろかったです。

    最後は大団円という感じで、読後の感触も良きでした。

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    2024年01月21日
  • 忘れられた花園 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    22歳の時に、自分の子供ではないと父親に告げられ、
    婚約を解消し、それまでの人生に背を向けたネル。
    そのネルが、自分の出生を探しに訪れた秘密の花園にいた少年に、
    ネルの足取りを追ってきた孫がめぐり合う。
    ちょっとご都合過ぎると思いながらも、良かった。

    自分や祖母の過去を追う謎解き自体も面白かったが、
    挿入されたおとぎ話が美しい。
    その美しさがこの物語の核だろう。

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    2023年11月01日
  • 忘れられた花園 上

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    ネタバレ

    ネットで見かけて。

    イギリスからオーストラリアへ向かう船の中でひとりきりだった少女。
    バッドマンを恐れていた母を亡くし、弟と二人で生き抜く少女。
    祖母に預けられたまま、母親が別の家庭を持ってしまった少女。
    この三人の少女を中心に話は進むが、
    三人の折り重ねられた人生、
    いづれも波乱万丈すぎて追いついていくのが大変だった。
    著者の作り出した迷宮で彷徨っているようで、
    「小公女」よりも「小公子」よりも「秘密の花園」が好きだった
    自分としては楽しかった。

    冒頭、祖母の家に置いて行かれた少女が、
    歯ブラシがない、と言って泣き出す場面には心をつかまれた。

    (下巻へ続く)

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    2023年10月31日
  • 忘れられた花園 上

    購入済み

    時代毎のストーリーが面白い

    5~6個の時代毎に進むストーリーがそれぞれに面白い。電車移動の際の暇つぶしで購入したのに、読むのを止められず読み進んでしまいます。登場人物は少なく、無駄に遠回りさせるような展開もないので、満足感がすごいです。良い作家さんを見つけました。

    #切ない

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    2023年07月15日