ラヴクラフト好きにはたまらない!
カビだらけの洋館、墓所、幻覚見せるきのこの山…(-_-;)
ゴシック・ホラーの世界観を楽しめる作品でした(〃´-`〃)
何やら沢山の賞を取っているこの作品。
ずっと気になっていて、読みたいリストの先頭に載せてました♡(*´˘`*)
時代は1950年。
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主人公のノエミは超金持ちの遊びまくってる大学生のお嬢様。
仲の良かった従姉妹のカタリーナから支離滅裂な手紙が届き、父からカタリーナの様子を見てくるよう命令される。
カタリーナの嫁いだ先『ハイ・プレイス』は霧がかった墓地のそばにある、ヴィクトリア朝期の建築様式にこだわった屋敷。
その屋敷に住む人々は皆どこか様子がおかしい……
ラヴクラフトを連想させる世界観。
代々続く家系。寝たきりの主人。
悪臭と甘すぎるワイン。
霧がかかり不思議な声が聞こえる墓所。
カタリーナの奇怪な言動と、館で起こる数々の現象。幻覚や違和感。
カタリーナの夫、ヴァージルは不思議な力でノエミにせまる。
エログロまではいかないにしても、想像次第では結構グロデスクです。
私の頭の中では肉感と弾力がリアルで湿気とカビと湿った空気、あらゆるぬるぬるしている何かと悪臭で…とグロ妄想が炸裂してました(-∀-`; )
最近読んだ『血の配達屋さん』のような雰囲気に近いかも。
いや、あそこまでグロではないですが、クトゥルフ神話っぽさが近い。
美しいドレスを着た美女2人が何やら奇妙でグロテスクな何かに囚われ、精神を蝕まれ…
逃げ出したくても逃げられない。
血族の呪いがどうしてもハイ・プレイスへ惹き寄せる…。
ゴシック・ホラーの世界へ浸りたい方におすすめします(*˘ー˘*).。.:*♡