シルヴィア モレノ=ガルシアのレビュー一覧

  • メキシカン・ゴシック

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    ゴシックホラー
    幻想的な 閉ざされた世界でのお話

    主人公の気の強さが
    良い意味で目立った
    彼女の雰囲気は
    森博嗣作品、S&Mシリーズの
    萌絵を思い出させた
    とても頭が良く 行動的。で 勝気。
    ただ 萌絵は正直、好きではない 笑
    メキシカン ゴシックの主人公
    ノエミの方が 颯爽としていて 頼もしい

    物語がどうなっていくのか
    どう決着がつき、どんなカラクリなのか
    夢中で読んだ。
    現実離れした世界に
    おぞましい描写
    古めかしい屋敷と室内
    暗く かび臭い
    どこまでもダークな世界観
    読み終えると
    1本の映画を観終わったような心地がした

    ダークファンタジーとして読むのに
    最高に面白くて かなり楽

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    2025年09月18日
  • メキシカン・ゴシック

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     呪われたイギリス人の古い屋敷が舞台で住人の名前がドイルなのでバスカヴィル家の犬が連想されます。途中まではドイル家の謎がどんどん深まっていくミステリー小説なのですが、謎がとけていくと徐々にきのこに取り憑かれたアウトサイダーVSノエミのホラーアクション小説になっていきます。その緩急の差もあるのですがさいごの脱出劇は最高におもしろく、最後まで読むと爽快感さえ感じさせてくれます。
     作者が化学を学んでいたのもあると思うのですが、薬品に関することも妙に説得力があります。あと、ゾンビにきのこが生えている描写もそんなにグロテスクに感じられません。
     フランシスがもっと活躍すると思っていたのですがいまいちで

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    2022年11月06日
  • メキシカン・ゴシック

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    ネタバレ

     まず一言、面白かった!

     大学へ進みたいと願うノエミの元へ、寂びれた屋敷に住むイギリス人と結婚した従姉のカテリーナから『夫に毒を盛られている。そして住んでいる屋敷の亡霊に苛まれている』という手紙が届く。父にカテリーナを連れて帰ったら、大学の進学を認めてもいいと言われたノエミはカテリーナの元へ。

     そこはかつて銀鉱があり、財もあった家柄のなのだが、今ではもうその面影はなく、屋敷はボロボロ、湿気とカビの巣窟だった。

     早速、カテリーナを連れて帰ろうとするノエミだったが、彼女と会うことはできず、彼女の結婚した相手も父親も使用人も陰鬱な人物ばかり。

     そして、初めてその屋敷に泊まった晩にノミ

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    2022年04月24日
  • メキシカン・ゴシック

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    ネタバレ

    中盤までは動きがなくて退屈だったが、謎が詳らかになってからは面白くなった。原住民の禁断のキノコが菌糸を張り巡らせて人間と一体化し、その作用で半不死になるという設定は面白い。一族の中に適性があり、その不死性を維持するために新しい血が必要。ラヴクラフト的なストーリー運び。舞台が1950年のメキシコなのも良い。

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    2024年01月15日
  • メキシカン・ゴシック

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    ラヴクラフト好きにはたまらない!
    カビだらけの洋館、墓所、幻覚見せるきのこの山…(-_-;)
    ゴシック・ホラーの世界観を楽しめる作品でした(〃´-`〃)



    何やら沢山の賞を取っているこの作品。
    ずっと気になっていて、読みたいリストの先頭に載せてました♡(*´˘`*)



    時代は1950年。


    主人公のノエミは超金持ちの遊びまくってる大学生のお嬢様。


    仲の良かった従姉妹のカタリーナから支離滅裂な手紙が届き、父からカタリーナの様子を見てくるよう命令される。


    カタリーナの嫁いだ先『ハイ・プレイス』は霧がかった墓地のそばにある、ヴィクトリア朝期の建築様式にこだわった屋敷。


    その屋敷

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    2022年11月15日
  • メキシカン・ゴシック

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    ネタバレ

    この手の話に登場する屋敷は最後に跡形もなく炎上するのがお約束なのか。まあ、残ってるとまた何かしら起きるかもしれないからね。
    胞子を吸い込んで思考まで支配される。一族の誰かが逃げたり傷ついたりすれば全員に伝わる。菌を通じて老いた体から新しい身体に乗り換える。
    衝撃の菌類ホラーだった。

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    2022年05月19日
  • メキシカン・ゴシック

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    ホラー。
    メキシコが舞台の館ものホラー作品。
    カナダのSF賞も受賞している作品とのことで、若干のSF要素もあり。
    怖さよりも不気味さ、気持ち悪さが強め。
    意外と読みやすいのは良い。

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    2024年08月20日
  • メキシカン・ゴシック

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    先日読んだ『ニードレス通り
    果ての家』が面白かったので、その巻末の広告に載ってた本作も手に取ってみました

    ってまたホラーやないかいっ!

    ってホラー作品の巻末広告なんだからホラーに決まってるやろバカタレ!

    ホラー苦手なんだけどなぁと思いつつも、いやいやこれこそあれですよ
    浄土瓶宗に伝わる荒行のひとつ「新境地のためあえて外しに行ってるとも思えるほどの苦手分野を読み進めてあーやっぱり苦手だったわーという悟りを開く行」ですよ

    結果はというとあーやっぱり苦手だったわーという

    でもあんまり恐い!って感じもしなかったかな
    静かな狂気と言いましょうか、人の持つ浅ましさをギュッと濃縮したようなお話しで

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    2023年03月20日
  • メキシカン・ゴシック

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    タイトルと装画に惹かれ、内容も見ずに購入。こういう選書はワクワク出来るので非常に楽しい。(大外れを引く時もあるが、それもまた一興。)

    舞台は、1950年のメキシコ。主人公のノエミ・タボアダは、メキシコシティに住まう美しい女子大生。裕福な家庭で育った彼女は、"女性"としての自分に強い自信を持っており、魅力的な話術と仕草で男性を魅了し、彼女自身もその駆け引きを楽しみとしていた。
    ある日、イギリス人男性であるヴァージル・ドイルと結婚し、田舎町の屋敷に嫁いだ従姉のカタリーナから、一通の手紙が届く。そこには「夫が毒を呑ませようとする。邪悪な何かが自分を捕えて離さない。」といった不穏

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    2022年06月06日