青木純子のレビュー一覧

  • 湖畔荘 下

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    「湖畔荘〈下〉」(ケイト・モートン : 青木純子 訳)を読んだ。
    
〈下〉に入った途端に一気に加速した。
    
《おお!そこまでいくか!》という感じ。
    
こうであったらなという妄想が答えになっていくのを見るにつけ、ケイト・モートンが人気作家であるのも宜なるかな。
    
『あまりにも多すぎるパズルのピース、しかも各人がまちまちのピースを握りしめていた。』(本文より)
まさにこの物語を端的にあらわした一文だな。

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    2024年10月09日
  • 秘密 上

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    ネタバレ

    何人かの語り手が異なった時代を行ったり来たりしながらストーリーを進めるのが、ケイト・モートンスタイル。
    今回はまず、1961年のサフォークでの出来事をローレルが、第二次大戦中の主にロンドンでの出来事を若かりし頃のローレルの母・ドリーが、そして現代である2011年にローレルが視点となって語る。

    一番最初に一ばんショッキングなシーンが来るのも、ケイト・モートンスタイル。
    16歳の少女ローレルが、ツリーハウスの中から見たのは、母が見知らぬ男に包丁を振り上げた場面。
    刺殺された男は最近近隣に出没していた不審者ということになったが、ローレルはその男が母の名を呼ぶのを聞いていて、それは誰にも言えない彼女

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    2024年07月03日
  • 湖畔荘 上

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    ネタバレ

    『忘れられた花園』を読んで以来の作者の本ですが、またもや違う時代に生きる女性二人が主人公です。

    現代パートの主人公は、ネグレクト事件でのミスで有休消化という名の謹慎処分中の刑事、セイディ。
    どうも彼女が過去にプライベートで起こした事件がきっかけで、そのミスが誘発されたらしいということは薄々わかります。

    過去の事件に向き合いたくないがために、早く職場復帰したいセイディは時間をもてあまし、たまたま祖父が買っている犬の散歩中に見つけた荒れ果てた屋敷が、未解決の誘拐事件の舞台となった場所であることを知り、興味に駆られてその事件を調べ始めます。

    過去パートの主人公は、誘拐事件のときにその屋敷に住ん

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    2024年05月30日
  • 秘密 上

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    母の秘密は叙述トリック的な何かなのか、本当に秘密にしておくべき出来事なのか、どっちだろうか。続きが気になる。
    それにしても、母の恋人が普通に良い人そうな分、上巻での扱いが可哀想。彼も下巻ではどうなってしまうのだろうか。

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    2024年03月10日
  • 湖畔荘 下

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     上巻から下巻のあたま位まで、なかなか話にのめり込む事が出来ず、また、人間関係の把握が難しく、途中から相関図をメモしながら読み進めました。下巻からはスルスル読めました。

     アリスの気の強さやコンスタンスの意地の悪さには読んでいて嫌気がさしました。それでも最後は気持ち良くまとめられていたので、読み終えて良かったと思いました。

     テンポの早い作品が好きなので、なかなか前に進まないまどろっこしさを感じました。

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    2024年01月26日
  • メキシカン・ゴシック

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    ネタバレ

    中盤までは動きがなくて退屈だったが、謎が詳らかになってからは面白くなった。原住民の禁断のキノコが菌糸を張り巡らせて人間と一体化し、その作用で半不死になるという設定は面白い。一族の中に適性があり、その不死性を維持するために新しい血が必要。ラヴクラフト的なストーリー運び。舞台が1950年のメキシコなのも良い。

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    2024年01月15日
  • 忘れられた花園 下

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    オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
    「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにした作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。
    名前もわからない少女をある夫婦が「ネル」と名付けて育て上げる。
    そして2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」は、祖母が英国、コーンウォールにコテージ

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    2023年06月30日
  • 忘れられた花園 上

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    オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
    「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにした作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。
    名前もわからない少女をある夫婦が「ネル」と名付けて育て上げる。
    そして2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」は、祖母が英国、コーンウォールにコテージ

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    2023年06月30日
  • ライフ・アフター・ライフ

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    主人公は物語の初段で二度死亡する。
    以降.夫からのDV他の理由により何回も亡くなってしまう。過去の微かな記憶を持ちながら死んでしまう。面白い物語ではないが感動はある。
    もう一度読み返したいかと言われたら拒否するが駄作でないことは間違いない。

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    2023年06月12日
  • 湖畔荘 上

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    ミステリ。
    初めて読む作家。
    各章で、1911年、1933年、2003年と年代・舞台・視点が変わる構成。
    自然豊かな情景と、ノスタルジックな雰囲気がとても好み。
    それぞれのエピソードがどう繋がるのか、楽しみ。
    総評は下巻で。

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    2023年02月26日
  • 湖畔荘 上

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    警察を謹慎処分になった刑事。イギリス、コーンウォールに住む祖父の家で過ごす間に、70年前の未解決事件を紐解いて行く。物語は二転三転し、意外な結末を迎える。悲惨なエピソードに胸が痛むが、登場人物が誠実であり、読後感は良い。

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    2023年01月06日
  • メキシカン・ゴシック

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    ラヴクラフト好きにはたまらない!
    カビだらけの洋館、墓所、幻覚見せるきのこの山…(-_-;)
    ゴシック・ホラーの世界観を楽しめる作品でした(〃´-`〃)



    何やら沢山の賞を取っているこの作品。
    ずっと気になっていて、読みたいリストの先頭に載せてました♡(*´˘`*)



    時代は1950年。


    主人公のノエミは超金持ちの遊びまくってる大学生のお嬢様。


    仲の良かった従姉妹のカタリーナから支離滅裂な手紙が届き、父からカタリーナの様子を見てくるよう命令される。


    カタリーナの嫁いだ先『ハイ・プレイス』は霧がかった墓地のそばにある、ヴィクトリア朝期の建築様式にこだわった屋敷。


    その屋敷

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    2022年11月15日
  • 忘れられた花園 下

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    祖母は誰なのか、なぜひとりで船の中にいたのか?すべてが明らかになる下巻。
    祖母の境遇に涙し、ある人物に腹を立てながら、一気に読みました。
    ラストの過去エピソードは、どれも胸がつまり、ひとつずつ噛みしめながら読み進めました。

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    2022年11月09日
  • 忘れられた花園 上

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    亡くなった祖母が残した手がかりをもとに、祖母の出生の謎を追う孫が主人公のミステリー。
    孫が祖母と暮らすことになった理由がわかったときは、ひとりの母として、何とも言えない気持ちになりました。
    過去と現在のエピソードが次々に語られるたびに、真相に近づいたり、謎が深まったり…
    上巻のラストの文章は、読み終わったあとに読むと「あぁ…」とため息が出てしまいました。

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    2022年11月09日
  • 忘れられた花園 下

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    秘密を先に読んだけど、建て付けとテイストは共通している。祖母が道半ばだった自分探しの旅を孫が引き継ぐ話で、20世紀初頭のパートは、ダウントン・アビーを想起する情景たっぷり。3つの時代の独立したストーリーが交互に語られ、それぞれが上手に絡み合い、読んでいても違和感ない。挿入される童話も効果的で素晴らしい物語だった。ラストサプライズは秘密のような爽快感はないが、物語としてはこの作品の方が優れていると思った。だけど、訳者あとがきはいただけない。注意書きはあるけど、ここまでネタばらしする意味がどこにあるのだろう?

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    2022年09月27日
  • 湖畔荘 上

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     読み始めは、登場人物と舞台となる湖畔荘の景色を想像するために、ゆっくり読んだ。そのため、遅々として進まず、、、登場人物たちが頭の中で動き始めると、あとは一気読み。
    映画化されたら、きっと素敵だろうなぁ。

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    2022年08月18日
  • 忘れられた花園 上

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    親と自分との関係が突然変わってしまうこと。親から突然置き去りにされること。そのような体験は、子供にとって「生きる世界の底が抜け」、世界との接点を失うような体験。そんな女性(たち)が、自らのルーツを探ることで、世界との繋がりを取り戻そうとする物語。

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    2022年08月09日
  • メキシカン・ゴシック

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    ネタバレ

    この手の話に登場する屋敷は最後に跡形もなく炎上するのがお約束なのか。まあ、残ってるとまた何かしら起きるかもしれないからね。
    胞子を吸い込んで思考まで支配される。一族の誰かが逃げたり傷ついたりすれば全員に伝わる。菌を通じて老いた体から新しい身体に乗り換える。
    衝撃の菌類ホラーだった。

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    2022年05月19日
  • ミニチュア作家

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    物語の主人公「ペトロネラ・オールトマン」と、夫の「ヨハンネス・ブラント」の名前、そして〈ペトロネラ・オールトマンのドールハウス〉は実在したもので、著者の「ジェシー・バートン」は、そのドールハウスを見て、着想を広げたとのことですが、まずは、その想像力の凄さに感服いたしました。

    心情的には辛い内容だったのだが、物語としての完成度は、大変素晴らしいと思います。

    序盤から中盤にかけては、登場人物が本当に嫌な人ばかりで気が重いなと感じた反面、人の見られたくない内面をこそこそ探っていくようなサスペンス的展開が同居し、また、それにミニチュアハウスの作品を送ってくる、謎めいた予言の薄気味悪さも重なり、やや

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    2022年04月15日
  • 忘れられた花園 下

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    時を超えた秘密。
    ドロッとした昼ドラ感もありつつ、ミステリーを貫いてくれた。劇的なトリックがあるわけではないが読みごたえがあった。
    とても長く濃密な時間を過ごさせてもらった。
    100年近く前の家族の謎をひ孫が解き明かしていく。
    その答えは秘密の花園に。
    なんという恍惚感。魅力的な物語でした。

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    2022年04月01日