青木純子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにした作品です。
-----story-------------
〈上〉
1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。
名前もわからない少女をある夫婦が「ネル」と名付けて育て上げる。
そして2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」は、祖母が英国、コーンウォールにコテージ -
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オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにした作品です。
-----story-------------
〈上〉
1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。
名前もわからない少女をある夫婦が「ネル」と名付けて育て上げる。
そして2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」は、祖母が英国、コーンウォールにコテージ -
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Posted by ブクログ
ラヴクラフト好きにはたまらない!
カビだらけの洋館、墓所、幻覚見せるきのこの山…(-_-;)
ゴシック・ホラーの世界観を楽しめる作品でした(〃´-`〃)
何やら沢山の賞を取っているこの作品。
ずっと気になっていて、読みたいリストの先頭に載せてました♡(*´˘`*)
時代は1950年。
主人公のノエミは超金持ちの遊びまくってる大学生のお嬢様。
仲の良かった従姉妹のカタリーナから支離滅裂な手紙が届き、父からカタリーナの様子を見てくるよう命令される。
カタリーナの嫁いだ先『ハイ・プレイス』は霧がかった墓地のそばにある、ヴィクトリア朝期の建築様式にこだわった屋敷。
その屋敷 -
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Posted by ブクログ
物語の主人公「ペトロネラ・オールトマン」と、夫の「ヨハンネス・ブラント」の名前、そして〈ペトロネラ・オールトマンのドールハウス〉は実在したもので、著者の「ジェシー・バートン」は、そのドールハウスを見て、着想を広げたとのことですが、まずは、その想像力の凄さに感服いたしました。
心情的には辛い内容だったのだが、物語としての完成度は、大変素晴らしいと思います。
序盤から中盤にかけては、登場人物が本当に嫌な人ばかりで気が重いなと感じた反面、人の見られたくない内面をこそこそ探っていくようなサスペンス的展開が同居し、また、それにミニチュアハウスの作品を送ってくる、謎めいた予言の薄気味悪さも重なり、やや -
Posted by ブクログ
1913年オーストラリア。英国から着いた船にたった1人で名前すら言わぬ少女が乗っていた。少女はオーストラリア人夫婦に引き取られネルと名付けられた。1900年ロンドン。孤児のイザベラは弟と2人でケチで意地悪な夫婦の下で過酷な仕事を強いられていた。ある日立派な馬車がイザベラを迎えに来た。ずっと探されていた貴族の家の娘だと言って。2005年オーストラリアのブリスベン。カサンドラは祖母ネルを看取った。祖母は英国にコテージを遺してくれた。1975年ネルは英国に向かい、コテージを買った。2005年カサンドラは謎を追う。なぜネルはコテージを買ったのか?祖母は誰だったのか?なぜひとり船に乗っていたのか?なぜそ