ジェシー・バートンの作品一覧
「ジェシー・バートン」の「ミニチュア作家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジェシー・バートン」の「ミニチュア作家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ネラ・オールトマンはアッセンドルフトの古い屋敷からアムステルダムに出てきた。裕福な商人の妻となるために。しかし迎え入れられたのは冷たい屋敷。義姉であるマーリンは冷たく、夫たるブラントは家に帰ってこない。ようやく帰ってきた夫は彼女と夜を共にしようとしない。そんな花嫁にと夫は豪華なドール・ハウスを贈り物とした。そしてそこには精巧な家具だけでなく自分たちと同じような小さな人形が送られてくる。それも細分もたがわずに似せられた人形が。このドール・ハウスの作者は自分たちの生活を覗き見しているのかとも疑われるほどに。そして作者の作ったものが自分たちの運命を暗示しだしたとき、ネラは若い何も知らない花嫁から、一
Posted by ブクログ
物語の主人公「ペトロネラ・オールトマン」と、夫の「ヨハンネス・ブラント」の名前、そして〈ペトロネラ・オールトマンのドールハウス〉は実在したもので、著者の「ジェシー・バートン」は、そのドールハウスを見て、着想を広げたとのことですが、まずは、その想像力の凄さに感服いたしました。
心情的には辛い内容だったのだが、物語としての完成度は、大変素晴らしいと思います。
序盤から中盤にかけては、登場人物が本当に嫌な人ばかりで気が重いなと感じた反面、人の見られたくない内面をこそこそ探っていくようなサスペンス的展開が同居し、また、それにミニチュアハウスの作品を送ってくる、謎めいた予言の薄気味悪さも重なり、やや
Posted by ブクログ
描かれているのは1686年10月から1687年1月まで。
没落した名家の18歳の少女ネラ(ペトロネラ・オールトマン)が
豪商ヨハンネス・プラントに嫁ぐところから物語は始まる
ネラを顧みない夫、癖のある義妹、使用人との生活で孤独を
感じながら、正体不明の作家によるミニチュアに導かれ
彼女は成長していく
ミニチュアハウスという可愛い小物からは
かけ離れた重厚な雰囲気の漂う小説
大きなテーマにがっつりと取り組む元女優の作家さん
2作目も楽しみです、ドラマがヒットして日本で放送されないかなー…
この年代のオランダは馴染みがなくて
どうしよう…と思ったけどフェルメールが
17世紀でした(^ ^;
Posted by ブクログ
BS11で放送された海外ドラマの方を先に見ていたのだが、個人的にはドラマの素晴らしさに軍配をあげたい。
ただ、原作の良さがあってこそ、のドラマなので、ぜひとも両方とも触れてほしい。
17世紀のオランダ。
黄金時代を築き上げた華やかな時代。
18歳の主人公ペトロネラ、通称ネラがアムステルダムにやって来た。
彼女は名家だが没落した家を救うため、大商人たるヨハンネスに嫁いできた。
が、夫は仕事が忙しく家にあまりいない。
幸いなことに夫は妻を大事には思っているようだが、なぜだが夫婦生活が営まれない。
家にはヨハンネスの妹、マーリンと使用人のオットーとコルネリアが一緒に住んでいる。
マーリンは信心深