青山七恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の女の子は、魔女になりたいと願う、ちょっと変わった小学4年生。幼なじみの女の子と男の子を誘い、放課後には家の庭の片隅にあるプレハブの物置小屋で、毎日3人揃って魔法の練習を続けます。
最初はほのぼのとした少年少女の成長記かと思いましたが、物語の中盤以降、登場人物の成長にともなって、徐々にお話の様子が変わってきます。もちろん、魔法など使えるようになるはずがありません。それどころか、主人公は突然世界に裏切られ、はじき出されてしまうのです。
ここに描かれているのは、主人公が10才から17才までの8年間。当然のことながらこの8年の間に、主人公も家族も友人たちも、少しずつ、あるいははっきりと目に見え -
Posted by ブクログ
ソメヤさんの、自分がなく流されまくって結果的に卑屈になってる様子にイライラしたり、ミナイの脈絡のない言動に唖然としたり、乙部さんのまあまあな身勝手ぶりにへきえきとしながらも、絶対に交わらなそうな人たちがなぜかつながっていく様子が、ありえないようで、もしかしたら現実はこうかもと思ったりもした。
現実の他人とのつながりって、決して共感と理解の上になりたってるわけじゃない。
社会のなかで生きていれば、絶対に分かり合えないと思う人とつながることもあるし、他人にはきっと解ってもらえないだろうと思う自分だけの感覚や気持ちを抱えながら人と付き合ってる。
共感できなかったり分かり合えないことを理由に人とつなが
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