青山七恵のレビュー一覧

  • すみれ

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    15歳の藍子の家で一緒に住むことになった両親の同級生レミちゃんはちょっと変わった大人。大人になりきれない彼女が好きで、自分と同じく小説家を目指していたレミちゃんに憧れながらもずるいと思う藍子・・・。二人の不思議な友情が心を揺らす物語。

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    2015年06月08日
  • わたしの彼氏

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    青山さんの無茶苦茶言いつつ正しすぎる美しい文章に惚れこんでいることを再認識。すきだ~

    人を甘やかしすぎるやさしすぎる鮎太朗と、そんな鮎太郎に群がる甘やかされたい女たち。アンドちょっとおかしな姉たち。
    鮎太朗と女たちの駄目さにもやもやはらはらしながら、その隙間に挟まるふとした文章にやられてしまう。無茶苦茶なのにいとおしい。鮎太朗のこと、憎めない。がんばれって思う。テンテンのこと好きだな。ああいう、現実の世界に自分をつなぎとめてくれる存在が誰にでも必要だ。

    つまるところ、反復なのだ、誰かに救われたのならば、その瞬間から次の救い手を探さなくてはいけないのだ。こうして呪いは繰り返される。

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    2015年05月23日
  • わたしの彼氏

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    美男子大学生が主人公の小説ってどんなのか気になって衝動買いした小説。

    なにこの小説!
    展開が読めなくて、登場人物に共感が出来なくて…女がメンヘラばっかで主人公は美男子なのに情け無さすぎて…。最初は展開が凄すぎて怠かったけど、徐々にこの無茶苦茶感の良さがわかってくる。

    凡人には表現しようのないチャーミングな言い回しが素敵だった。とりあえず自分にとって新境地な本だった。あと実写化できそう!主人公は岡田将生なイメージ。

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    2015年03月27日
  • ラブソングに飽きたら

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    これは好きな作家さんだらけのアンソロジーですごく楽しみにしてたんですが、うーん、期待はずれかな。
    加藤千恵さんの親友のハワイでの結婚式に向かう話は好き。椰月さんの20歳離れた過去の恋人との再会も好き。山内さんはガッカリして、あとは川上未映子さんのはさすが。

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    2015年03月16日
  • やさしいため息

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    今まで受け入れていた日常の、すっぺりとした平板さに気付いた時、それをそのまま受け入れることが難しい時が、確かにあるなぁ、と思う。ただ私は、そこを通過してしまったとも思った。

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    2015年03月14日
  • わたしの彼氏

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    タイトルから想像した感じと全く違った。とんでもないプレイボーイが登場するのかと思いきや、優しい美青年がフラれまくるという話だった。ノリというか文章が自分に合わなくて読みにくく感じたが、面白かったと思う。鮎太郎が不憫すぎる…そして3人の姉たちのキャラも中々濃い。

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    2015年03月11日
  • 窓の灯

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    まりもの感情、文全体の雰囲気が、とにかく生々しい。
    自分が関わらない世界で、想像もつかないほどたくさんの人が生きていて、それを覗いてみたいと思うまりもの気持ちは私には新鮮。
    姉さんに抱いていた感情を、世間一般的に表す言葉があるのかわからないけれど、自分がどう頑張っても、どんなに足掻いても、変えられない世界や変えられない人たちがいて、孤独になる気持ちはわかる気がした。
    大切なものが自分の元から離れて行ってしまう不安とか、誰かに奪われる恐怖とか、誰もが抱く感情を、わざと遠回しに描いているような印象。

    まりもがいろんな生活を窓を通して覗き見るシーンは特に印象的だった。

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    2015年03月03日
  • お別れの音

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    短編6つ。
    文庫の裏表紙を引用すると、
    日常の中ですれ違っていく、忘れられない人たち。そのすれ違いの中で、かすかに揺らぐ感情を掬いあげる…とある。

    掬いあげかたがこれまで自分が読んできた本と違ってきたのか、新鮮だった。

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    2015年01月26日
  • あかりの湖畔

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    新聞での連載小説だったということを、読後、他の方のレビューで知りました。湖を中心にぐるりとめぐる柔らかい風景描写が灰色の紙面を横長に切り取って、読む人をほっとさせたのではないでしょうか。

    姉妹というあり方には、切れ味が強すぎるあまりに、踏み込みすぎると元には戻れないほどばらばらに崩れてしまうのではないかと、知らずのうちに張られる緊張感があると思う。だから、今作も読んでいるとひやりとしたりする。

    何も起きないといえば何も起きていない、淡々とした季節の流れの中で、ふとした物事の変化が主人公を変えて、距離を置いていた世界を最後は自分の中に取り込む。自分の人生が始まる予感。

    やっぱり、許すこと、

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    2014年12月07日
  • お別れの音

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    なんてことない日常も、丁寧に書けば物語になる、という印象の短篇集。
    働く人たちの些細な出来事を、これでもかと詳細に書く。
    言葉の選び方や緻密な文章は一定の評価を受けるんだろうけど、物語としてワクワクするのもを感じないから、たぶんこういうタイプの話は自分は好きではないんだな、と感じる。

    最も起伏が無く、一番丁寧にオフィスの風景が描かれている『新しいビルディング』が裏に含むものが濃い気がした。
    あまりやる気のないOLを主人公として、ふたりきり個室で働いている先輩が産休に入るまでの日々を描いている。くどいのだが、微妙に揺れ動く心の感覚が伝わってくる。

    一文字ずつ物語を読む気力がないときに手を出す

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    2014年04月29日
  • お別れの音

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     ちゃんと「知り合って」もいない内に、「お別れ」の時が来てしまう事がある。
    「お別れ」と言うよりも「出逢う事」を断ち切られた、若しくは断ち切った音がする、そんな話が多かった。
     その人への興味を妄想の中だけに留めておけば、「お別れ」の音は聴こえない。
    現実にその誰かに干渉した時に、その音が聴こえてしまうのだ。
    そんな瞬間は、誰の人生にもあるだろう。
     その時にフジクラさんみたいに(彼女が本心から言ったのかは分からないけれども)「もっと喋っておけばよかった」と、思ったり思わなかったりしながら、日々は続いていく。
    しかし気になった人との、お互いを知らないままの別れは、いつまでも纏わりついて離れない

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    2013年10月18日
  • お別れの音

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    オフィスの端にある二人きりの小部屋、地下広場の奥にある靴の修理屋、午後二時過ぎの学食、パソコンの中、スイスにある友達の友達の借り家。
    それぞれの場所での出会いと別れ、人との関わりを描いた短編集。

    なんでもない日常なのに、ちゃんと物語がある。

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    2013年10月09日
  • お別れの音

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    透明感のない、どっしりとした感じな文章。文に色をつけるのであれば、グレーがはいった薄い水色といったところ。透明感はないけれど、丁寧に書かれている感じがした。

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    2013年09月28日
  • お別れの音

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    「お別れ」と呼ぶには大げさで、でも「お別れ」としか呼べない六つの瞬間を、穏やかな「音」と共に掬い取った短編集。

    短編集だけど表題作があるわけではなくて、収録されている六編全体のタイトルとしてこの名が冠されているところがすごく綺麗だと思う。
    全ての人の日常の中に、こうした些細な「お別れ」が息を潜めていて、私たちをそこで待っているのだとして、
    それなら今日、僕は、何とお別れしたのだろう?
    その代りに、何かに出会ったのだろうか?

    「お別れ」と「出会い」は等価ではない。
    「お別れ」が次の「出会い」へと、私たちを導いてくれるのではない。

    「お別れ」は、ただの「お別れ」。
    ただそこにあるだけで、それ

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    2013年09月18日
  • 魔法使いクラブ

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    ファンタジーもしくはほっこり系かと思いきやまったく違った・・

    成長してそっち方向に行っちゃう訳!?

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    2013年08月31日
  • 魔法使いクラブ

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    タイトルや内容をパラッと見た感じから、少しファンタジックなお話だと思っていましたが違っていました。ラストのその後が気になる。

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    2013年08月27日
  • 魔法使いクラブ

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    また表紙や読む前のイメージとはかけ離れたお話でした(ほんわかしてちょっと切ない話かと思ってた…)。
    こんなに長い時間軸で書かれてるとは思わなかったし、雰囲気も思ったより暗かった。
    でも、成長するって残酷なことなのかも、って考えさせられたし、生きてく上で忘れちゃいけないことがたくさん散りばめられていたような気がするお話でした。

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    2013年05月13日
  • やさしいため息

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    この人はいつもタイトルがきれいすぎる。

    毎晩今日のこと聞かれたら
    かわりばえしなさすぎて語ることない。
    平凡すぎる毎日に呆れるだけだ。

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    2013年03月17日
  • 窓の灯

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    特にこれといったことが起こるわけでもなく
    淡々と語られていく感じ。
    タイトルと話がいまいちつながらなかった。。

    筑波大卒らしいですね。
    ↑私の中では未だに図情大だけれども。。

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    2013年02月26日
  • やさしいため息

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    友達もおらず恋人も別れた主人公のもとに、行方不明だった弟が唐突に現れる。

    弟との共同生活の中で自分の空虚な日々を見つめ直すお話。

    主人公は等身大のOL、という感じ。
    最近の文芸作品には多いなあというタイプ。
    悪くはないけど生温いお湯の中にいる感じで、ぼんやり。
    寂しさがわかりやすすぎる。

    もうちょっと毒のあるものが好み。

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    2012年12月30日