青山七恵のレビュー一覧

  • やさしいため息

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    毎日同じようなことの繰り返し、代わり映えのしない起伏のない日々。日常生活の手ごたえのなさや、とりたてて希望の持てない明日にふと寂しさをおぼえたり、不安を感じたりするなんてことは、多かれ少なかれ誰にでもあることでしょうネ。そんな感情の微妙な揺らぎが、ごくありふれた言葉で、巧みに表現されています。
    併録されている短篇「松かさ拾い」は、とても静かな物語でした。作家がひとつの物語を書くとき、その動機はいったいどこにあるのだろう?と、ふと気になるような小説でした。磯崎憲一郎氏との特別対談も、すごく興味深い内容でした。

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    2011年07月29日
  • やさしいため息

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    今の若い人には支持されやすい本なのかなぁとは思うけれど、肝心なことは言わなくて、重量軽くすべてを処理しようとするところが私には合わない。

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    2011年04月30日
  • 窓の灯

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    2010/10/13
    夏の蒸し暑さと、窓の白々とした光。
    小説の中の熱気がとてもリアルだった。

    でもストーリーはちょっとわかりにくい。
    ミカド姉さんの魅力が伝わってこなかった。

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    2011年02月21日
  • 窓の灯

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    切ないような、もどかしいような。
    少しの希望が見えつつも、むなしさも残る。
    でもどこか爽やか。

    ものすごい悩みに悩んだ後で「なーんだ、みんな一緒じゃん!」と気づいたときのような読後感。

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    2009年10月09日