青山七恵のレビュー一覧

  • 記念日

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    不思議な空気感流れる小説。
    ただ老女の心の中はひしひしと伝わってきた。ワタシも仲間入り近いのか?
    ところどころでこの表現の仕方がいいなぁって思う事多し青山七恵さん。

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    2025年09月24日
  • 前の家族

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    う〜ん…なんというか、トラウマ級の結末は 自分には 待ってなかったような。主人公の藍さんが あまり好きになれないタイプで〜なんというか、まぁ こういうのが好きな人は好きで いいのかな、と思うわけです。初読み作家さんだったので 他も読んでみなくては、という感じです。あ〜きっと 引越し好きの人間には この話、はぁ?ってなるんじゃないかな。ちなみに 自分もそうなので。だから トラウマ級の結末が待っていなかったんだろうな。

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    2025年08月13日
  • 記念日

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    42歳のソメヤと23歳のミナイのルームシェアから始まるストーリー。ミナイの年をとりたい願望が76歳の乙部さんへとうつり、不思議な内容だ。文章が流れるようなので長い話だがすぐ読めた。年を取る感覚はこんな感じなのだろうな。

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    2025年08月04日
  • 記念日

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    日本語を大切にする作者。吟味された言葉が紡がれていく文章はとても素敵。長い話ではあるが、それを保つだけの強度を備えたストーリーとキャラクター。不思議な作品である。3.6

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    2025年08月03日
  • 前の家族

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    ネタバレ

    話はしっかり面白かった。ただ‥‥
    付いている文庫初版オビが気に入らない!「トラウマ級の結末が待ち受ける」「引越し後の鍵の交換は、お済みです‥‥よね?」「恐怖のマイホーム奇譚」ネタばれとアオり‥‥本だって商材、ビジネス的に盛る必要があるのは解るけど、さすがに盛りすぎ!知らずに読み進めて結末まで辿り着きたかった。低予算ホラー映画のキャッチコピーじゃないんだからさ‥‥

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    2025年07月13日
  • 記念日

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    乙部さんと息子とソメヤさんとミナイさんとロミと。
    面白く読んだんだけど、テーマはよくわからない。
    でも年配の独身息子と暮らす乙部さんと私は同じかも。息子、早く幸せに、私は一人でも大丈夫。できたら、ソメヤさん達のような知り合いできるといいな。

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    2025年07月13日
  • 記念日

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    『自分の体が貯金箱』はわからないが 何かとぶつかった時だけ自分のかたちと重さがわかる という感じはわかる

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    2025年07月02日
  • 記念日

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    ためになるでもものすごく共感できるでもないんだけど笑
    とてもひきこまれて、グイグイ読んだ。

    冴えない中年女性、ソメヤさん。いつもすみませんと謝ってばかり。老いたい、老いを研究するミナイさん。無職の中年男性の息子正雄と二人暮らしのおばあさんサッちゃん。3人の女性の話だが、無茶苦茶なミナイさんや、失礼なサッちゃんなのになぜか憎めない。正雄もいい男ではないのに、憎めない。不器用な登場人物たち。ハリーまさおとか言葉選びに笑った。

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    2025年06月28日
  • 記念日

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    芥川賞作家ということで読んでみた。3人の女性の、あるようでないような不思議な関係とその日常が描かれて、最後まで面白いのかそうでないのか、わからず。こういう場合は、面白くないということ

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    2025年06月16日
  • 記念日

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    帯から受けた印象とはまったく違った展開。
    「小さなハレの日」そして「記念日」とは。
    出てくる誰にも共感できず、好ましさも持てなかったが、なぜか読後感はさほど悪くもない不思議。

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    2025年06月11日
  • 記念日

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    歳を重ねる、という事は。
    体が老いる事。誰かと過ごす事。
    一つとして同じ時はない事。
    なんのために、どうしたくて歳を取るのか分からないけど、そのモヤモヤを抱えながら生きるしかないんだろう。そんな事を考えた。

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    2025年05月06日
  • ひとり日和

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    どうしようもなくひとりになりたい気持ちと寂しい気持ちを持て余しながら他人と暮らす日々で成長する彼女。いまこそ、環境を変えなきゃと立ち上がって、自分の知っている人を入れ替えて。懐かしい場所が遠くなる、切なさと明るさには覚えがある。

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    2025年04月09日
  • ハッチとマーロウ

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    忘れていた、こどもと大人のはざまのざわざわして気持ちを思いだし、
    胸がきゅっとすることも。。。

    たまには、自分のことを名前で呼んでみたくなった。

    いろいろ、想像しちゃって、あっさり終わった印象。
    疲れているときとかに読むとよいね。

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    2025年01月28日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • 踊る星座

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    短編連作13作品
    主人公はダンス用品会社で働く女性
    いろんな話がありました
    主人公が遭遇した出来事や妄想?みたいなのまで
    双子の弟がいるんだけど彼らが登場した章は
    おもしろかったです
    家族の話からももっといろいろな物語が
    できそうな感じもしました

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    2024年11月10日
  • わたし、お月さま

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    〈 青山七恵と刀根里衣、同時代を生きるふたりの女性作家が織りなすファンタジーの世界
    大切なひとに教えてもらった わたしがわたしらしく輝ける場所 〉

    たださんの丁寧な書評

    私は深く考えることもなく絵の美しさに入り込む

    子どもたちに「月」をテーマに読みきかせ
    ファンタジーと科学の現実
    ほー、これはそこをうまくつなげてるなあと

    子どもたちに伝わるといいな

    ≪ あの月も ひとりぼっちで かがやくよ ≫

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    2024年10月02日
  • ひとり日和

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    表題作はフリーター女子が遠い親戚の老女と同居する話。主人公の言動に眉を顰める類のものがあり共感度が少しマイナスされた。もう一つの短編は一言で表せば「新宿西口」。

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    2024年09月28日
  • 私の家

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    終わりに向けて、
    「家」という何か不思議でグロテスクなものが迫ってくるような作品だった。
    家はただの箱では無いんだよなぁ

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    2024年07月17日
  • ひとり日和

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    20歳の知寿と71歳の吟子さんの物語。

    若い知寿の成長物語で、おばあちゃんの吟子さんがあれこれ教えてくれたり時には説教されたりするのかな〜と思いきやちょっと違いました。
    世のおばあちゃんに抱いている偏見なのですが、「面倒見」みたいなうっとうしい感じが全くなく、「ひとり」で毎日を過ごしているおばあちゃん。

    この物語に出てくる人達はあまり他人に興味がなく、淡白だなと思いました。でもこれくらいだと楽だろうな〜

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    2024年04月29日
  • ひとり日和

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    『ひとり日和』と『出発』の2篇。
    ひとり日和
    生きること、歳を取ること、いろいろな人と別れそして出会い関わっていくこと、それらによって自分が変化していくこと。
    おばあさんと暮らす1年間の知寿の変化に、少し切なく少し前向きな気持ちになりました。生きていれば出会いも別れもあるんだよねぇ。複雑な気持ち。
    とても味のあるおばあさんで、こういう人いそう!と思ったし、本当に知っている人の話を読んているみたいな気持ちになった。実際、親とかおばあちゃんとかって、嫌だったり恥ずかしかったり鬱陶しいこともあるけど、急にドキッとするような物言いする時があるよね。

    出発
    仕事を辞めることを決意した主人公とまわりの人

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    2024年02月14日