青山七恵のレビュー一覧
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表題作、起伏のない代わり映えしない日々でも、その変わらない事が救いになるのかもしれない、と思いました。
他人の日常を記録する、ってえっと思いますが、風太はそこに自分の主観を入れずに淡々と記録しているので誰も嫌悪感みたいなものを抱かないのだろうな。勝手に幸せ・不幸せとか評価されてたら嫌だけど彼はそれをしない。
どうしても物事をややこしく考えてしまう人はいるので、こうやって軽く「やってみればいいじゃん」みたいに言われると(やってみよかな)となれる気がします。やりたくない事は無理してやらなくていいけど。。
緑君、こういう人居るんだろうなと思いました。亀を飼っている所で、植物みたいなある人を連想しまし -
Posted by ブクログ
2007年第136回芥川賞受賞作。
簡潔な文体で、物語の凹凸も少ないのだが、なぜだか自然と引き込まれてしまう。そんな不思議な感じがする物語。
独り立ちをすると、今まで慣れ親しんだ景色や物事が、目の前にあったとしても急に遠いものになってしまう、そんな感覚が蘇ってくる作品。新しいことに出合うことはいろいろな意味で怖いものであり、ちょっとした刺激で自分の殻に閉じこもってしまいがちになる。ただ、ふとした瞬間にその殻を破ることができるのもまた事実。そうした心の揺れを描いた作品であり、多くの人が新生活を迎えるこの時期に読んでみると、よいかなと思える。 -
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読書開始日:2021年10月2日
読書終了日:2021年10月3日
所感
本日は酔いながら。
読みやすい作品ではあった。
知寿が吟子さんに問いかける何も返答を期待していない質問も、質問を投げてからする後悔も、憤りもそのなにもかもを経験したよ。気持ちわかるよと言う気持ちになる。
同時に知寿の母とも歳を重ねたせいか同意できる。知寿は全てが甘い。母に完璧を強いる。
全ての解を親が持っていると思い込んでいる。
そんなことはない甘い。
ちゃんとして欲しいという母の願いを叶えないのも自由だが、その意図を判断してからその選択をとるべきだ。
と、その選択に迫られなかった先輩から一言というかたちになってしまう。 -
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ヘンリエッタとかとも似てるかなと思った。
東京に一人で出てきた20歳の女の子。親類のおばあさんの家に預けられて、アルバイトをしたり、彼氏ができたり、おばあさんの彼氏とごはん食べたり、まったりと生活する。
ただ彼女のなかには若さゆえの衝動があって、おばあさんに意地悪なことを言いたくなったり、恋人との関係でやさぐれたり、お母さんに「母親らしいことをしてるとでも思ってるの?」という刃のような態度をとったりする。
面白いのは、彼女には盗みぐせがあるところで、それも誰も気づかないようなものたちをこっそりあつめて、そっと靴箱にいれておく。
クラスメートとか、元恋人とか。
自分でもちゃんとしなきゃ、と -
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ネタバレハッチとマーロウ双子の女の子。ママが「大人を卒業します!」とママ業をお休みしてしまう。けれど12歳の二人は悲観するのではなく、明るく二人で家事など色々学んでこなしていく。童話のような、子供視線で描かれた、微笑ましく可愛らしい物語。少し変わった家族、ママや双子のお友達。子供の視線で見る事で、皆んな面白くて自由奔放なキャラクターに見えて素敵だ。森の家でのびのび暮らしながら、優しい子に育っていく双子。シングルマザーのママの自由さにも、会ったことのないパパにも、いつか旅立っていくお互いにも、離れていても繋がっているから大丈夫!温かい繋がりにも元気をもらえる一作。
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自立してるという自負があるもんで、ダメ男ばかり構ってしまう
彼女はしかし自立しているようでいて
その実
仕事なり男なり、なにかに依存し
また依存されてないと不安なだけなのだ
それゆえに隙だらけである
いくつもの自分を使い分けるヒモ男のペースに振り回され
思春期の男子みたいに裏で自己嫌悪するばかり
そういう女たちが互いを思いやり、支え合うフリをしながら
見下しあっている
それでいつかは真の友情が生まれるのだろうか?
生まれるわきゃあない
ヒューマニズムは父とのたたかいから見いだされる相互理解の道だ
優しさというタテマエに支配されてる世界じゃ
期待するだけ損な話である
だから彼女たちは、やがて現代