青山七恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書開始日:2021年10月2日
読書終了日:2021年10月3日
所感
本日は酔いながら。
読みやすい作品ではあった。
知寿が吟子さんに問いかける何も返答を期待していない質問も、質問を投げてからする後悔も、憤りもそのなにもかもを経験したよ。気持ちわかるよと言う気持ちになる。
同時に知寿の母とも歳を重ねたせいか同意できる。知寿は全てが甘い。母に完璧を強いる。
全ての解を親が持っていると思い込んでいる。
そんなことはない甘い。
ちゃんとして欲しいという母の願いを叶えないのも自由だが、その意図を判断してからその選択をとるべきだ。
と、その選択に迫られなかった先輩から一言というかたちになってしまう。
知寿の考えるだけ考えて、言いたいことは言えず、最終的に事流れ主義をとらざるを得ず、それをあえてとっているという立場でやり過ごす、なんともいえない気持ちを知っている。
そのループの中で死ぬまで過ごすという恐怖もなんとなく知っている。
それでも出会いだとおもう。
出会いがそのループを打破する。
知寿は出会いを採用という形で得た。
いずれにしても変わることの重要性と、ある一定からの変わらないことの美しさへの重要性。
2つの対局性を、知寿と吟子さんが教えてくれた。
そんな作品。
母の愛情ってこんな風だと思ったんだろうな
お互いあってもなくてもどっちでもいい、というのが空気とは決定的に違うところだった
てくせが悪い=タイミングがばっちり!
こんなときでもわたしは少しみとれたや
腕を組んで密着させ、空気の通る隙間さえない感じだ
ラッシュアワーのホームはくらくらするほどの色の洪水
言葉の最初と最後が微妙に重なっている
いちいち嬉しそうに食べてる
母に対しては感謝というより、負い目、という感情の方がまだ強い
二人だけの生活に息苦しさを与えないよう友達のような母親を目指していたのだろうが、疲れや世間体のためにそうなりきれない母親が、中途半端で恥ずかしかった。
ちずは母に完璧を求め続ける
若い人みたいに波のあるお付き合いじゃないの
それは自分が吟子さんに意地悪なことを言う時の声に似ている
そう言う自信は藤田君に対する自信のなさと反比例して、放っておけばどんどん攻撃的になっていってしまいそうで
楽しさが戻ってくるわけじゃないよ。そんなことない。丹念にやれば、戻ってくるのよ
見ていたら自分がイトちゃんの出来の悪いコピー
知寿ちゃん。考えすぎ。よくない
そういうことは考えるほど良くもなければ悪くも無いんじゃないかしら
型からはみ出たところが人間。はみ出たところが本当の自分
この家にいると、自分がすごい歳とっちゃった気になるんだよなあ
憎しみや怒りのすぐそばで、生きていることを「エンジョイ」している若者と対局。
どうして恋は終わるの。どうして吟子さんの恋は終わらないの。これが年の功。
大人なのになんで熊のぬいぐるみなのだろう。
母は誕生会の主役みたいな顔をしている
ちんまりとして
若いときには、苦労を知るのよ
あと人間は変わるってことかね。それも変わってほしくないところご。で変わって欲しいところは変わらないよね
誰かが可か不可か教えてくれなければ、いつまでも不安なのだ。
山と積まれたバナナの中から一つの房を選ぶのにだって、これでよかったのか、食べてからもわたひはくよくよと悩むのだろう
使い果たしたと思っていても、悲しみやむなしさなんかはいくらでも、出てくるんだろう
靴箱は妄想への入り口
世界に外も中もないのよ。この世は一つでしかないでしょ。
そうやって知っている人を入れ替えていく。知らない人の中に自分を突っ込んでみる。
熱烈な恋の仕方 -
Posted by ブクログ
ネタバレハッチとマーロウ双子の女の子。ママが「大人を卒業します!」とママ業をお休みしてしまう。けれど12歳の二人は悲観するのではなく、明るく二人で家事など色々学んでこなしていく。童話のような、子供視線で描かれた、微笑ましく可愛らしい物語。少し変わった家族、ママや双子のお友達。子供の視線で見る事で、皆んな面白くて自由奔放なキャラクターに見えて素敵だ。森の家でのびのび暮らしながら、優しい子に育っていく双子。シングルマザーのママの自由さにも、会ったことのないパパにも、いつか旅立っていくお互いにも、離れていても繋がっているから大丈夫!温かい繋がりにも元気をもらえる一作。
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Posted by ブクログ
自立してるという自負があるもんで、ダメ男ばかり構ってしまう
彼女はしかし自立しているようでいて
その実
仕事なり男なり、なにかに依存し
また依存されてないと不安なだけなのだ
それゆえに隙だらけである
いくつもの自分を使い分けるヒモ男のペースに振り回され
思春期の男子みたいに裏で自己嫌悪するばかり
そういう女たちが互いを思いやり、支え合うフリをしながら
見下しあっている
それでいつかは真の友情が生まれるのだろうか?
生まれるわきゃあない
ヒューマニズムは父とのたたかいから見いだされる相互理解の道だ
優しさというタテマエに支配されてる世界じゃ
期待するだけ損な話である
だから彼女たちは、やがて現代の山姥になり
いつか、行き場のない娘たちに救いの手を差し伸べることも
ひょっとすると、あるのかもしれない -
Posted by ブクログ
とにかく、吸引力がすごい。
一癖も二癖もある女ばかりを次々と惹きつける、ダイソンなみの吸引力を持つ美青年が、「振る」のではなく「振られまくる」恋愛小説です。
それにしても、石田衣良の【娼年】の主人公しかり、伊坂幸太郎の【バイバイ、ブラックバード】の主人公しかり、そして本作の主人公しかり。
こんなにも女性達を魅了してやまない男達が、そろいもそろってキャラが立ってないのは何か理由があるのでしょうか?
主人公は【ぼく】なのに、タイトルが【ぼくの彼女】じゃなく【わたしの彼氏】なのも納得の存在感の薄さです。不思議。
読んでる間そればっかり気になってしまって、肝心の主人公の【ヤヴァイ女達に翻弄されまくる恋愛事情】があんまり刺さって来てくれなかった。残念。
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