【感想・ネタバレ】繭(新潮文庫)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

マイがどこまでも狂っててやばい女なのかと思いきや、ミスミもなかなかいかれてて、怖かった。
キコちゃんの平凡な人生平凡な自分に嫌気がさして、何か特別な不幸を待っている可哀想な自分になるの、なんとなく分かるな。
マイちゃんは、ミスミの怯えている目の奥に怯えている自分を見つけてしまって止まらなくなったのかな。

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

二組の男女のお話
語りはそれぞれの女性
女は夫に暴力をふるうが夫はされるがまま
なぜ二人はいっしょにいるんだろう?
二組目の女がそこに絡んできて・・・
たんたんと物語を読みました
二組目の女もまたいろいろと
終盤、この話の着地はなんなんだろう
そして読み終えて、そういうことになるのか
って感じでまぁもうおなかいっぱいです

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2021年04月24日

Posted by ブクログ

自立してるという自負があるもんで、ダメ男ばかり構ってしまう
彼女はしかし自立しているようでいて
その実
仕事なり男なり、なにかに依存し
また依存されてないと不安なだけなのだ
それゆえに隙だらけである
いくつもの自分を使い分けるヒモ男のペースに振り回され
思春期の男子みたいに裏で自己嫌悪するばかり
ういう女たちが互いを思いやり、支え合うフリをしながら
見下しあっている
それでいつかは真の友情が生まれるのだろうか?
生まれるわきゃあない
ヒューマニズムは父とのたたかいから見いだされる相互理解の道だ
優しさというタテマエに支配されてる世界じゃ
期待するだけ損な話である
だから彼女たちは、やがて現代の山姥になり
いつか、行き場のない娘たちに救いの手を差し伸べることも
ひょっとすると、あるのかもしれない

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2019年02月04日

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