姜尚中のレビュー一覧

  • 続・悩む力

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    何の為に生まれて、何をして生きるのか分からないまま終わる、そんなのは嫌だ。この事を人に言うと今まで笑われて来たが、この本には、少なからぬ人がそれを考えていると書いてあった。ちょっとした救いに感じた。

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    2013年02月27日
  • ナショナリズム

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    ネタバレ

    ナショナリズム、この奇怪な現象ほど両義性にみちたものはない。それは、憧憬と鼓舞の感情を呼び起こすかと思えば、嫌悪と痛罵の感情ともつながっているからである。pはじめに iii

    「想像された共同体」としてのネーションへの同一化は、ある意味でグローバル化の加速度的な「液状化」に対する神経症的な反応と言えないことはない。p2

    【ネーションの二重性】p11
    二重性とは、ネーションが、一方では自生的な共同体としてあらわれ、他方では作為的な抽象的統一体とみなされることを意味する。

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    2014年04月28日
  • 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

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    タイトルからしてはまった。尤も、絵画説明書だとは思ってもなかったが。でもそれでもよかった。共鳴した。

    ヴィクトール・フランクルの指摘
    〇人間の行為の3つ価値:
    ①「創造」、②「体験」、③「態度」

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    2012年12月15日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    孤高の政治学者、姜尚中氏が提唱する七つのリーダー・パワー。
    誰もがリーダーになる可能性があり、また時代は身近なリーダーを必要としている昨今、我々に求められる力は一体何なのか?
    その答えのヒントは今は亡き元韓国大統領の金大中(キム・デジュン)氏の行動にあったー。

    働く全ての人に読んでほしい一冊です。

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    2012年09月22日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    著者は本当に社会を深く分析する人である。
    彼のように冷静に客観的に、しかし暖かい目でもって社会を見つめられる人が日本で活躍しているというのは、とてもいいことだと思う。

    本にも書かれているが、今は、多くの人が物事を損得で見ようとする時代であるが、それだけではとても寂しい社会になってしまう。そして長い目で見ると未来もない。

    少し日常に疲れたら、読んでみたい本である。

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    2012年08月25日
  • 姜尚中の政治学入門

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    政治学の入門にしては専門的な用語がちりばめられており、非常に難解であった。

    日本のアジア化という考えには、今後のアメリカとの関係性と将来のアジアでの日本の立ち位置を深く考えさせる内容であったことと著者が「干物」と述べている各分野における古典というものがしっかりと学んで知識にしておけば、まるで本物の干物のように噛めば噛むほど味がでてきて、骨董から輝く宝飾へと変わり十二分に現代に適応できるということが知ることが出来て古典の大事さを学んだ。

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    2012年07月23日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    「お金・自由・仕事・友人関係・メディア・知性・反日・紛争・平和・幸せ」
    このような10項目について述べていてそれぞれに納得させられる。
    印象に残った言葉として
    「・・・これから世界で生きていくには、民族や宗教や歴史を知ることが重要な”マナー”・・」
    「・・・歴史を知ることはエチケット・・」
    やはり、その国が歩んできた歴史をしっかり理解することが重要。
    このことは人間にも当てはまる。
    一人一人の生きてきた人生を考えることは、自分の人生を振り返ることにもなる。

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    2012年06月27日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    筆者特有の明快な論旨で、すらすら読めるリーダ論。特に、リーダとしての「覚悟」「勇気」に係る説が印象的であった。

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    2012年04月12日
  • 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

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    著者が日曜美術館の司会を通じて得た感動や自身の経験をもとに、まとめられた本。雑然とした毎日の中で、美しいものに触れたいという気分に、すんなり応えてくれた。また美術館に行って、本物を見てみたいなあ。

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    2012年04月06日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    姜さんが東京の街を探訪しながら思索するエッセイ。
    国会議事堂を訪れての、「家業を継ぐはずだった長男(自民党)がダメになったから、急に次男(民主党)に・・・といっても、今まで何の訓練もしていなかったら難しいのと同じようなもの」「新しい政権を育てていくという胆力が、国民にも必要」との指摘には、全く同感。
    (ただし、これが書かれたのは1、2年前のことなので、現在はもう少し逼迫した状況ではあると思うが)
    どこぞの市長が大人気だけど、「強い力を持った指導者が、一気に何もかも変えてくれる」と思うのは幻想であり、また非常に危険なことでもあると思う。

    猫カフェを訪れた姜さんの周りに、猫たちがぞろぞろと集まっ

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    2012年03月24日
  • 愛国の作法

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    姜尚中さんの切れ味を見た。分かりやすく、かつ、論理的。
    誰もが感情として持つ愛郷と、人工的に作られる愛国は異なる。これを一緒くたにしてる今の論調は、危険な歴史の繰り返し。理想の姿をイメージし、そこに進む国家を愛する。これが愛国。

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    2012年03月13日
  • 姜尚中の政治学入門

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    多くの問題意識が提議されているが、結論が十分に表されていない印象を持った。
    政治学入門というタイトルは本書の中身を表していない。例えば、「一政治学者が抱いた現代日本への問題提議」みたいなタイトルの方がふさわしいかもしれない。
    しかし、昨今の憲法論議に関して、憲法九条とともに二〇条政教分離原則もセットに議論を深めるべき、との指摘は興味深かった。

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    2012年03月12日
  • 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

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    美術作品と人生を結び付けて考える。自分への問いや自分との対話、そういった事を美術を通して行う。批評や鑑賞、感想というよりも著者の精神を感じる作品。

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    2012年03月06日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    ネタバレ

    感想
    なんか自民党批判の根拠とかが微妙。
    色んな知識ぼかぼか入れすぎて煙に巻かれた感。
    でも金大中のインタビューはすごい。
    日本人として戦争の罪悪感ってそんなになかったからもっと知らなきゃダメだなと思った。

    あとがきに書いてあるように会いたい人に会えた!青春!って感じが伝わってくる。

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    2012年02月23日
  • 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる

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    姜氏の美術エッセイ。
    「日曜美術館」で司会をされているためか、昨年展覧会で見た作品が多く取り上げられており、タイムリーに読めた。
    作品の軽い解説・分析プラス姜氏の個人的な思い出といった感じで、軽く楽しめたがあまり深く印象に残る内容がなかった。

    見たい作品:
    ミレー「春」(ルーブル)
    ブリューゲル「絞首台の上のカササギ」(ヘッセン州立美術館)(ダルムシュタット)

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    2012年01月17日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    姜氏の考えるリーダーシップに必要な資質は、先見力、目標設定力、動員力、コミュニケーション力、マネジメント力、判断力、決断力との事。特に決断力との事。他にもあって「言葉の錬金術」、「責任力」、「信じる力」。。。必要な資質多くね?

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    2011年12月20日
  • ナショナリズムの克服

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    全く異なるバックグラウンドを持った学者と博打家が対談。対談形式で本がまとめられておりスラスラと読めた。
    ただ内容を理解するには一回読んだだけじゃ自分にはキツかった。
    ちょっと寝かせてまた再度挑戦します。

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    2011年12月19日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    2007年出版。
    当時の日本と世界が抱える、
    「お金」「自由」「仕事」「友人関係」「メディア」「知性」「反日」「紛争」「平和」「幸せ」について、
    ネットの一般投稿者の意見も取り入れながら、姜 尚 中が日本で生き抜くための方法を述べている一冊。

    「悩む力」よりは感動しなかったけど、やっぱり他者との関わり合いの中で人格を磨くことがとても大事だと感じました。

    大切な言葉が本のいたるところに散りばめられていて、私はやっぱりこの著者が好きです。

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    2011年12月16日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    姜尚中が好きなので買いました。
    ちょうど東京に進出して日が浅かった自分には興味のある一冊でした。
    姜尚中の世界観で東京を捉えられていて新鮮でした。
    昔から東京に住んでいる方が読まれても、新しい東京が見えてきて面白いと思います。

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    2011年11月09日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    多くの人が興味あるだろう10の項目に絞って説明されてます。
    これだという答えはここにはありませんが、それぞれの答えを出せるように説明がなされているように思います。

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    2011年11月09日