真鍋昌平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2巻から9巻まで漫画喫茶で一気読み。風俗嬢、フリーター、株式トレード、ゲイ、オヤジ狩りとかするチーマー、ホスト、チャラいイベンター、ヤクザの下部構成員、平凡な家庭までが借金地獄やウシジマくんたちに喧嘩売って倍返しされ崩壊していく様にガクガクブルブル。
今の仕事頑張ろう、借金は怖いということ教えてくれる点では最高の教科書(反面教師ともいう)。
業界物って普通は「華やかで儲かってそうだけど裏ではこんな大変なエピソードがあるんだなあ。でもやりがいのある仕事だよなあ」という気に読後なるもんだが、この漫画だと(客側じゃない方の)金融業も弁護士も警察も銀行も証券会社も全員凶悪な面構えw。登場人物も世界観も殺伐としすぎw。ありがちな人情話に落とし込まないからイイんだけどね。
ここで採り上げられたお仕事や業界への幻想が全部吹っ飛ぶ(こんな人ばかりではないだろうとは思うが。漫画だし)というドライな筆致にしびれる。一見安全そうな専業主婦や子持ち既婚者への幻想もなくなってしまうのが怖い。
私の今の職種がネタになったら号泣するかも。次のシリーズはサラリーマンだって?! ヤバい…。でも最新刊に追いつくまで読みますが。 -
Posted by ブクログ
「「歩けない世界」にもきっと「9秒台」はあるんだ。」
脊髄損傷だと椅子から床に移動するだけでタイヘンとは知らなかった。腹筋も背筋も使えないので腕の力とバランスだけで移動するのは一苦労というだけでドラマとなる。
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闇金ウシジマくん⑨真鍋昌平
2009.03.15 Sunday 06:00
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評価:
(2007-08-30)
「このままじゃどこへ行っても同じ。逃げれば逃げた分だけ、居心地の悪い所へ落ちていく」
このマンガを褒める人は多いけど今回のもその対象になることだろう。フリーターくんの行く末をじっくり書き込んでいく。
漫喫暮らし→ホームレス(気楽に見えるけど秩序を守るための露骨なタテ社会。少しでも優位になるための嘘に恥はなく、毎回違う昔話)→ゲストハウス→引越しのバイトのせいで腰痛。収入なくなる→自己破産相談失敗(住所不定のせい)→ホームレス→一般の人から「臭い」と言われるようになる→カツアゲ。全財産失い、投石を受けケガ、ゴミ箱に捨てられる
と見事な展開です。 -
Posted by ブクログ
楽園くん編完結。「(アダムとイブは、ヘビにそそのかされて、禁断の実に手を出し、楽園を追われた)」って16巻の回想シーンの一節は、アダム=中田、イヴ=パピコまたはキミノリ、ヘビ=G10の行く末をしめす暗喩だったのだろうか。となるとハブは神か。だったらいやな神様だなあとおもう。けれども、あの空疎な楽園のそれなら奴が妥当なのかもしれない。だれひとりすくわれない結末に、フーゾクくん編の最後よりへこむ(あれがいままででいちばんへこんだ)どころじゃない、ぞっとする。G10が最後まであのままなのは意外だった。聖書からの引用は個人的にしらける。でもシリーズ中、いちばんおもしろかったのはたぶんこれ。構成によるところがおおきいとはいえ、ミステリーっぽくてちょっとよかった。ラストシーンがむねにいたい。