真鍋昌平のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
マサル編が終わりいよいよ最終章
マサル編はこの作品には珍しいいい終わり方だった。
そしていよいよ、最終章『ウシジマくん』スタート!
都内に戻ったウシジマは、滑川の張り込みの網に掛かる。
最後にして最強の敵か?
熊倉を殺したのがウシジマだとわかっていて、3億を要求する熊倉。
いつもどおり、『滑川殺す』と絶叫しながら、腹筋する社長。
ラストまで目が離せない!
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Posted by ブクログ
ずっと気になっていて、1~29巻まで一気に読みました。
すごくえげつなくて、救いようのない話ばっかりですが、たまにいい話もあったり。
またこんな話が実際あるんだろうなって思ったら、とても人ごとには思えない。
いい社会勉強になる漫画だなと思います。
いつか自分に子供ができて、こういうことも知っておいてほしいと思った時に読ませたいです。
闇金やギャンブル・薬物に手出しちゃいけないよ!っていうよりもずっと説得力があると思います。
話で好きなのは「若い女」「フリーターくん」「フーゾクくん」「サラリーマンくん」「トレンディーくん」「ホストくん・元ホストくん」「生活保護くん」「洗脳くん」 -
Posted by ブクログ
いいと思う。世の中にはこんなことも現実にあるという認識をもつ意味でも。村上龍の小説(確か短編だった)でも同じような(死体処理の部分についてかな?)話があったが、殺されそうになる中ででなぜ主人公が生還したかというと、思考停止にならなかったから・・という記憶がある。
最後らへんでウシジマくんが出てきて、「誰かを守りたかったら強くなれ。自分を守れないやつは他人は守れない。自分の意思を持て。」みたいなことを言うところがあるけれど、結局ここを作者は言いたかった(言わせたかった)んじゃないかと思う。
自分の意志をもつこと。それだけが自分と世界を救う。 と思う。 -
Posted by ブクログ
真鍋昌平の連載デビュー作だったんですね。
私にとっては『闇金ウシジマくん』に感銘を受け尽くしてからの『スマグラー』。
ブレない真鍋節、最高でした。こういうのが読みたかったんだ。
ドン底から這い上がろうとする意思みたいなものを、過小評価も過大評価もしない。這い上がる奴は這い上がるし、そうじゃない奴は適当に生き腐れていくんじゃね?知らねーけど。なんて徹底的に淡々としたスタンスが怖カッコ良い。登場人物の9割方は悪い人なのに、この清々しさたるや……。
それにしてもつくづく自分は「法で(が)裁け(か)ない悪」が酷い目に遭わされる話が好きなんだなあとしみじみ。
「背骨」&「内臓」大好きです。