真鍋昌平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画喫茶で喫煙OK、ドリンクフリー、マッサージチェア完備の部屋でサラリーマンくん編(10巻~12巻、タクシードライバーくん編も収録)を1時間でまとめ読み。
前に「次のサラリーマン編が自分の業種とかぶったら辛くて(号泣して)読めないかも」と書いたら今回の主人公は医療品メーカーの営業。接点なくてかろうじて読み通せた。救いのあるラストでホッとした。そこまでが半端なく過酷なのだが。
闇金融会社の社長のウシジマくんが一応主人公だが、彼は狂言回しというかあまり私生活が語られず、せいぜいウサギを飼うのが趣味で独身らしいというくらいしか分からない。
激流の中、彼は流されずまっすぐ立っている杭か岩のようで -
Posted by ブクログ
2巻から9巻まで漫画喫茶で一気読み。風俗嬢、フリーター、株式トレード、ゲイ、オヤジ狩りとかするチーマー、ホスト、チャラいイベンター、ヤクザの下部構成員、平凡な家庭までが借金地獄やウシジマくんたちに喧嘩売って倍返しされ崩壊していく様にガクガクブルブル。
今の仕事頑張ろう、借金は怖いということ教えてくれる点では最高の教科書(反面教師ともいう)。
業界物って普通は「華やかで儲かってそうだけど裏ではこんな大変なエピソードがあるんだなあ。でもやりがいのある仕事だよなあ」という気に読後なるもんだが、この漫画だと(客側じゃない方の)金融業も弁護士も警察も銀行も証券会社も全員凶悪な面構えw。登場人物も世界 -
Posted by ブクログ
「「歩けない世界」にもきっと「9秒台」はあるんだ。」
脊髄損傷だと椅子から床に移動するだけでタイヘンとは知らなかった。腹筋も背筋も使えないので腕の力とバランスだけで移動するのは一苦労というだけでドラマとなる。
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闇金ウシジマくん⑨真鍋昌平
2009.03.15 Sunday 06:00
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評価:
(2007-08-30)
「このままじゃどこへ行っても同じ。逃げれば逃げた分だけ、居心地の悪い所へ落ちていく」
このマンガを褒める人は多いけど今回のもその対象になること -
Posted by ブクログ
楽園くん編完結。「(アダムとイブは、ヘビにそそのかされて、禁断の実に手を出し、楽園を追われた)」って16巻の回想シーンの一節は、アダム=中田、イヴ=パピコまたはキミノリ、ヘビ=G10の行く末をしめす暗喩だったのだろうか。となるとハブは神か。だったらいやな神様だなあとおもう。けれども、あの空疎な楽園のそれなら奴が妥当なのかもしれない。だれひとりすくわれない結末に、フーゾクくん編の最後よりへこむ(あれがいままででいちばんへこんだ)どころじゃない、ぞっとする。G10が最後まであのままなのは意外だった。聖書からの引用は個人的にしらける。でもシリーズ中、いちばんおもしろかったのはたぶんこれ。構成によると