石田夏穂のレビュー一覧

  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    この作家がどんな作風かを知らずに読んだが、なかなかウィットに富んでいた。
    特に私は『世紀の善人』が好きだった。
    人生に必要のない奴らをラベリングして記号のように扱うのは会社員時代に経験があり、どこか親近感を覚えた。蹴り飛ばしたりはしないが…

    『わたしを庇わないで』は結局庇ってる奴が1番デブを蔑んでるよね、という。こういう奴いる。善人の顔できてると思ってんのか、という。

    どれも人間もめんどくさいとこや醜いとこ、滑稽なとこがフィーチャーされていて、自分が今まで見てきた人間のそれらを思い出させた。
    幸せな気持ちになりたい、読書で癒されたい人にはあまりおすすめできないかなと。

    0
    2026年09月26日
  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    肥満を庇うことの欺瞞や職場の同調圧力など、無意識の差別を描くブラックユーモア中編集。世間の矛盾をロジカルに暴く著者独特の書き味がたまらない。

    配慮という名目で相手を腫れ物扱いし、庇うことの傲慢さ。
    良かれと思った言葉が無意識に他者を見下していないか…自分自身の価値観を揺さぶられつつ。「ノーメイク鑑定士」に続き、石田夏穂さんの毒と愛あるユーモアを浴びれちゃう。

    0
    2026年09月25日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

    クスッと笑える、というよりはちょっと怖い。そんな話ばかりでした。
    最後の「ノーメイク鑑定士」が一番プッと笑う場面が多くて途中まで面白かったのに、最後の終わり方が残念だった…
    全体的に最後みんなヤケクソになるんだよな…

    0
    2026年09月24日
  • ミスター・チームリーダー

    Posted by ブクログ

    石田夏穂さん、容姿の話が多いですね。それもけっこう辛辣。
    最初はおもしろかったのですが、こうも続くとなんだかなという気持ちに。だけどなんか期待して読んでしまうんですよね…


    以下、本文より

    いくら人手不足の世の中とはいえ、いないほうがいい人というのは必ずいる。いないことで最も職場に尽くすタイプ。いないことで最もハイパフォーマンスなタイプ。大島にできる最大の貢献は「不在」の二文字だったのだ。


    ここは納得でした。

    0
    2026年09月19日
  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    タイトルを含む3つのお話が入った1冊。理不尽な会社で嫌いな社員を「ザンゾウ」と呼びながら生きている女性のはなし、卒業旅行で自分の容姿が嫌いゆえに写真をとられたくない女の子のはなし、タイトルのはなしはデブの広報社員のはなし。読んでいてずっと辛かった。生きるのが辛そうな主人公ばかりで苦しかった。

    0
    2026年09月19日
  • 冷ややかな悪魔

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    u-nextのサクッと読める中編シリーズ。
    主人公の独身中年ぽっちゃり女性が会社から痩せないと海外出張出来ないと告げられジムに通い始める。ジムで他人の指輪を拾い咄嗟に指につけてしまったところを人に見られ、そこから既婚のフリをするストーリー。
    独身と既婚(のフリ)で社会側の自分への接し方、対応が異なり、嘘の世界に陶酔していく主人公。最後、指輪が落ちてしまうシーンは気まず過ぎてページめくれなかったが、そこでストーリーが終わってしまい、一安心と呆気なさが押し寄せて終わった。
    あまり時間とられずに読めるので他のシリーズも読みたい。

    0
    2026年09月15日
  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    見た目や性別に囚われている女性3人

    皮肉が効いているけど笑えるって感じでもない

    結局どうしたらいいんだ…となる3編でした。

    0
    2026年09月05日
  • ケチる貴方

    Posted by ブクログ

    タイトルからどんなセコい男が登場するのかイメージしたが。
    金太郎体型は確かに冷え性では無さそう。夏でもブランケットが必需品の女子は華奢で色白、容姿に劣る女子は勉学に励むしかない。
    人が勝手にイメージすることは全く当てにならない。
    寛容を発揮した時に体温が上がり、ポカポカするってとても面白い設定で楽しめたけれど、ストレスによる自律神経失調症では?なんてこちらも無責任に診断。

    0
    2026年08月30日
  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    気づいたら、8月が終わるのに衝撃∑(゚Д゚)
    今年の8月は、過去一最速で体感的に
    終わるのに、社畜すぎて
    8月の今日が今が自分的にはようやっと
    夏休みに入りました(泣)


    職場にてパワハラ気味な言動をされている人、
    自分の顔に自信がもてない人、
    見た目に対する本人の思いと周りの考えの相違。

    絶妙なテーマをこんな視点、考え方で
    描くんだなと斬新な物語で読みやすかったです。

    特に自分の顔に自信がなくて、友人からの
    ディズニーの誘いを嫌がる少女が
    卒業アルバムで見た自分の顔に衝撃を受けて…の
    話がすんごい学生の頃の自分と重なって
    「分かるーこの悩み〜」となりました。

    本のタイトルにもなっている
    「わたしを庇わないで」は
    3つ目の話でしたが、
    中々攻めている話で読んでて何故か
    スカッとしてしまった(笑)

    0
    2026年08月27日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お初の作家さんです。
    タイトルの「ノーメイク鑑定士」という題名に魅かれて手に取る。
    様々な会社で働く人が主人公なのだけれども、お仕事内容にフォーカスしているわけではなくて、
    社会人として会社でもまれるうちに 出くわすかもしれない(ほとんどはニアミス程度かも・・・)な案件が繰り広げられていく ライトな短編小説集

    ・パイプ椅子で足裏マッサージをすることにハマってしまい 予期せぬ噂の的に
    ・カフェチェーンのひ弱店長が マッチョな次の店長がきて事件に巻き込まれていく
    ・働き方改革で残業を減らす会社の方針に乗り切れず体を壊していくサラリーマン
    ・取引先から「ノーメイクの社員」への苦情 果たしてすっぴんがイケないのか?
     見てくれ重視で文句を言いたいだけなのか?

    人物構成も分かりやすく サラリとその会社の状況が分かり 話の内容に入っていける文章表現はよみやすく、とてもいい。
    おもしろいお仕事小説だった。
    通勤や病院の待ち時間など 細切れでも読みやすいのでおすすめですよ。

    0
    2026年08月27日
  • 緑十字のエース

    Posted by ブクログ

    2025年出版、179ページ。東大卒のエリート的な大手不動産会社の中年サラリーマンが、無理くり責任取らされて退職し、ゼネコン会社で働くという...。少しミステリー要素もあり。面白いと言えば面白いのだけど、あれっ?するっと終わっちゃった。色々な設定が宙に浮いたまま放り出されたような感じ。何かと割り切れないのが人の世であり人生だよね、って感じか?

    0
    2026年08月21日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編四話

    足裏マッサージ、気持ちよすぎて職場でもこっそり
    実は見られていて……。水虫疑惑をかけられる
    「フットブレイク」
    この話が1番面白かった〜
    もう、水虫バイ菌という扱いから這い出でるのは難しそうです。開き直るしかあるまい


    オチが火事、その後が知りたい
    「未経験の男」


    24時間働けますか?でやってきた人が働き方改革に出会うと……。
    「我らがDNA」


    ノーメイクの営業さんにクレームが……
    あなた、ノーメイクですか?とは聞けない
    「ノーメイク鑑定士」



    0
    2026年08月20日
  • わたしを庇わないで

    Posted by ブクログ

    世紀の善人
    階段を使うと死にそうな人周りにたくさんいる
    思わず噴き出してしまった
    家で読むことをおすすめします

    小人二十面相
    写真写ると魂抜かれると本気で思ってた
    写るのが嫌い…同じだ

    わたしを庇わないで
    この世の中「デブ」に厳しすぎるのでは
    平等に優しくなろうぜぇ

    0
    2026年08月20日
  • 緑十字のエース

    Posted by ブクログ

    若々しい筆致が瑞々しく、リストラにあった壮年の毎日がそれほど悲壮感につまされない。しかも現場の苦労や状況をよく取材されている(ような気がする)。読者としては、次の日の朝と次男との会話の続きが読みたかった。

    0
    2026年08月19日
  • 我が友、スミス

    Posted by ブクログ

    筋トレとボディビル大会への解像度がとても高かった、筋肉を鍛えた先の大会で求められる女性的な部分。すべての筋トレーニーが共感し、女性の筋トレ大会の審査への提言になった作品になってほしい。

    0
    2026年08月15日
  • 冷ややかな悪魔

    Posted by ブクログ

    ひゃ~冷ややかな悪魔さよなら

    最後どうなるの?ちょっと不安とドキドキがあった。

    表紙の可愛いフォルムのベイビーみたいな、愛くるしい。

    0
    2026年08月15日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んでみた。

    「フットブレイク」が一番面白い!というか、久しぶりに読みながら笑ってしまった笑
    確かにこんな人会社にいたら嫌だな〜と思うと同時に、自分がこんな人になれたら会社を支配したも同然だな〜と思った笑

    0
    2026年08月13日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

    自分にしては珍しく本屋で一目見て買った本。
    独特な世界観だった。なにか学びをえると言うよりはくすりと笑ってしまうような。
    色んな職業についている社会人がコミカルに描かれている。社会人はある意味滑稽なのだろうか。会社という、ひとつの文化あるいは小さな社会。狭い世界の中にいるようだ。

    0
    2026年08月01日
  • 我が友、スミス

    Posted by ブクログ

    スミス=スミスマシン
    これは、筋トレ小説

    筋トレに励むOLの、日々の筋トレ日記なのかな?と思いきや、斜め上の展開。
    ボディビル大会を目指すことになる。

    もう、メインが筋トレの種類とマシン。
    それらは詳しく正式名称で記されているのに、登場人物は全てイニシャル。
    S子とかU野とかO島とか…
    きっと名前とかはこの作品にとって大した意味は無いのだろう。

    筋トレは私も好きなので、マシンや筋トレの中身は理解できるけど、これ、知らない人はなんのこっちゃかもなあ(笑)
    そんな私でもボディビルの世界は未知だったので、一つ一つYouTubeで確認することに。
    お陰でオススメにボディビルの動画が上がってくるじゃないの!

    いや、すごいな。
    どんな世界でも極めるって凄いことだ。
    裏でこんな努力をしてるんだな…ってことがわかって、見る目が変わりました。

    最後、ちょっとホッとしたε-( ´▿` )‬
    文章もクスッと笑えるところ満載で面白かったです!

    0
    2026年07月29日
  • 冷ややかな悪魔

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●感想
    いつもながらの軽妙な筆運び。バリキャリの有田は、自分の仕事に誇りを持ち、海外出張もこよなく愛している。しかし周りにはそれは伝わっておらず、気を遣われているのが伝わってくる。ひょんなことから奥様ごっこをして、周りの人々の反応が楽しくなってしまって…
    自分で思っていることと、周りの人達の思いがこうも違うものなんだなぁと思うと、コミュニケーションって改めて難しいものだよなと思った。

    ●本概要

    同情するなら出張に行かせてくれ!

    一年中海外を飛び回っている商社勤務の有田ユカリ。
    ある日、本社に呼び出されると、出張禁止を告げられた。
    理由は、体脂肪率が高いために、万が一があると困るから。
    思いがけず日本での暮らしを強いられたユカリは、既婚か未婚かばかりを問われる村社会っぷりにげんなりし、今すぐにでも海外にエクソダスしたい。
    そのためにも体脂肪率を下げるべくジムに熱心に通い、狙い通り数字も改善されてきた矢先、あるものを拾い……。

    0
    2026年07月29日