石田夏穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作家がどんな作風かを知らずに読んだが、なかなかウィットに富んでいた。
特に私は『世紀の善人』が好きだった。
人生に必要のない奴らをラベリングして記号のように扱うのは会社員時代に経験があり、どこか親近感を覚えた。蹴り飛ばしたりはしないが…
『わたしを庇わないで』は結局庇ってる奴が1番デブを蔑んでるよね、という。こういう奴いる。善人の顔できてると思ってんのか、という。
どれも人間もめんどくさいとこや醜いとこ、滑稽なとこがフィーチャーされていて、自分が今まで見てきた人間のそれらを思い出させた。
幸せな気持ちになりたい、読書で癒されたい人にはあまりおすすめできないかなと。 -
Posted by ブクログ
気づいたら、8月が終わるのに衝撃∑(゚Д゚)
今年の8月は、過去一最速で体感的に
終わるのに、社畜すぎて
8月の今日が今が自分的にはようやっと
夏休みに入りました(泣)
職場にてパワハラ気味な言動をされている人、
自分の顔に自信がもてない人、
見た目に対する本人の思いと周りの考えの相違。
絶妙なテーマをこんな視点、考え方で
描くんだなと斬新な物語で読みやすかったです。
特に自分の顔に自信がなくて、友人からの
ディズニーの誘いを嫌がる少女が
卒業アルバムで見た自分の顔に衝撃を受けて…の
話がすんごい学生の頃の自分と重なって
「分かるーこの悩み〜」となりました。
本のタイトルにもなっている
「わたしを庇わないで」は
3つ目の話でしたが、
中々攻めている話で読んでて何故か
スカッとしてしまった(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレお初の作家さんです。
タイトルの「ノーメイク鑑定士」という題名に魅かれて手に取る。
様々な会社で働く人が主人公なのだけれども、お仕事内容にフォーカスしているわけではなくて、
社会人として会社でもまれるうちに 出くわすかもしれない(ほとんどはニアミス程度かも・・・)な案件が繰り広げられていく ライトな短編小説集
・パイプ椅子で足裏マッサージをすることにハマってしまい 予期せぬ噂の的に
・カフェチェーンのひ弱店長が マッチョな次の店長がきて事件に巻き込まれていく
・働き方改革で残業を減らす会社の方針に乗り切れず体を壊していくサラリーマン
・取引先から「ノーメイクの社員」への苦情 果たしてすっぴんがイケないのか?
見てくれ重視で文句を言いたいだけなのか?
人物構成も分かりやすく サラリとその会社の状況が分かり 話の内容に入っていける文章表現はよみやすく、とてもいい。
おもしろいお仕事小説だった。
通勤や病院の待ち時間など 細切れでも読みやすいのでおすすめですよ。 -
Posted by ブクログ
スミス=スミスマシン
これは、筋トレ小説
筋トレに励むOLの、日々の筋トレ日記なのかな?と思いきや、斜め上の展開。
ボディビル大会を目指すことになる。
もう、メインが筋トレの種類とマシン。
それらは詳しく正式名称で記されているのに、登場人物は全てイニシャル。
S子とかU野とかO島とか…
きっと名前とかはこの作品にとって大した意味は無いのだろう。
筋トレは私も好きなので、マシンや筋トレの中身は理解できるけど、これ、知らない人はなんのこっちゃかもなあ(笑)
そんな私でもボディビルの世界は未知だったので、一つ一つYouTubeで確認することに。
お陰でオススメにボディビルの動画が上がってくるじゃないの!
いや、すごいな。
どんな世界でも極めるって凄いことだ。
裏でこんな努力をしてるんだな…ってことがわかって、見る目が変わりました。
最後、ちょっとホッとしたε-( ´▿` )
文章もクスッと笑えるところ満載で面白かったです! -
Posted by ブクログ
ネタバレ●感想
いつもながらの軽妙な筆運び。バリキャリの有田は、自分の仕事に誇りを持ち、海外出張もこよなく愛している。しかし周りにはそれは伝わっておらず、気を遣われているのが伝わってくる。ひょんなことから奥様ごっこをして、周りの人々の反応が楽しくなってしまって…
自分で思っていることと、周りの人達の思いがこうも違うものなんだなぁと思うと、コミュニケーションって改めて難しいものだよなと思った。
●本概要
同情するなら出張に行かせてくれ!
一年中海外を飛び回っている商社勤務の有田ユカリ。
ある日、本社に呼び出されると、出張禁止を告げられた。
理由は、体脂肪率が高いために、万が一があると困るから。
思いがけず日本での暮らしを強いられたユカリは、既婚か未婚かばかりを問われる村社会っぷりにげんなりし、今すぐにでも海外にエクソダスしたい。
そのためにも体脂肪率を下げるべくジムに熱心に通い、狙い通り数字も改善されてきた矢先、あるものを拾い……。