石田夏穂のレビュー一覧

  • 緑十字のエース

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    自分も過去現場で仕事をしていたから、安全って指導があるのは分かる。でも世間の指導ってこんなに厳しいんだ。自分のところは何だったんだと温度差を実感。
    後半ミステリー感があったが、細かすぎな松本の真意は単純なものだった。全体を俯瞰せず自分勝手に感じるが立場かわれば共感するかも。

    現場の理想論と安全の正論、どちらも分かる。これも立場だ。どちらも自分の仕事を全うしようとしてる。松本は他意があったが。
    浜地の家族での立ち位置は最後までフラフラ感がありスッキリしなかった。これも現実的なのかもな。そんなに安く告白なんて出来ない。

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    2026年02月07日
  • 黄金比の縁

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    面接官がこんなにもあやふやな基準で選定しているのなら、あの頃一喜一憂などする必要なかったね。と、就活へのハードルをぐんと低くしてくれる一冊

    新しい角度の就活応援本

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    2026年02月06日
  • ケチる貴方

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    「我が友、スミス」で石田夏帆さんの他の作品が気になり本書を手に取りました。本書は「ケチる貴方」と「その周囲、五十八センチ」が同時収録されているものです。両作品とも主人公は自分に対しても他人に対しても辛口で、だけどユーモアがあります。主人公は社会の価値観やもっともらしさから外れた自分を皮肉りつつも、あらゆる手を尽くして生き抜こうとします。主人公にとってそれは努力というより社会で生き抜くための術なのだと感じました。独特な比喩表現が面白く、聞いたことない表現なのに何故か納得できる、面白い言葉がたくさん出てきます。

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    2026年01月30日
  • 黄金比の縁

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    朝井リョウ氏が、講演会か何かでこの本を紹介していたんで、読んでみようと思ったんですが、朝井氏、あとがき解説書いてたんですね。
    発想が奇抜でいいです。突き進む感があります。最後、本来の目的に準ずるか、自分の打ち立てた規範に準ずるかの二者択一になっちゃうんですが、そこまでは突き進んでました。
    就活生にお勧めです。

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    2026年01月27日
  • 黄金比の縁

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    面白いがビジネスな感じが難しかった。でも引きつけられる文章だった。表紙で買ったが読んでよかったと思う。こんな仕事してみたいですね。

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    2026年01月27日
  • 緑十字のエース

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    建設現場の安全衛生管理という一般人にはまったく見えない世界を舞台にした職業小説。
    もちろんデフォルメはされているのだろうが、多重下請、人手不足、コンプライアンスと作業進捗のコンフリクトなど、建設業界の構造的問題を分からせてくれるリアリティがある。

    その構造問題にスパッとメスをしれるのでもなく、モヤっとしたまま後味があまりスッキリしないのもまたリアル。

    職人としてのプロフェッショナリズムが描かれるかというとそうでもなく、やっぱり「誰にでもできる仕事」なのかなあ、という印象だけが残る。
    フィジカルもメンタルもキツそうではあるが。

    池井戸潤的なわかりやすい勧善懲悪が読みたいわけではないけど、作

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    2026年01月04日
  • ミスター・チームリーダー

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    ネタバレ

    趣味のボディビルに精を出す主人公の会社生活を主軸に、ボディービルディングにおけるボディメイク(筋肉と体脂肪)と、職場におけるチームメイク(仕事の出来るやつと出来ないやつ)を重ね展開される作品。トレーニングを重ねて体脂肪率を下げていく=怠惰な同僚や気の利かない事務の女性を切ってスリムなチームを目指していくことであり、そこに達成感を覚える主人公の後藤。本番に向けて身体を絞っていく過程で立ちはだかる様々な困難を乗り越えて最終的に臨んだ計量では、逆に階級の下限を下回り失格になるという結末。身体でも組織でも、多少の体脂肪は必要というメタファーか。
    帯には「朝井リョウ絶賛」「爆笑と感嘆」の文字が躍り期待さ

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    2025年12月30日
  • 緑十字のエース

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    大手デベロッパーのエリート社員だった浜地はある事情から自己都合退職に追いやられ、中堅ゼネコンの契約社員となる。与えられた任務は“安全衛生管理責任者”。教育係の松本と共に安全指導を始めるが…。

    安全と工期の関係がよくわかる。杓子定規は嫌われるが、融通を効かせた結果事故が起きた時のダメージは計り知れない。実際の現場ではどのくらい守られているのか知りたいような知りたくないような。
    そして最後に判明する松本の秘密。そこには非正規雇用労働者の切実な問題がある。
    松本は嫌いになれなかったけど、最後まで現場勤めを息子に明かせなかった浜地がイタイ。

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    2025年12月22日
  • 緑十字のエース

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    工事現場を舞台としたお仕事小説。
    現場の安全管理する安全衛生管理責任者が主人公。

    そこそこ面白く読めたが、終わり方が中途半端でスッキリしなかった、
    浜地はこのまま家族に嘘をつき続けるのか、松本・桜井の今後はどうなるのかが描かれてなくて残念。
    もっと胸のすくような結末を期待していたので、残念だった。

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    2025年12月21日
  • 我が友、スミス

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    自分が筋トレをやりだした時に読み始めたから、主人公がストイックに鍛えているのを感じてウキウキ湧き立つような気持ちで読みはじめた。
    最初は同じジムのS子の事が気になりストーカーのようにインスタとかを見ていた主人公が、物語が進むに連れ自分を鍛えるということに集中しだすと周りの雑音はどうでもよくなり自分にフォーカスしていくようになり、私もそうなりたいなぁと思った。
    あとボディビルの審査基準が女性の場合は女らしさも必要とされるとあるが、その審査基準でさえ医療的な物を利用してクリアしていってもOKだけどやりすぎだったりすると基準違反だとか、曖昧でかつ人それぞれの価値基準である事のモヤっとする気持ちは特に

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    2025年12月09日
  • 緑十字のエース

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    ネタバレ

    いろいろな業者が関わる工事現場では、工期や予算、品質、安全など、それぞれが大切にするポイントが違うもの。読み進めながら、やっぱり安全が第一だよなーとあらためて感じた。「泥引き」という言葉を知れたのも興味深かった。大規模工事とは違うけれど、住宅建築の現場を見るたび、現場がきれいだと作業する人の環境もきっと守られているんだろうなと思う。

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    2025年12月07日
  • 黄金比の縁

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    顔の比率で合格か不合格か決める。主人公の復讐心が、内定者の合否を行方を決める話。
    私が好きなタイプも顔の黄金比で決まるから、そこは共感してしまった。

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    2025年12月01日
  • ケチる貴方

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    ネタバレ

    3.5

    P81
    愛嬌を振り撒くのは一見簡単そうに見え、そして、ときには馬鹿そうにも見えてしまうが、実際は一定以上の度量がないと、どうでもいい相手の前でご機嫌に振る舞うことなどできない。

    P127
    痛みには、どうやら中毒性がある。

    P150
    人は外見だと思う。人は外見でしかないと思う。私は人を見た目で判断して、それはいったいなぜかっていうと、自分が凄惨なほどそうされてきたからだ。

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    2025年11月28日
  • 黄金比の縁

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    ネタバレ

    理系の男性が多く就職するような、男女日が9:1の、時代に追いつけていない化学企業の新卒採用の話。

    主人公は、「女性」という理由で難癖をつけられ、自分がやりたい仕事から人事部へと移動させられた。

    そんな進むべき「前(志をもって進むべき目的)」を奪われた主人公は、採用担当としての権利を活かし、会社を徐々に崩壊させる復讐を、新しい「前」に設定する。

    それは、「顔の黄金比」のみで学生を選対すること。
    顔の黄金比のいい学生は、離職率が高く、会社にいつまで経ってものさばるような「凡人」にはなる確率が低いからだ。

    複数の基準を持って人間を総合的に評価する「新卒一括採用」とは、全くの矛盾の行動だが、そ

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    2025年11月15日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    トリを飾る杉井光さんのほかは皆平成生まれの
    若手作家陣によるSNSをテーマにしたアンソロジー。

    石田夏穂さんの「タイムシートを吹かせ」が
    とにかく面白くて、ちょっとほかの内容が記憶から薄らいだ。

    今推しの作家さん、新名智さんの「霊感インテグレーション」は
    同名の単行本も出ていて、
    内容としてもまだまだ膨らみそうな話。

    佐原ひかりさんの作品は
    少し歪んだ人間関係から
    何らかの神髄を引きずり出してくるような物語が読みどころ。
    今回は「あなたに見合う神様を」
    推しと自分の関係値について。

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    2025年11月06日
  • 黄金比の縁

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    採用側の視点で就活をみられるのが面白い。主人公が復讐をするための行動で、周囲からは評価されてしまうのも皮肉が効いてるな、と。
    ラストの展開までどう決断するのかワクワクして読めました。

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    2025年11月05日
  • ミスター・チームリーダー

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    身体のスリム化と職場の能力とか人員のスリム化。設定として面白いけど、んー…あまりにもその事に注視し過ぎて、偏った物差しやなぁと。
    ま、仕事ができない、やろうとしないは頂けないけど。
    でも全部切っていったら何も残らなくなりそう。

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    2025年10月27日
  • 黄金比の縁

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    主人公の淡々とした皮肉が面白かった。最後、コネ入社の彼の採用はどうするんだろうとドキドキもし、ゾッとした。

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    2025年10月27日
  • ミスター・チームリーダー

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    自分のいる組織のスリム化と、自分自身の身体のスリム化が連動する、という発想はなかなか面白いと思いました。
    けど、会社組織の体脂肪(いわゆる使えない奴)は切って捨ててしまえばいい、という発想は担当レベルの発想で、中間管理職以上の人間の発想としてはいかがなものかと思われます。
    また、体育会系の暑苦しい上司というのも個人的にはあまりいただけないなと思いました。

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    2025年10月08日
  • 黄金比の縁

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    自分が勤める会社への復讐として人事の採用基準を顔面の黄金比で決める。これだけでも内容として十分に面白いが文章のいたるところでブラックユーモアが効いていてそれもまた良い。

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    2025年10月07日