石田夏穂のレビュー一覧

  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    嘘がテーマのアンソロジーであり、各作品で何が嘘に当たるのか?を考えながら面白く読めた。1つ目の『カワウソをかぶる』がインパクト強すぎる。あーこっちの人やったんかい!ただのASD(解離はあるかも?)かと思わせといて自分が気持ち良くなるためならどんな事でもやっちゃうサイコパス人格の居る解離性障害やったんかい!が痛快で(書き方が上手くてミスリードさせるからズルい!)、思わず最後の数ページを何度も読み返した。途中何度もあれ?って思わせつつ上手く気付かせないようにするのが作者の狙い通りやとすると凄いなと。その次の話がなんか面白くなくて途中やめそうになったけど、『ヤリモク』が途中早めにネタバレしたけど面白

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    2024年03月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    初めてのアンソロジー。豪華なメンツですよね!
    石田夏穂さん、佐原ひかりさんの作品が好みだった。
    特に石田夏穂さんの作品は面白くて、くすくす笑いながら読んだ。ベテラン社員のことをレジェンドと密かに呼んでいる時点でツボ。あと、IT介護スタッフとかね笑 やはり石田夏穂さん大好きだ!

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    2024年03月11日
  • 我が手の太陽

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    読書備忘録784号。
    ★★★★。

    石田さん。難解やねん。よ~わからん。
    でも読んでまう。
    この方の作品で描かれるテーマは毎度めちゃくちゃ狭い。でも底なしのように深い。
    スミスマシンの話だったり、新卒採用面談の話だったり、まだ読んでいませんが冷え性の話だったり。

    で、本作は溶接。
    太陽の表面温度!には全然敵いませんが、高温のバーナーで鉄を溶かし一体にする作業が溶接。
    凄い溶接は、一体の金属より強度があるとまで言われている。そして溶接の完成度を確認するためにX線検査をする。完璧な溶接は細い1本の白い線として映る・・・。
    そんな溶接作業は高度な技術が必要で、溶接工は建設現場の花形で報酬も高い。

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    2023年12月06日
  • 我が手の太陽

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    マニアックにも程がある。著者の作品は大抵ニッチな題材だが、本作は飛びぬけてマニアック。今回のテーマは溶接工。勤務歴20年のベテラン溶接工、伊東は自他ともに認める仕事のデキる男だった。しかしヒタリ、ヒタリと徐々にミスが続き、いつしかスランプに陥る。俺はどうしちまったんだ、と足掻き藻掻く伊東。...もう最初から最後まで専門用語が多く、すべてを理解するのは難しかった。しかし伊東の職人としてのプライド、要所要所から醸し出される緊張感に目が離せずイッキに読み切った。過去作品の方が好みだったが、硬派でクールな一冊だ。

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    2023年09月02日
  • 我が手の太陽

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    前作、「ケチる貴方」でのどこにでもいる様な主人公の冷え性の女性と、女性がそう従事していないであろうプラント工事という現場仕事(主人公は現場作業員では無いが)の環境の描写、という対比、にある種新鮮な驚きを覚え、この作者さんなら…と思っていたところ今作品が芥川賞候補に選ばれた(残念ながら受賞はされなかった)との報道から、読んでみる事にした。

    主人公はゴリゴリの男性現場作業員、やはり前作同様、プラント工事、の配管溶接工、と言う技能的にも高度で肉体的な負担も強度の高い、ある意味特殊な職種、を題材としている。

    前作ではどちらかと言うとプラント工事におけるマネジメント的なこと、女性主人公がそういう業務

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    2023年08月22日
  • ミスター・チームリーダー

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    ネタバレ

    なんとも不思議なお話。
    短いしサクサク読める。

    ボディビルに文字通り命を懸ける?主人公のお仕事小説的な話。
    最終的にチームとは玉石混合の人たちを集めてそこから上手く塩梅を取る必要がある…ということかな。
    主人公は結局無駄な部分を省いていくという思考がまだのこってるようだったけど。

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    2026年07月17日
  • 冷ややかな悪魔

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    今まで読んだ石田夏穂さんの中では、1番ストレートに「世の中のこういうこと」について毒を吐いていた気がします。

    バリキャリ独身女性への周りの反応が露骨で失礼で時代遅れすぎたけど、半分ギャグだろうか。会社、「配慮」がない奴ばっかりじゃん。ギャグというか、風刺コメディ?

    読んでいると、世間の無意識下なんていつの時代もこんなもんなのかな…とも思えてくる。

    主人公も途中から暴走し始めるが、「既婚子持ち」の肩書きで社会の正常な一員として迎えられる快感は、なんとなく想像できた。

    一流商社の営業として海外を飛び回るって、素直にめちゃくちゃカッコいいのになあ…

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    2026年07月16日
  • わたしを庇わないで

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    んー……自分の見た目に関してめちゃくちゃ卑屈なんだけど、読んでる側としては「そこまで自分を卑下しなくても…」となって読み進めづらくなる、とゆうこともなく(私だけか?)、むしろよくこんな表現?言い回し?考え方が出来るなぁ、と表題作を読んだ時に思いました。
    1話目は設定?を理解するのが少し時間がかかったのと、共感しづらい感情?と、終わり方が独特でハテナが出ることが多かったが、逆に2話目はとっても分かりやすくて、むしろ子供の頃からそんなに考えてて大変だなぁと思ってしまった。
    石田夏穂さんは何かと面白い設定のお話しを書かれていたので気になっていましたが、本当にルッキズム中心に書かれているんだなぁと思い

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    2026年07月15日
  • 冷ややかな悪魔

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    100分より早めに読み終わるサクサクっと読みやすかったです。アラフォー独身女の悲哀… こんな時代だけどそこは昔から変わらずですね。。。笑えたけどなんか切ない。。

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    2026年07月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    私が好きな作家さんばっかり…!
    個人的にかなーり豪華なアンソロジーだったので、とても楽しく読むことができた。
    「かわうそをかぶる」「あなたに見合う神さまを」が特に好きだったかなぁ。


    「かわうそをかぶる」 浅倉秋成
    ゆゆはイサナだったってことだよね?
    犯人を仕掛けたのはゆゆだったってことだよね?
    きゅーきゅー言っててこわ。

    「まぶしさと悪意」 大前粟生
    悪口コメントのミームってすごい発想。

    「霊感インテグレーション」 新名智
    ややムズ。シンプルにシステム理解が追いつかないだけっていう。
    デマに踊らされた人間が、嘘を信じて人を殺しちゃうの、現代でもありそうで怖いね。

    「ヤリモク」 結城真

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    2026年07月12日
  • わたしを庇わないで

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    デブの人をデブだと思っていても口に出して言わない、デブと言ったら負けみたいな風潮。わかる、わかるけど。
    どの話も自意識と他人に対する観察眼が強すぎて毒に当てられて疲れた。

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    2026年07月12日
  • わたしを庇わないで

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    興味のない人たちをサンゾウ、クミゾウ、〇〇ゾウとまとめて呼ぶの面白い。真似したくなった。◇私も鏡嫌いなタチなので、小学生の話が一番共感した。◇庇わないでと言いつつ、庇わなかったら文句言われそう。何かの肯定は必ず何かの否定かぁ、難しいね。最後の1行がアヤの本音かな

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    2026年07月10日
  • 我が手の太陽

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    石田さんお名前から察するに恐らく女性?だとは思うのだけどわりと無骨な小説を書く印象。溶接工の男の話。

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    2026年07月08日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    石田さんの作品を読みたくて購入

    かわうそをかぶる
     実は私は生まれてから一度も、実態の私として、誰にも求められたことがないのだ
    恐ろしいVtuberの世界観
    よく考えると同じように陥る輝がする

    まぶしさと悪意
     うみ様 じゃない私のことも尊重してほしい

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    2026年07月08日
  • ミスター・チームリーダー

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    やっぱ人間腹いっぱいで満たされた状態で思考しないとダメなんだという学びになった。みんな好きなもの食べよう!

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    2026年07月06日
  • ノーメイク鑑定士

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    気になって読んだ本。
    ノーメイクのクレーム。化粧って、仕事柄で大分違うとは思うけど、人様に迷惑をかけないためのマナーという認識だったので、他人のメイクにあまり気にかけてこなかったが、そこに視点をあわせた発想があるのだと読ませてもらった。

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    2026年07月05日
  • ケチる貴方

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    本の内容は、これってどうなるんですか?と思いながらよんでいた(そーなのねーという終わり方だったが)エクセルのショートカットキーなど自分が必死になって覚えた私の財産も新人に教えなければいけないのか?と葛藤するのがすごく気持ちわかります!と思った

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    2026年07月01日
  • ノーメイク鑑定士

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    ・職場で足揉みはどこまで許されるか
    ・太れない体質の威厳なしマネジャー
    ・残業規制 VS 謎の仕事熱
    ・営業女子すっぴん疑惑を追え

    着眼点が流石なお仕事短編集。飲み会開始2時間くらいのところで職場オモシロ話を聞いているような。さらっと読める気軽さでした。
    石田夏穂さんは今年中短編が豊作ですね。

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    2026年07月01日
  • 冷ややかな悪魔

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    ボディビル、採用人事ときて海外出張ときたか。石田夏穂という人は全くニッポンの真面目な人たちの仕事を何だと思ってるんだ。
    今回もボケとツッコミのお笑い台本のような話だが今回結構リアル。体脂肪率を落とすためにパーソナルトレーナーにつく。私はこの主人公との共通点はほぼないので、笑い飛ばして読めるが、リアリティがある分、毒が抜けて少し面白さが減ったかも。
    体脂肪率を落とさなければ海外出張禁止はあるか、でもそれをきっかけに自分を見直すことになるって、うーん、そこじゃなかったのでは。も少し弾けたギャグストーリーになったら良かったのにね。

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    2026年06月30日
  • わたしを庇わないで

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    3作入った中編集。2作目の『小人二十面相』が面白かった。自分の見た目に囚われる小学6年生が主人公。3作目の表題作『私を庇わないで』もだが、ルッキズム関連へのアンチテーゼ。私自身も美醜体型に関してはまだ何がOKで何がNGなのがわからず、勉強中だし、一体なんだろうなと考えさせられた。

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    2026年06月27日