石田夏穂のレビュー一覧

  • ノーメイク鑑定士

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    ネタバレ

    フットブレイク:
    職場で裸足でいること、ひとりだけパイプ椅子、などユーモアのあるお話だった。パイプ椅子に土踏まずを押し付けるの、確かに気持ちいい。

    未経験の男:
    ガリガリの主人公。
    日本人男性は女に3キロ痩せろと言うなら、自分が3キロ金肥大すべき。というマッチョと食べないダイエットをしてる女の子もでてきて面白かった。

    我らがDNA:
    残業警察に追い立てられることでしか残業から逃れられない主体性のなさ、よくわかる〜と同意しかなかった。
    さまざまな残業警察が登場する中で、主人公が残業のDNAに振り回せれる様が面白かった。

    ノーメイク鑑定士:
    表題の話なだけあって一番面白かった。
    化粧していな

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    2026年05月22日
  • ノーメイク鑑定士

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    どこにでもありそでなさそなお仕事(?)短編集。
    石田節が冴え渡り、職場でのちょっとしたズレが笑いやホラーにかわってゆく。
    短編なのでフォーカスされて掘り下げるところが『そこ??笑』ってなるのが楽しい。
    日常に潜む狂気。

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    2026年05月11日
  • ノーメイク鑑定士

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    短編が4つ掲載されていたのだけど、どれもプッと吹き出す面白さがあった。
    誰かの面白い体験談をリアルに聞いているような、そんな臨場感があって、主人公の思考をこんなふうに文章にできるって、他の作品も面白そうだなと思った。

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    2026年05月05日
  • 我が手の太陽

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    この人の本を読むのは3冊目になるのかな。そうか、1冊ごとに舞台というか、世界というか、業界というか、丸ごとイチから作っていく人なんやね。
    この本の業界は溶接のプロが主人公だ。専門用語はよく分からなかったが、分からなくても十分その危険さとか特殊さのようなものは伝わってきた。『プロジェクト ヘイル メアリー』のような感覚。工事現場、建設現場と言っても、建設物や場所、請負業者によって、作業員の人たちのモチベーションが変わるんだなーと、当たり前と言えば当たり前のことに新鮮な発見があった。最寄駅から私の職場までの道すがら、もうずっと長く工事している現場があるのだが、その長さにも理由のあるのが分かった。連

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    2026年05月03日
  • 緑十字のエース

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    おもしろかったです。
    石田夏穂さん5冊目。

    今までの人生で縁も興味もまったくなかった工事現場の世界を、一気に身近に感じさせてくれる文章。さすがです。
    物語のテンポも良く、職人、安全、工責、様々な立場の人たちの言動にほぉ〜とかへぇ〜とか思いながら、最後まで飽きることなく一気読みでした。
    ここから…‼︎という絶妙なところで終わるのもまた余韻という感じで。
    いつか松本や次男目線のアナザーストーリーや、後日談を読んでみたいです。

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    2026年04月30日
  • 我が手の太陽

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    ネタバレ

    ひたすら溶接の腕を磨いてきた主人公が挫折に向き合う。

     石田夏穂さんはお仕事、それもブルーカラー方面の作品が多いのでしょうか。これはその中でも溶接工を取り扱い、さらにかなり深くその業務を取材しているように思いました。プロの視点で見たらどうなのでしょうか。

     技術に絶対の自信、誇りなど全てを賭け、文字どおり命がけで溶接を続けてきた主人公が、それを何とか取り戻すためにもがき苦しむさまが、辛くもあり気高くもあり不器用さも感じ、職人とはなんと厳しい孤高の存在なのか、などといった感情が去来しました。溶接を取り上げていますが、これは多くの「手を動かす仕事」に従事する方々にとって実感できるものなのだろう

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    2026年04月29日
  • ノーメイク鑑定士

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    タイトルからすでに面白かった
    推理モノかと思ったらシュールなお仕事小説で 言葉のチョイスがたまらない

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    2026年04月21日
  • 黄金比の縁

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    黄金比の縁(おうごんひのえん)。
    最初はオウゴンヒのフチ?と思ったが、エンだった。読み進めると「縁(エン)」が重要だと分かってくる。


    本書はいわゆるお仕事小説であるが、主人公はとある理由から自分の所属する会社を恨みながら勤務しており、復習のために在籍し続けている。

    主人公、小野が務めるKエンジニアリングは、化学工場の設計を請け負う大企業である。理系の小野は新卒入社で入り、希望通り花形である「プロセス部」のチームに配属された。エンジニアリングで世界を変えることを夢見ていた。しかし、ある事件により、人事部に飛ばされてしまう。「会社に不利益になる人間はうちの部署には置けない」

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    2026年04月22日
  • ノーメイク鑑定士

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    リアルリアルリアル、ちょっとだけフィクション、過剰にフィクション、でも嘘じゃない、働いてる人間はどこかが壊れてるように思う
    趣味や年齢もばらばらの人間が集まった時、こんなふうに誰かの異常性が浮き彫りになる瞬間ってあるなと思う
    実際この物語に出てくる人間は全員異常性を持っているけれど職場の人間には気づかれていない
    自分も誰かにとっては異常で、隣でキーボードを叩く誰かもまたきっと異常なのである

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    2026年04月17日
  • ノーメイク鑑定士

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    珍しい、石田夏穂の短編集。1編ごとのボリュームはコンパクトなのに、どれもきっちり“読ませる”完成度で、4作収録という満足感も大きい。

    収められているのはいずれも得意のお仕事小説。ただし、社会の闇を暴くような重たい方向ではなく、「職場でギリギリ起こりそう」な出来事を、独自の視点で切り取る軽やかさが魅力。どの作品もテンポがよく、とにかく読みやすい。そして気づけば、どれが一番か決められないくらい、どれも面白い。

    『考えてみれば、人に「化粧をしていますか?」と訊くのは「大便したあと尻を拭きますか?」と訊くのに似ている。』

    この一文のインパクト。こういう“ちょっとズレた核心”を突けるのが、この作家

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    2026年04月16日
  • ノーメイク鑑定士

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    面白い。内容はもちろんだけど、一つ一つの言葉選びがすごく面白い。登場人物は皆どこかちょっとおかしくて、えぇ…と思うようなことをする。根底に強烈な皮肉というか問題意識みたいなものを感じるのに、語り口が軽妙でコミカルな印象を受けた。あっという間に読んでしまった。この方の他の著書も読んでみたいと思う。

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    2026年04月13日
  • ノーメイク鑑定士

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    「フットブレイク」
    「未経験の男」
    「我らがDNA」
    「ノーメイク鑑定士」
    4話収録の短編集。

    今回も石田ワールド全開。

    一話の「フットブレイク」から一気に引き込まれる。

    社屋の工事で社員達は一時的にユニットハウス勤務に。
    そこで普段から裸足で過ごす女性が、備品のパイプ椅子での足裏マッサージに目覚める。

    この時点で既に面白いが、そこから生まれる周囲の誤解も含めて面白さは更に加速。

    表題作も痛快。
    取引先の不可解なクレームをきっかけに、主人公は同僚たちのすっぴん調査をする羽目に。

    シュールでシニカルなお仕事小説を最後まで満喫した。

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    2026年04月10日
  • 黄金比の縁

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    Xでこの本が面白いって呟きを見て衝動買いした。
    初読みの作家さん。

    どういうストーリーなのかも調べもせずにポチッとしたけど、面白く読めました。

    物語は不本意ながら会社の人事部に異動した小野の仕事のこだわりを書く。
    就活の合説でエントリーシートをたくさん集めて、一次面接で次々にチェックして二次面接に通すための条件、というかどこを見て決めるかの基準を考え抜いた小野。
    顔である。


    そのこだわりとか、徹底してて良い。
    しかも、会社に対しての恨みもあるから基準も同僚にも言わない。
    クスッとしちゃう感じかと思ってたら、
    終盤に急に不穏な空気になって、その後が気になる終わり方。



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    2026年04月07日
  • ノーメイク鑑定士

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    さすがの石田夏穂さんというか。これまたセンスがよすぎるし、短編なのでサクサクと読めるお仕事小説。タイトルにもなってるノーメイク鑑定士に惹かれて買ったけど、どの話も面白かった〜

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    2026年04月05日
  • 黄金比の縁

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    石田夏穂さんの作品はどれも見事にクセになる。
    本作は人事部に配属になった主人公が、会社に復讐するために採用方法を顔の黄金比のみで行うという話。一見とんでもないことをしているように思えるが、主人公の心情に共感してしまう部分もあったりするので、実際にあり得ないことでもないよなぁと思わせてくれる。解像度高めのブラックユーモアにくすりと笑ったり、ゾクゾクしたり。終始いろんな気持ちになって感情が忙しかった。他の作品も読むのが楽しみです。

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    2026年04月03日
  • 我が手の太陽

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    前半は溶接工に関する専門的な言葉が続いてついていけるか不安だったが、中盤から長年の経験で高く積み上がったプライドが揺らぎ、崩れゆく様にハラハラしながらページを捲っていた。石田さんのお仕事小説は一味違うなぁと毎回思わされる。

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    2026年03月05日
  • ケチる貴方

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    ケチる貴方☆☆☆
    石田夏穂さんらしい数々のシニカルな表現に、常にやにやさせられる。
    「帰宅すると、駆け込むように服を脱いだ。制限時間付きの不倫現場、もしくは早脱ぎ選手権のようだ」
    面白かった。

    その周囲、五十八センチ☆☆☆☆
    どれだけダイエットをしても、太くあり続ける太ももとともに過ごす生活を余儀なくされた主人公。そんな主人公が行った太ももに対する勝負の一手は、脂肪吸引。そんな主人公は脂肪吸引を行うたびに、その魅力に気づいていく。
    とても面白かった。
    ここまで手放しに笑える小説は珍しいと思う。
    自分にとってあまり理解がない分野を題材にした小説は、どれだけ少ない言葉で、かつ主人公の考えが読み取

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    2026年03月01日
  • ミスター・チームリーダー

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    ボディビルダー後藤の身体づくりと仕事の責任の狭間で苦悩する物語。
    言ってしまったら趣味なんだから仕事を優先するのは当たり前ってなるんだけど、それだけじゃ人生楽しくない。
    特に役職が付くと自分の事は後回しにしなくちゃってなってくる。行きたくない飲み会や休日出勤、その辺の上手なバランスの取り方が出来る社会人になるのか。
    後藤は自分の身体と会社を連動させて考えているのが面白い。要らない体脂肪、要らない社員。無駄を削ぎ落とすと同じ様にスリムになる。ただの偶然か思い込みなんか、または皮肉の効いた空想か。
    ただメタボな人に対しての極端な嫌悪はなんだかな。けどその視野の狭さがこの物語を面白くしているんだけど

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    2026年02月25日
  • ケチる貴方

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    石田夏穂さんの言葉の選び方が好きなんですが、少しストーリー運びがワンパターンだなと思う

    極度の冷え性の会社員の女性が
    新人教育担当になり、自分でも思わぬ所で世話を焼いてしまうと、その夜から急に身体がポカポカとしだして⋯

    周りに親切にしたら何故か身体がポカポカととあったまってくる
     
    ケチらずに寛容に周りに愛想良くすれば身体が火照ることに気づく

    心と身体は繋がってる?
    相手にそっけなくすると身体も冷え、
    相手に優しくすると身体が温まる⋯
    そうなのかもしれないなと思いながら読んだ

    おもしろかった
    同時収録の「その周囲、五十八センチ」の脂肪吸引の実態には驚き

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    2026年02月08日
  • ケチる貴方

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    77点:「マイクロソフトに失笑されそうだが、こうした自称・知的財産を、無償でべらべら吐き出すことに、強い違和感を覚える。」

    すらすら読めて楽しいに尽きる。こういう楽しい文章をひたすら書ける作家はなかなかいない。
    結末は小説っぽくしていかなきゃいけないから若干不自然な感じになる時もあるけど、話の立ち上げ方がめちゃくちゃうまい。

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    2026年02月06日