石田夏穂のレビュー一覧
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『ケチる貴方』と『その周囲、五十八センチ』が収録されている。
『ケチる貴方』の主人公は、備蓄用タンクの設計と施工を行う企業に勤めている。現場の施工管理を担当する優秀な女性社員だ。
金太郎のような体なのに超冷え性。
冷え性であることを隠して働いているが、新人教育担当になって自分を曲げてから体がほてり始める、という内容。
『その周囲…』もそうだけど、体にフォーカスしたのが新しいと思った。
『ケチる…』はお仕事小説としても面白い。
昔新聞で、うろ覚えだけど、「小説というのは新しい国を作るようなもの。どこかで読んだようなものを書くな」という某作家のコラムを読んだことがある。
著者が作ったのは、新しい国 -
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読書備忘録931号。
★★★★★。
繰り返します!
この薄さでこの満足!★5つです。
そして石田さんのテッパンネタ。
問題ありません。
マンネリでも大いに楽しめます!
主人公は大手リース会社、株式会社レンタールの社員。後藤。
最近リーダー(係長)になった。
そして彼はボディビルダー!(石田さんテッパン!)
JBBCという硬派な協会の大会にエントリしている。
階級は5kg下げた75kg以下級。
大会が近い減量期にも関わらず81kg界隈をウロウロしてしまっている!
やばいやばい。
主人公が所属するのは建設資機材課第2係。
建設業界の大手顧客が相手だ。
出社すると、机にちんすこう!とか、サ -
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ネタバレ初めて挑戦した筋トレ小説。素人でもなかなか楽しく読める、そして共感もする内容だった。
作中では、主人公であるU野がボディ・ビル大会に出場するまで、体や自信の変化をU野は感じつつも、「女性らしさ」に関する疑問を変わらず抱えていた。
一方、読者である私も、女性向けのボディ・ビルの世界で、ここまで女性らしさを求められている現実に驚いたものである。単に「筋肉をつけたい、強くなりたい」という動機で筋トレを始め、ボディ・ビル大会に挑んだ結果、自分の筋肉を美しく見せるために「女性らしい」美しいものを身につける、「女性らしい」所作を行う。こういった必要とされる行動を鑑みると、「男とはこうあるべき、女とはこうあ -
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ネタバレBMI30を超えると仕事に制限がかかる法律ができたデブに優しくない世界の話。
ただ単に主人公ユカリがダイエットがんばる話かと思いきや、ジムや職場での世間体の話だった。コミカルな文章で読みやすい。
ユカリが結婚していて子どもがいるとどんどん嘘を重ねていくからいつバレてしまうのかと読んでてずっとヒヤヒヤしてたけど、けっこうサッパリした終わり方でよかった。
最近は結婚してない女性に対しての扱いがだいぶ変わってきたのではないかと思うけど、世間的にはやっぱりある程度の歳で結婚してるのが普通で、そういう人間のほうが気を遣われないし会話が広がるというのはあるんだろうな。 -
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ネタバレ工事現場とは、自分の人生で一番遠い場所の一つである。
泥々していて、埃っぽくて、暑くて、危険。そんなところで働いている人たちが怖かったりもする。
事務所での小競り合い、本社の人間とのリモート会議、現場での職人とのぶつかり合いなどなど、土臭さが薫ってくるようなシーンの数々。
そんな、自分とは程遠い世界の話だからこそ、かなり新鮮で興味深く最後まで面白く読めた。これぞ、小説の醍醐味。
安全担当の松本が「安全」を振りかざして空気を読まず安全指導をする姿には、うーんと思わざるを得ない。
正しいことが最善なのか。大事だけれど流れを読んでうまくやることも社会人には重要というのは、真面目な人間にとってはかな -
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「世紀の善人」「小人二十面相」「わたしを庇わないで」の三編
「世紀の善人」
最初何のことか分からず読み進めたけど、すごいブラックユーモアで目を見張った
言葉の羅列の逸脱と、その規則正しく繰り返されるリズムが軽やか
主人公安井は三國造船で働く人を通称「サンゾウ」と括りつける
サンゾウ 非常に扱いの難しい生き物
仲間意識の強い生き物
極めてデリケートな生き物⋯
なに、その観察眼?
サンゾウ→ムセゾウ→クミゾウ→モジゾウ⋯センゾウ⋯
むせたらムセゾウになるし、組合の人はクミゾウに変換されてるし?
結果サンゾウは新たに生まれたり死んだりしながら、これからもサンゾウでありつづけるらしい
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スミスがスミスマシンのことだと知って借りたけど、芥川賞候補とのことで失敗したと思った。
今まで読んだ芥川賞とその候補はたいてい意味がわからんから避けていた。
が、これは面白かった!というかわかりすぎた。
と言うのも私も筋トレにハマったことがあって。
田代誠が復活した頃です。(て誰がわかんねん笑)
女が30過ぎで独身だと、飲み歩くでも趣味でも何でもいいんだけど何かないと退屈すぎたんだよね。
私の場合それが筋トレで、昨今のブームからもわかるように筋トレってのはハマるようになってます。(断言)
原宿のGジムがメインで、もちろんマシンでなくフリーフェイト、本文にもあった通りそっちの方がかっこいいか