石田夏穂のレビュー一覧

  • ミスター・チームリーダー

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    ネタバレ

    最高。面白すぎる。リース会社に勤める主人公・後藤は係長に出世する。彼はボディビルダーの選手でもあり、過酷な減量に取り組んでいる、という話。自分が体型にストイックであるために、肥満体型の同僚や部下がどうしても目につくし気に入らない……という話。減量しているからエネルギーが足りないのに、マッチョだから職場の引越しを手伝わされるのを見て、今の世の中、趣味で絵が上手い人に仕事の絵を描かせたり、趣味でホームページ作ってる人に会社のホームページ作らせたりするのはハラスメントな気がしてくるのに、趣味でムキムキな人には力仕事頼んじゃうよなあと思った。あと、後藤は太っている同僚が仕事中にお菓子を食べることを軽蔑

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    2025年10月02日
  • 我が手の太陽

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    かなり やさぐれた感じが良かったです
    ミスを隠そうとミスを重ねてどうにもならない感じで 読む側もいたたまれなくなりました

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    2025年09月28日
  • ケチる貴方

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    初めて石田夏穂さんの本を読みました。
    読みやすい文体で、引っ掛かりなく読めました。

    2作とも配管や設備のお話が出てくるのは、石田さんが工学部卒だからなんだろうなぁ。その辺りもなるほどと思う知識が多く面白く読めました。

    どれだけ暖かくしてもとてつもなく冷えてしまう女性と、脂肪吸引に取り憑かれる女性のお話でした。
    題材は体なんだけれど、最終的に心との向き方を考えさせられるお話でした。



    0
    2025年09月23日
  • 黄金比の縁

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    あっという間に読めました。それは、文章が短いから、という意味と、没入できるからという意味です。
    就職活動で被採用側の小説はいくつか読んだが、採用側の視点の作品は初めてかもしれない。
    何かをジャッジすると言う事は、そこに責任が発生する。なんとなくジャッジするのではなく、ある一定の基準に照らしてジャッジするということが大切である。意外とこんな単純なことが世間ではなされておらず、再確認させられる小説だった。

    0
    2025年09月15日
  • ミスター・チームリーダー

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    ボディビルをしている中間管理職後藤の理想を追求してやまない奮闘記
    チームが締まれば己の肉体も仕上がる!?話

    後藤は体脂肪率十パーセントのボディビルの選手
    大会に向けて減量トレーニングに励むが肥満体型揃いの職場仲間から邪魔される
    この飽食の職場は締まらなければならないと考え部内の人材の無駄に切り込み始めると、自身の体にも変化が見え始める
    組織の代謝を上げると自身の減量もなぜか進む!?

    ボディビルの選手が顔だけゲッソリしてることに今まで気がつかなった。
    増量期と減量期があることも知らず身体のムキムキさだけみてた。

    身体と組織をシンクロさせるとか発想が?はてなだったけど読んでみると
    分かりやす

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    2025年09月13日
  • ケチる貴方

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    冷ややかな悪魔・黄金比の縁・我が友、スミスに続いての石田夏穂さん。やっぱりこの石田さんの辛口ユーモア、たっぷりな言葉選びが大好きです。150ページちょいなので、イッキ読みしちゃった。

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    2025年08月25日
  • 黄金比の縁

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    舞台は
    女性社員比率が全体の一割
    年の採用人数が50人程度の
    (株)Kエンジニアリングの人事。

    物語としての抑揚はきっちりあるのだけれど、
    そういったあらすじの部分よりも
    各所にちりばめられた要素の
    社会構造への皮肉のような部分の方が読みどころ。

    解説の朝井リョウの文章も秀逸で
    今後の石田夏穂作品も楽しみになる。

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    2025年08月24日
  • ミスター・チームリーダー

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    ー 後藤はデブが嫌いだった。自分の身体に対するリスペクトに欠けているから。自分の体型なんて、自分の意思で、どうにもでなることなのに。(P13)

    ボディ・ビルダーである後藤係長。
    脂肪は後藤係長にとって無駄なものの象徴。
    筋肉と違って自分の意志で動かすことができない。脂肪は勝手気ままに振る舞ってただ身体にぶら下がっているだけ。

    そして、使えない部下は脂肪のごとく無駄な存在。
    あたかも脂肪を除去するように係から追い出し、引き締まった筋肉質の組織を作ろうとする。

    後藤係長の奮闘の結果やいかに

    苦笑いが止まらない小説。
    不快に思う方もいるかもだけど、石田さんのこういうシニカルさ、僕は大好き。

    0
    2025年08月22日
  • 我が友、スミス

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    ネタバレ

    芥川賞候補作ということで、読んでみました!

    「スミス」って誰だろう。
    まさか、器具の名前とは…!
    読んで驚きました。

    筋トレやボディビルに全く縁がないので、筋肉小説が読み進められるのか心配だったものの、サクサク読めた。

    社会人が、仕事だけではなく、何かに熱中することっていいなと改めて思わせてくれる1冊。

    私もU野のように、もっと、自分と向き合っていきたいと思いました。

    これが、デビュー作とはスゴい…。
    石田先生の他の作品も読んでみたい!
    そう思わせてくれる作品です!

    是非、オススメの1冊です!

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    2025年08月08日
  • 黄金比の縁

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    面白かった。そうか、そういう復讐の仕方があるのか。痛快だった。石田夏穂さんの冷静且つ皮肉混じりの文章好きだな。他の本も読んでみたい。

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    2025年08月08日
  • 黄金比の縁

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    ちょっと復讐劇にクスッと笑ってしまうところがありました。
    こんな仕返しの仕方あるかぁと思って新しいお仕事小説でした。
    小説のお値段としても安い方なので内容にも価格にも満足です!

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    2025年08月03日
  • 我が友、スミス

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    筋トレに熱中する女性会社員が、パーソナル・ジムを開業する女性にスカウトされて、ボディ・ビル大会出場を目指すというお話。全篇にわたって筋トレの専門用語が満載で、トレーニング方法も微に入り細を穿った解説がされている。ちなみに、タイトルの“スミス”とはトレーニング機器“スミス・マシン”のことで、主人公がもっとも愛用しているものだ。
    大会に向けて肉体改造に励みながら、女性ボディ・ビルダーに課せられた筋肉以外の審査基準に疑問を持つ主人公。さて、大会の結果はいかに?
    第45回すばる文学賞佳作&第166回芥川賞候補作。

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    2025年07月26日
  • ケチる貴方

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    極度に冷え性の女性が主人公。そして、彼女は生活でも精神的にもケチ、吝嗇家ともいう。
    そんな彼女が新人教育を受け持ち与えていく事で体温を得ることを知り、出し惜しみしなくなると優しくなり、周りとの関係が変わっていく。そして、女性として雑に扱われても行く。
    心の無駄遣いと体温の関係に悩む主人公だが、これって生きて行く常識的なことなのか?女性故なのか?割り切る必要のないものなのかもと思えるところで物語は終わる。
    面白い

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    2025年07月25日
  • 我が友、スミス

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    スミスって筋トレのマシーンの名前だった
    ボディビルダーの主人公が大会を目指して筋肉を鍛える。それだけの話なんだけど、自分との向き合い、女性らしさへの反発を抱えてもがく。苦しむと書くと作者に失礼な気がする。何気ないひと言が女性という性を傷つけんだなと、これは感想。
    面白い

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    2025年07月24日
  • ミスター・チームリーダー

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    石田夏穂さんの作品は初めましてです。
    身体を構成する筋肉と脂肪を、職場の組織とシンクロさせているところが斬新でした。
    主人公の後藤は会社で係長を務めており、ボディビルの選手でもある。ボディビルの大会に出場するために無駄な脂肪を落とし、筋肉をつけることに執着するために、その考えが職場にも反映されていく。
    無駄な脂肪=役に立たない人材を排除していくことで、仕事がスムーズに進むように思えますが、本当に脂肪(ここで言う役に立たない人材を含めて)はいらないものなのか?という問いが突きつけられます。
    組織の筋肉(仕事ができる人材)だけが残ると、その人材に負荷がかかり過ぎてしまう。
    何事もバランスなんだろう

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    2025年07月23日
  • 黄金比の縁

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    「冷ややかな悪魔」が気になってたけど、こちらは115頁、473円とお求めやすく、ナツイチよまにゃクリアしおりがほしくて購入

    不当に人事部に異動させられた主人公が会社の不利益になるような人材の採用を試みて復讐しようとする話

    優秀な人「財」を逃がし、代わりに駄目な人間を採ろう

    会社に対し、一介の従業員が与える最大の損害は何だろう、自己都合退職であると

    顔と退職率には一定の相関があるのではと考えだす

    退職者には整った顔が多い ずるずると会社に残るのは冴えないやつばかり

    「とっとと辞める秀才」を一人でも多く採用すること そちらの方が長い目で見て会社の体力を奪うと推測

    そして顔の寸法だけを

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    2025年07月22日
  • 我が友、スミス

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    自分の決めたルールと制限にのめり込んでいく話だいっすき!わたしがかなりそうなので、安心と興奮で脳みそ熱くなる。
    上に、ジェンダーの葛藤まで描かれていて、もう本当にド真ん中ぶっさされた。

    勝手に押し付けられる「女性らしさ」がなんか嫌で、それから逃げたくて飛び込んだ先にも、結局また似たような枠があってしんどくなって
    でも一方で「女だから得すること」や「女だから通じるだろう」って思ってたりもして、女性像への反発と依存でぐるぐるしてる自分を改めて思い知らされたというか
    “女”を使って立ち回る方が楽だから自分からやる時もあるくせに、それを他人から求められるとムカつくっていう、あのねじれについて考えさせ

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    2025年07月21日
  • 黄金比の縁

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    面白かった。石田さんの社会を少しひねくれた目線で見る文章がすごく好き。
    就活の採用する側の話は読んだ事なかったし、採用を決める基準が黄金比なのはとても驚いた。なんて斬新な設定だろう。
    でも読んでみて、黄金比で採用するのは結構いいんじゃない?と思えてくるからまたそこも面白い。
    今は「石の上にも3年」なんて考えは古いし、嫌だったり、合わなかったり、ステップアップの為だったりとすぐに会社を辞める人が多いと思う。
    だけど勤続年数にとんでもない価値が置かれているのも現実。
    勤続年数を金で買いたいなんて、今の時代ならではの文章だなぁと思った。

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    2025年07月14日
  • 黄金比の縁

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    エンジニアリング会社の人事部新卒採用の女性が主人公。元々は設計を担当するエリート社員だっだか、内部告発した事にされてしまい、人事部へ。
    採用では顔の黄金比率のみを尺度に合否を決める。
    それが会社への復讐となっている。整った顔の方が転職しやすいと云う理由。
    会社は主人公の思い通りに凋落していく。
    コネ入社の学生に対する最後の判断が秀逸。
    自分の価値観に従う主人公が痛快。面白い
    浅井リョウさんの解説も絶品

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    2025年07月14日
  • ミスター・チームリーダー

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    ネタバレ

    ブランチで紹介されているのを見て面白そうだったので手に取りました。

    主人公の彼は係長に昇進したばかりの新米管理職。
    趣味で頑張っているボディビルの大会に向けて、2か月で7キロの減量中。筋トレはもちろん、口に入れるものもグラム数を計ってきっちり管理しながら1日6食。涙ぐましい努力を重ねています。
    そんな彼のチームは、お菓子ばかり食べているぽっちゃり系使えない人ばかり。デブの彼らにイライラし、次第に彼らを脂肪とみなし排除作戦に出ます。。

    自分の体脂肪を減らす過程と、チームの働かないメンバーを脂肪とみなして排除していくことをシンクロさせて描いているのが面白く、自分の意志で動かせる筋肉を賛美し、動

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    2025年07月13日