石田夏穂のレビュー一覧
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ネタバレフットブレイク:
職場で裸足でいること、ひとりだけパイプ椅子、などユーモアのあるお話だった。パイプ椅子に土踏まずを押し付けるの、確かに気持ちいい。
未経験の男:
ガリガリの主人公。
日本人男性は女に3キロ痩せろと言うなら、自分が3キロ金肥大すべき。というマッチョと食べないダイエットをしてる女の子もでてきて面白かった。
我らがDNA:
残業警察に追い立てられることでしか残業から逃れられない主体性のなさ、よくわかる〜と同意しかなかった。
さまざまな残業警察が登場する中で、主人公が残業のDNAに振り回せれる様が面白かった。
ノーメイク鑑定士:
表題の話なだけあって一番面白かった。
化粧していな -
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この人の本を読むのは3冊目になるのかな。そうか、1冊ごとに舞台というか、世界というか、業界というか、丸ごとイチから作っていく人なんやね。
この本の業界は溶接のプロが主人公だ。専門用語はよく分からなかったが、分からなくても十分その危険さとか特殊さのようなものは伝わってきた。『プロジェクト ヘイル メアリー』のような感覚。工事現場、建設現場と言っても、建設物や場所、請負業者によって、作業員の人たちのモチベーションが変わるんだなーと、当たり前と言えば当たり前のことに新鮮な発見があった。最寄駅から私の職場までの道すがら、もうずっと長く工事している現場があるのだが、その長さにも理由のあるのが分かった。連 -
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ネタバレひたすら溶接の腕を磨いてきた主人公が挫折に向き合う。
石田夏穂さんはお仕事、それもブルーカラー方面の作品が多いのでしょうか。これはその中でも溶接工を取り扱い、さらにかなり深くその業務を取材しているように思いました。プロの視点で見たらどうなのでしょうか。
技術に絶対の自信、誇りなど全てを賭け、文字どおり命がけで溶接を続けてきた主人公が、それを何とか取り戻すためにもがき苦しむさまが、辛くもあり気高くもあり不器用さも感じ、職人とはなんと厳しい孤高の存在なのか、などといった感情が去来しました。溶接を取り上げていますが、これは多くの「手を動かす仕事」に従事する方々にとって実感できるものなのだろう -
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ネタバレおもしろかった。
黄金比の縁(おうごんひのえん)。
最初はオウゴンヒのフチ?と思ったが、エンだった。読み進めると「縁(エン)」が重要だと分かってくる。
本書はいわゆるお仕事小説であるが、主人公はとある理由から自分の所属する会社を恨みながら勤務しており、復習のために在籍し続けている。
主人公、小野が務めるKエンジニアリングは、化学工場の設計を請け負う大企業である。理系の小野は新卒入社で入り、希望通り花形である「プロセス部」のチームに配属された。エンジニアリングで世界を変えることを夢見ていた。しかし、ある事件により、人事部に飛ばされてしまう。「会社に不利益になる人間はうちの部署には置けない」 -
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珍しい、石田夏穂の短編集。1編ごとのボリュームはコンパクトなのに、どれもきっちり“読ませる”完成度で、4作収録という満足感も大きい。
収められているのはいずれも得意のお仕事小説。ただし、社会の闇を暴くような重たい方向ではなく、「職場でギリギリ起こりそう」な出来事を、独自の視点で切り取る軽やかさが魅力。どの作品もテンポがよく、とにかく読みやすい。そして気づけば、どれが一番か決められないくらい、どれも面白い。
『考えてみれば、人に「化粧をしていますか?」と訊くのは「大便したあと尻を拭きますか?」と訊くのに似ている。』
この一文のインパクト。こういう“ちょっとズレた核心”を突けるのが、この作家 -
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Xでこの本が面白いって呟きを見て衝動買いした。
初読みの作家さん。
どういうストーリーなのかも調べもせずにポチッとしたけど、面白く読めました。
物語は不本意ながら会社の人事部に異動した小野の仕事のこだわりを書く。
就活の合説でエントリーシートをたくさん集めて、一次面接で次々にチェックして二次面接に通すための条件、というかどこを見て決めるかの基準を考え抜いた小野。
顔である。
そのこだわりとか、徹底してて良い。
しかも、会社に対しての恨みもあるから基準も同僚にも言わない。
クスッとしちゃう感じかと思ってたら、
終盤に急に不穏な空気になって、その後が気になる終わり方。
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ケチる貴方☆☆☆
石田夏穂さんらしい数々のシニカルな表現に、常にやにやさせられる。
「帰宅すると、駆け込むように服を脱いだ。制限時間付きの不倫現場、もしくは早脱ぎ選手権のようだ」
面白かった。
その周囲、五十八センチ☆☆☆☆
どれだけダイエットをしても、太くあり続ける太ももとともに過ごす生活を余儀なくされた主人公。そんな主人公が行った太ももに対する勝負の一手は、脂肪吸引。そんな主人公は脂肪吸引を行うたびに、その魅力に気づいていく。
とても面白かった。
ここまで手放しに笑える小説は珍しいと思う。
自分にとってあまり理解がない分野を題材にした小説は、どれだけ少ない言葉で、かつ主人公の考えが読み取 -
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ボディビルダー後藤の身体づくりと仕事の責任の狭間で苦悩する物語。
言ってしまったら趣味なんだから仕事を優先するのは当たり前ってなるんだけど、それだけじゃ人生楽しくない。
特に役職が付くと自分の事は後回しにしなくちゃってなってくる。行きたくない飲み会や休日出勤、その辺の上手なバランスの取り方が出来る社会人になるのか。
後藤は自分の身体と会社を連動させて考えているのが面白い。要らない体脂肪、要らない社員。無駄を削ぎ落とすと同じ様にスリムになる。ただの偶然か思い込みなんか、または皮肉の効いた空想か。
ただメタボな人に対しての極端な嫌悪はなんだかな。けどその視野の狭さがこの物語を面白くしているんだけど -
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石田夏穂さんの言葉の選び方が好きなんですが、少しストーリー運びがワンパターンだなと思う
極度の冷え性の会社員の女性が
新人教育担当になり、自分でも思わぬ所で世話を焼いてしまうと、その夜から急に身体がポカポカとしだして⋯
周りに親切にしたら何故か身体がポカポカととあったまってくる
ケチらずに寛容に周りに愛想良くすれば身体が火照ることに気づく
心と身体は繋がってる?
相手にそっけなくすると身体も冷え、
相手に優しくすると身体が温まる⋯
そうなのかもしれないなと思いながら読んだ
おもしろかった
同時収録の「その周囲、五十八センチ」の脂肪吸引の実態には驚き