石田夏穂のレビュー一覧

  • 黄金比の縁

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    「冷ややかな悪魔」が気になってたけど、こちらは115頁、473円とお求めやすく、ナツイチよまにゃクリアしおりがほしくて購入

    不当に人事部に異動させられた主人公が会社の不利益になるような人材の採用を試みて復讐しようとする話

    優秀な人「財」を逃がし、代わりに駄目な人間を採ろう

    会社に対し、一介の従業員が与える最大の損害は何だろう、自己都合退職であると

    顔と退職率には一定の相関があるのではと考えだす

    退職者には整った顔が多い ずるずると会社に残るのは冴えないやつばかり

    「とっとと辞める秀才」を一人でも多く採用すること そちらの方が長い目で見て会社の体力を奪うと推測

    そして顔の寸法だけを

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    2025年07月22日
  • 我が友、スミス

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    自分の決めたルールと制限にのめり込んでいく話だいっすき!わたしがかなりそうなので、安心と興奮で脳みそ熱くなる。
    上に、ジェンダーの葛藤まで描かれていて、もう本当にド真ん中ぶっさされた。

    勝手に押し付けられる「女性らしさ」がなんか嫌で、それから逃げたくて飛び込んだ先にも、結局また似たような枠があってしんどくなって
    でも一方で「女だから得すること」や「女だから通じるだろう」って思ってたりもして、女性像への反発と依存でぐるぐるしてる自分を改めて思い知らされたというか
    “女”を使って立ち回る方が楽だから自分からやる時もあるくせに、それを他人から求められるとムカつくっていう、あのねじれについて考えさせ

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    2025年07月21日
  • 黄金比の縁

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    面白かった。石田さんの社会を少しひねくれた目線で見る文章がすごく好き。
    就活の採用する側の話は読んだ事なかったし、採用を決める基準が黄金比なのはとても驚いた。なんて斬新な設定だろう。
    でも読んでみて、黄金比で採用するのは結構いいんじゃない?と思えてくるからまたそこも面白い。
    今は「石の上にも3年」なんて考えは古いし、嫌だったり、合わなかったり、ステップアップの為だったりとすぐに会社を辞める人が多いと思う。
    だけど勤続年数にとんでもない価値が置かれているのも現実。
    勤続年数を金で買いたいなんて、今の時代ならではの文章だなぁと思った。

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    2025年07月14日
  • 黄金比の縁

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    エンジニアリング会社の人事部新卒採用の女性が主人公。元々は設計を担当するエリート社員だっだか、内部告発した事にされてしまい、人事部へ。
    採用では顔の黄金比率のみを尺度に合否を決める。
    それが会社への復讐となっている。整った顔の方が転職しやすいと云う理由。
    会社は主人公の思い通りに凋落していく。
    コネ入社の学生に対する最後の判断が秀逸。
    自分の価値観に従う主人公が痛快。面白い
    浅井リョウさんの解説も絶品

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    2025年07月14日
  • ミスター・チームリーダー

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    ネタバレ

    ブランチで紹介されているのを見て面白そうだったので手に取りました。

    主人公の彼は係長に昇進したばかりの新米管理職。
    趣味で頑張っているボディビルの大会に向けて、2か月で7キロの減量中。筋トレはもちろん、口に入れるものもグラム数を計ってきっちり管理しながら1日6食。涙ぐましい努力を重ねています。
    そんな彼のチームは、お菓子ばかり食べているぽっちゃり系使えない人ばかり。デブの彼らにイライラし、次第に彼らを脂肪とみなし排除作戦に出ます。。

    自分の体脂肪を減らす過程と、チームの働かないメンバーを脂肪とみなして排除していくことをシンクロさせて描いているのが面白く、自分の意志で動かせる筋肉を賛美し、動

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    2025年07月13日
  • 黄金比の縁

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    会社の不利益になる人間を採用する__
    人事部小田が仕掛けた会社への復讐とは

    前向きになれるわけでもなく、仕事を頑張ろうと思えるわけでなく...異色の"お仕事小説"でした(笑)
    話の切り口が斬新で、相変わらず石田さんのユーモアが冴え渡っていて、面白かった〜!!

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    2025年07月04日
  • ケチる貴方

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    私の抱える脂肪細胞の数は、いまここに過去最小なのである。その代償であるダウンタイムとの闘いは、いまも一歩一歩ゴールに近づいているのだという、私の好む着実感に繋がる。
    (その周囲、五十八センチ/ケチる貴方)

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    2025年06月20日
  • ミスター・チームリーダー

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    面白いです!最初から最後まで常に口元が緩んでしまう作品です面白いです✨

    会社では係長、プライベートではボディビルの選手でもある後藤さんは無駄が嫌い。
    社内でも私生活でも効率を求める男です。

    そんな彼の迫りくる大会までの日数と係長としての葛藤が面白可笑しく描かれています!

    特に後藤さんがストレスを受けると【ブヨヨ】とお肉が揺れる瞬間があります。
    この時読者の私にも“あれ?今私のお腹も揺れなかった?!”と感じさせられました(≖ㅂ≖)


    物語が体感を持って楽しめる1冊です✨
    石田夏穂さんの作品は初めて読みましたが、これをきっかけに他の作品を読んでみようと思います!

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    2025年06月20日
  • ケチる貴方

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    面白かったぁ〜。同じ冷え性として共感出来るところ多くてクスクス笑えた。冷え性と脂肪吸引がテーマのお話し。自分と戦う女子の気持ちわかる。なんか元気でる本。

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    2025年06月01日
  • 我が友、スミス

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    自分自身も筋トレを趣味として、割と長く続けている身ではあるので、トレーニングをする際の表現やそこに溢れる感情の描き方が秀逸だと感じた。

    新しい世界に入ったと思っていても、表面的には違うが、結局どの世界でも本質的な理は変わらないのだと気づくところに、リアルさを感じ、共感し、物語の終わり方にも、個人的に非常に心地よさを感じる作品だった。

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    2025年05月29日
  • ミスター・チームリーダー

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    主人公の後藤は、ボディビルの大会に出るために、あと二ヶ月弱で七キロ落とさなければならない。
    会社では係長に任命され部下を持つ立場になったばかり。
    今までは人に頼るより自分でやってしまった方が早いと、何でも一人で仕事をこなしてきたが、これからは部下を育て、動かす立場に。
    後藤の脳内は、ボディビルのためのボディメイクと係長の立場がシンクロしてくる。
    仕事のできない部下(不必要な脂肪)は削ぎ落とす!
    自分にとっての理想の職場環境は、仕上がったボディと同じ。
    でも、いらない脂肪にばかり目を向けていた後藤は大事な筋肉を育てることがおろそかになり……
    ボディメイクのためのストイックな生活、自分に厳しいがた

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    2025年05月18日
  • ケチる貴方

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    脂肪吸引に興味があって手に取った笑
    面白かった〜
    新感覚というか、今までに読んだことないタイプの小説だった!
    女性差別の描写がリアルだからフェミニズム小説ぽいのだけど、どちらの女性主人公の仕事内容も技術系で、ちゃんとリアルなのが珍しい
    女性主人公が無愛想でユーモラスって、漫画ではあるけど小説ではあんま見たことないかも

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    2025年05月11日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSにうっすら蔓延る嘘をテーマにしたアンソロ。お気に入りは、炎上したVtuberの浅倉秋成「かわうそをかぶる」と、本当にホラーが起こるアプリの新名智「霊感インテグレーション」。石田夏穂「タイムシートを吹かせ」はらしさが凄い。これ絶対将来的読み直したい。

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    2025年05月04日
  • ミスター・チームリーダー

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    あまりにも[デブ]という言葉が繰り出される回数が多くて、クラクラしました。ラストは[そりゃそうだ]と[そうきたか]という2つの感想。面白いし考えさせられるし、なんとも言えない読後感でした。

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    2025年05月02日
  • ミスター・チームリーダー

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    かなり昔、太っている方は自分にも甘いと思うと言っていた友人を思い出した。

    タバコも同じく、吸っていない人からすれば意思が弱く、酒も同じ構図だと思う。

    また、チームについても、目に見えた成果を出さずとも、地味な仕事をする人も大事だし、優秀な人だけだと争い始めたりするので、などなど、ビジネス関係でなく、小説だからこそ突っ込めることが醍醐味だった。

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    2025年04月23日
  • 我が友、スミス

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    「何となく筋トレを始めてみた」から、声をかけられて本格的に大会を目指して鍛えてステージに立つ話。
    その過程で、評価される側に立つことで見えてくる周りの価値観に、主人公の葛藤を通して考えさせられた。
    ステージに出るからには賞を取りたい一心でトレーニングをして、スキンケアをして、髪のお手入れをして、脱毛もしてひたすら努力をしている姿についつい引き込まれてる。
    最後の最後に、周りの評価に疑問を持ち、そのままの自分でステージに立とうと決意をしたところがすごかったし、かっこよかった。
    筋トレを通して、自分の思うカッコよさとは何かを考えさせらる本。

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    2025年04月07日
  • ケチる貴方

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    2作品が掲載されています。どちらも短いので気楽に読めて、作者の方の発想がとても面白い作品です。
    1作目は主人公が冷え性というのでどんな話になるのだろうと思い読み始めました。美容に偏った内容ではなく、仕事の話(しかも結構リアル)が書かれていて、読みながら主人公に共感する部分もありました。
    2作目の話は脂肪吸引に取り憑かれている女性の話でした。脂肪吸引をやったことがないのですが毎年年初に痩せることを目標に掲げている身のため、とても興味深く読みました。壮絶な思いをすることがわかり、簡単に手を出してはいけないと思いました。

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    2025年03月07日
  • ミスター・チームリーダー

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    ストーリーは面白く、文章量も少ないのであっという間に読み終わった。
    組織で働いている人なら誰もが「あるある」と思うような場面や、「いるいる」というようなキャラクターが出てきて面白いのだが、自分にも後藤のような一面や、大島やミエちゃんのような一面があるのかも…と、ブヨヨとさせられる。

    以下ハッとさせられた引用。
    「後藤はデブが嫌いだった。自分の身体に対するリスペクトに欠けているから。自分の体型なんて、自分の意志で、どうにでもなることなのに。」
    「デブは総じて理解が遅い。自分の身体もコントロールできないやつに、ものを人並みのスピードで理解できるわけがないのだ。」

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    2025年02月27日
  • 我が友、スミス

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    筋トレを題材とした小説です。
    トレーニーの方はあるあるな描写が数多くあるのではないでしょうか。
    コンテストに向かって主人公の見た目が変わっていきます。コンテストで勝つためにピアスを開け、ヒールをはき、ポージングの練習をし、日焼けをする。ですが、なぜ笑顔でなくてはならないのか?と自問します。
    コンテストであるが故、順位がつき、勝ち負けが決まります。しかし、結局は全て他人がそれぞれの物差しで決めた順位であり、自分がなりたい身体になるのが最も本質的であり、尊いものではないだろうかと考えさせられた。

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    2025年01月11日
  • ケチる貴方

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    「冷え性」「脂肪吸引」の話って何だろう?
    全く展開が想像できなくて、興味深々で購入。
    体の冷えは心の冷え...まさかそうくるとは!
    主人公の会社での省エネ&低体温ぶりは共感できるし、シュールで淡々としていながらくすっと笑えて面白かった。

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    2025年01月07日