石田夏穂のレビュー一覧

  • 黄金比の縁

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    冒頭から非常に解像度の高い文章で、会社員の自分は、めっちゃ面白!と感じました。こういう感情あるある、という感じです。
    主人公のある種ストイックな姿勢もすごいですね!

    朝井リョウさんが、同書の解説を書かれていて気になって購入しました。他の書籍も読んでみようと思います。
    文量も少なめで、ちょうど良かったです!

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    2025年08月17日
  • 黄金比の縁

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    ナツイチのクリアしおりが欲しくて、あとタイトルに惹かれて購入。
    自分が会社の不利益になるから、と左遷され人事部に異動した主人公。
    顔の比率だけで採用を決める何とも激しい選考。
    主人公のブレない基準と結果はお見事。
    作家さんの言葉もとても分かりやすかった。
    読後感スッキリ。

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    2025年08月03日
  • ミスター・チームリーダー

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    読書備忘録931号。
    ★★★★★。

    繰り返します!
    この薄さでこの満足!★5つです。

    そして石田さんのテッパンネタ。
    問題ありません。
    マンネリでも大いに楽しめます!

    主人公は大手リース会社、株式会社レンタールの社員。後藤。
    最近リーダー(係長)になった。

    そして彼はボディビルダー!(石田さんテッパン!)
    JBBCという硬派な協会の大会にエントリしている。
    階級は5kg下げた75kg以下級。
    大会が近い減量期にも関わらず81kg界隈をウロウロしてしまっている!
    やばいやばい。

    主人公が所属するのは建設資機材課第2係。
    建設業界の大手顧客が相手だ。
    出社すると、机にちんすこう!とか、サ

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    2025年07月16日
  • 我が友、スミス

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    ネタバレ

    初めて挑戦した筋トレ小説。素人でもなかなか楽しく読める、そして共感もする内容だった。
    作中では、主人公であるU野がボディ・ビル大会に出場するまで、体や自信の変化をU野は感じつつも、「女性らしさ」に関する疑問を変わらず抱えていた。
    一方、読者である私も、女性向けのボディ・ビルの世界で、ここまで女性らしさを求められている現実に驚いたものである。単に「筋肉をつけたい、強くなりたい」という動機で筋トレを始め、ボディ・ビル大会に挑んだ結果、自分の筋肉を美しく見せるために「女性らしい」美しいものを身につける、「女性らしい」所作を行う。こういった必要とされる行動を鑑みると、「男とはこうあるべき、女とはこうあ

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    2025年06月04日
  • ミスター・チームリーダー

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    ボディビルダー側から見えるカイシャの風景に思わず噴き出しながら読んだ。
    しかしなかなか哲学的でもあり思わずうなったフレーズも多い。

    P7 ボディビルでは本来順位をつけられない者に順位をつける。そのために必ず隣の選手と比較される。ボディビルも「自分との戦い」とはよく言われるが、後藤は決して、そうは思わなかった。それは、どこまでも、他人との戦いだ。

    P21 仕事を断るデブって、何なんだろうな。

    P22 なぜ筋肉の上に脂肪が乗って、その逆ではないのか。それは、筋肉は脂肪よりも、価値の高い組織だからだ。

    P27 真に自分の身体というのは、自分の意思で動かせる範囲のことだ。筋肉は自分の意志で動か

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    2025年05月06日
  • 我が友、スミス

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    知らない世界が目の前で展開されているかのような細かい描写 大好きでした
    最後の思い切りの良さも面白かったです

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    2025年04月16日
  • 我が友、スミス

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    主人公の身体と心の変容に夢中になれた。
    筋トレ好きはもちろん、そんな知り合いがいる人にもおすすめしたい。

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    2025年03月02日
  • 我が友、スミス

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    初読みの作者さんでしたが、面白かったです‼︎
    筋トレした事無いけど、めちゃくちゃストイックな話だなぁと思いました‼︎

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    2024年12月29日
  • 我が手の太陽

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    自分が見たことのある仕事で、詳しくは知らない仕事。溶接。この仕事に思いを持つ人の姿。仕事とは、本人の気概がのりうつる。他人には分からない。ということを学ぶ。

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    2024年12月28日
  • 我が友、スミス

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    ボディビル大会に出るための努力の日々を描いたストーリーは極めてシンプルなのだけど、大会準備の細かい描写には知らない世界を覗く興味深さがあり、文章からはさりげなく高いギャグセンスを感じ、めちゃくちゃ面白かった!本当に過不足ない、完成された166ページだと思った。石田香穂さん、他の作品も読みたい!
    自分もパーソナルジムで筋トレしたことがあるので、そもそも題材からして興味があったが、筋トレなんて全く興味ない方や、全ての女性におすすめできる。
    それにしても、文学とは遠い印象の筋トレでさえ、こんな面白い小説になるとは。だから小説家ってすごいし、読書はやめられない。

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    2024年12月13日
  • 我が手の太陽

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    ネタバレ

    溶接工の技術や知識は皆無でしかも終始職人技の話と主人公のプライドと慢心などの心の葛藤で進んでいくがどうして今まで出来ていた事がある日突然に出来なくなったのか、しかも溶接工から外されてからの他人を見下すような態度を取るようになったのか先に先にと読まずにはいられなくなってしまい中断せず、中断できずに読み終わる。
    読書熱が無くなったと嘆いていたのがウソのような食いつきにびっくり。

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    2024年05月19日
  • 我が手の太陽

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    何の仕事であろうと、傲慢になったり失敗したりすることがある。事務仕事でいつもしているチェックを疎かにしたがため、大変になったという経験も誰しもあると思う。そういう時には何か感じるところがあり、その書類をチェックのため2度と見たくないという感情が働いたためだったのだろうか。
    この小説は芥川賞候補になったが、読む価値は大である。

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    2023年10月08日
  • ノーメイク鑑定士

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    タイトルからすでに面白かった
    推理モノかと思ったらシュールなお仕事小説で 言葉のチョイスがたまらない

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    2026年04月21日
  • 黄金比の縁

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    黄金比の縁(おうごんひのえん)。
    最初はオウゴンヒのフチ?と思ったが、エンだった。読み進めると「縁(エン)」が重要だと分かってくる。


    本書はいわゆるお仕事小説であるが、主人公はとある理由から自分の所属する会社を恨みながら勤務しており、復習のために在籍し続けている。

    主人公、小野が務めるKエンジニアリングは、化学工場の設計を請け負う大企業である。理系の小野は新卒入社で入り、希望通り花形である「プロセス部」のチームに配属された。エンジニアリングで世界を変えることを夢見ていた。しかし、ある事件により、人事部に飛ばされてしまう。「会社に不利益になる人間はうちの部署には置けない」

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    2026年04月22日
  • ノーメイク鑑定士

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    リアルリアルリアル、ちょっとだけフィクション、過剰にフィクション、でも嘘じゃない、働いてる人間はどこかが壊れてるように思う
    趣味や年齢もばらばらの人間が集まった時、こんなふうに誰かの異常性が浮き彫りになる瞬間ってあるなと思う
    実際この物語に出てくる人間は全員異常性を持っているけれど職場の人間には気づかれていない
    自分も誰かにとっては異常で、隣でキーボードを叩く誰かもまたきっと異常なのである

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    2026年04月17日
  • ノーメイク鑑定士

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    珍しい、石田夏穂の短編集。1編ごとのボリュームはコンパクトなのに、どれもきっちり“読ませる”完成度で、4作収録という満足感も大きい。

    収められているのはいずれも得意のお仕事小説。ただし、社会の闇を暴くような重たい方向ではなく、「職場でギリギリ起こりそう」な出来事を、独自の視点で切り取る軽やかさが魅力。どの作品もテンポがよく、とにかく読みやすい。そして気づけば、どれが一番か決められないくらい、どれも面白い。

    『考えてみれば、人に「化粧をしていますか?」と訊くのは「大便したあと尻を拭きますか?」と訊くのに似ている。』

    この一文のインパクト。こういう“ちょっとズレた核心”を突けるのが、この作家

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    2026年04月16日
  • ノーメイク鑑定士

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    面白い。内容はもちろんだけど、一つ一つの言葉選びがすごく面白い。登場人物は皆どこかちょっとおかしくて、えぇ…と思うようなことをする。根底に強烈な皮肉というか問題意識みたいなものを感じるのに、語り口が軽妙でコミカルな印象を受けた。あっという間に読んでしまった。この方の他の著書も読んでみたいと思う。

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    2026年04月13日
  • ノーメイク鑑定士

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    「フットブレイク」
    「未経験の男」
    「我らがDNA」
    「ノーメイク鑑定士」
    4話収録の短編集。

    今回も石田ワールド全開。

    一話の「フットブレイク」から一気に引き込まれる。

    社屋の工事で社員達は一時的にユニットハウス勤務に。
    そこで普段から裸足で過ごす女性が、備品のパイプ椅子での足裏マッサージに目覚める。

    この時点で既に面白いが、そこから生まれる周囲の誤解も含めて面白さは更に加速。

    表題作も痛快。
    取引先の不可解なクレームをきっかけに、主人公は同僚たちのすっぴん調査をする羽目に。

    シュールでシニカルなお仕事小説を最後まで満喫した。

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    2026年04月10日
  • 黄金比の縁

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    Xでこの本が面白いって呟きを見て衝動買いした。
    初読みの作家さん。

    どういうストーリーなのかも調べもせずにポチッとしたけど、面白く読めました。

    物語は不本意ながら会社の人事部に異動した小野の仕事のこだわりを書く。
    就活の合説でエントリーシートをたくさん集めて、一次面接で次々にチェックして二次面接に通すための条件、というかどこを見て決めるかの基準を考え抜いた小野。
    顔である。


    そのこだわりとか、徹底してて良い。
    しかも、会社に対しての恨みもあるから基準も同僚にも言わない。
    クスッとしちゃう感じかと思ってたら、
    終盤に急に不穏な空気になって、その後が気になる終わり方。



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    2026年04月07日
  • ノーメイク鑑定士

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    さすがの石田夏穂さんというか。これまたセンスがよすぎるし、短編なのでサクサクと読めるお仕事小説。タイトルにもなってるノーメイク鑑定士に惹かれて買ったけど、どの話も面白かった〜

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    2026年04月05日