漆原友紀のレビュー一覧
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幻想的ファンタジー
この国の風土に昔から住み着いていた化外のもの 蟲を幻想的なタッチで描き出している。
連作短編集の形態をとっているところが読みやすくて良い。
冒頭の第一話から引き込まれてしまった。小説の京極夏彦をいくらか思わせるような作品が多い。
話の内容からいくらでもおどろおどろしい絵が描けそうなのだが、節度ある絵柄でグロテスク感を抑えているところが良い。 -
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不思議
怪奇現象と言われるものが"ムシ"という生き物の仕業でそのムシに取り憑かれた人の治療をするのがムシシである主人公。
ハッピーエンドで解決出来るものや、悲しい結末が待っているものとかあって、面白いです。 -
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きっとどこかにある世界
そっと人生に寄り添ってくれるような作品です。
1話完結なので、回によって感動ものだったりホラーだったり
テイストの違いはありますが「蟲」との共生が軸になっています。
ファンタジーだけどどこか懐かしい、
もしかしたら今も日本のどこかにあるかもしれない世界が心地よく、
登場人物の言動も繊細に描かれ、心をぐっと掴まれました。
少しずつ明かされる「蟲」という存在や世界のしくみは
蟲の影響を受けずに生きる人々には理解する必要はないけど
確かに共生していて、もしかしたら私たちの生きる世界にも
そんな存在があるのかもしれないと思わせてくれます。
何が一番の魅力か説明することは -
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「眇(すがめ)の魚(うお)」が良かった。ギンコがギンコになるエピソード。
「畏れ怒りに眼を眩まされるな
みな ただそれだけが あるようにあるだけ」
これがギンコの蟲との関係の基礎になっているんだな。 -
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独特の雰囲気、世界観にどっぷりはまれる作品。
「やまねむる」で人と自然と蟲との関係について考えさせられる。
「綿胞子」では蟲の生き延びる力にゾッとさせられる。 -
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ヒトの隣人として描かれる「蟲」が生き生きとしていて物語を彩っている。
ストーリーは1話完結。どの話も圧倒的で独創的な世界観で語られていて、読み応えがある。 -
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続きが…
「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」の単行本以降の話が直ぐに読みたくて雑誌を購入しました。
数年前は紙のアフタヌーン読んでいたので凄く懐かしく感じました。 -
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待ってました!
待望の2巻。
物干し場が空を飛ぶ。w
どこの温泉いくのかなぁ。
この手の路地はダメ。在ったら絶対入るし出てこれない自信がある。それともトンデモナイトコにでるかな?
これが歩くとこはみたいなぁ。見えなくなるまで大笑いし続けるじしんがある。
これって絶対夢落ちだと思い込んでたから、読了後に落ちなくてなんかアワアワしちゃった。
この手のカンチガイは若いうちにして耳まで真っ赤になっておいた方がよい。
これは川田が全面的に悪い。深見はヘタレ。そして若干「蟲師」っぽい。w
次巻待望!
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すばらしい
すばらしいです。どの短編も蟲師同様、日常の世界と、そのすぐ隣にあるふしぎな世界とのちょっとした交わりを見事な筆致で描いています。蟲師が好きな人は必読です。
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懐かしく悲しい物語
何故だか懐かしく、ちょっとゾッとするような…そんな物語。
絵の雰囲気はほんわかしてるのだけど、少しだけ恐くて、悲しくなった…。
実際にあったかのような、無いようなお話。