【感想・ネタバレ】フィラメント~漆原友紀作品集~のレビュー

あらすじ

「虫師」とは、古来「虫」に関する驚異的知識を持ち、ヒトと虫の間のトラブルを解いて歩く異端の生物学者の集団。その発祥は定かではないが、彼らの虫に注がれる眼差しは古く、学界非公認の存在ながらその情報量は膨大で、徒党を組むのを嫌う──。アフタヌーンで人気を博した『蟲師』の源流『虫師』2編を含む、「志摩冬青」名義時代の絶版となっていた短編に、初収録タイトルを併せた珠玉の書。漆原友紀の結晶かつ原点がここに!

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すばらしい

すばらしいです。どの短編も蟲師同様、日常の世界と、そのすぐ隣にあるふしぎな世界とのちょっとした交わりを見事な筆致で描いています。蟲師が好きな人は必読です。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

蟲師の原点がここにあります。個人的には「岬でバスを降りたひと」「化石の家」がじんわりきました。もともと軍艦島に興味があったので、もし同じような人がいたら「迷宮猫」もいいと思います。

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2012年04月07日

Posted by ブクログ

彼女達は
この世界を去って
どこへ行ったのだろう

(岬でバスを降りたひと/迷宮猫/サンゴの子/銀河の眸/バイオ・ルミネッセンス/うたかた/花咲く家路/化石の家/雪の冠/Mar・man/蟲師.ほか)

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2010年02月11日

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この人の話は非日常なことが日常に溶け込んでいて錯覚に陥る。切ない話が多いけど、優しい気持ちになれる、何かにふと気付かせてくれる、そんな不思議な話が大好きです。

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2009年11月14日

Posted by ブクログ

「mar・man」がとにかくせつなくてたまりません。
蟲師はどっちかというとなんとなく山のイメージなので、こんな美しい海を描く人だったかと驚きました。舞台が日本じゃないせいもあるかもですけど。

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2009年10月04日

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やっぱり「虫師」があったのが良かったです。蟲師は、今はもう初期の面影が薄れていると感じるので、新しい一面と、懐かしい原点を知れて嬉しかったです。

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2009年10月04日

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漆原友紀先生の話の雰囲気とか大好きなので
ちょっと時間があって読みたいときなんかに最適です。
黒猫の話の雰囲気とかが好きです

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2009年10月04日

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『岬でバスを降りたひと』『迷宮猫』『バイオ・ルミネッセンス』『花咲く家路』『虫師<屋根の上の宴>』が好き。虫師に出てくる柊十郎が蟲師のギンコの血筋にあたる人なのかと思いきや、作者によると両作品は全く関連がないらしいです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 読んでいるときに思う事の多くは、いつもその時間に置いて来てしまうのだが、今回も例に漏れずに沢山の忘れ物をしてきてしまう。本を読む度に広がる独特の世界観、しかし酷く身近に感じるような、この感覚はどうもいつまでも色褪せることがないらしい。

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2009年10月04日

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蟲師の原型、虫師が読みたくてずっと探していました。
昔と今でここまで作風とか画風とかって変わるものなんですね。でもやっぱり漆原先生でした。

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2009年10月04日

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蟲師はお好きですか?
好きな方でも、そうでない方にもオススメな短編集です。不思議なお話がたくさん載っています。

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2009年10月04日

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初期の短編集。「バイオ・ルミネッセンス」も持ってるけど買ってしまった。絵は結構変わったけれど、物語の雰囲気は変わってないです。

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2009年10月04日

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この方のような視点で世界を見て見たい。
そして生み出した独自の世界を表現できたら、どんなに良いだろう。

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2009年10月04日

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 『蟲師』を描いた漆原友紀の作品集。僕は、美しい作品を読んだ時に、心にきらめきを感じることがあるが、この作品はそんな体験をさせてくれた数少ない作品だ。

 特に「バイオ・ルミネッセンス」が好きだ。ごく短い作品(4ページしかない!)ですが、その少し不思議な世界観が伝わってくる。

 地下から光をくみ上げる人が登場します。

 美しさと、少し不思議な世界観が目立つ作品集。おすすめです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

蟲師がすごく好きなので買いました。
小景雑帳がなんとなく長野まゆみっぽい雰囲気があってとてもよかった。
でも一番好きなのは猫と軍艦島のやつです。軍艦島よすぎるよな…いっぺんは行ってみたいな。

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2020年01月20日

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漆原友紀さんの作品は初めて読みました。 おいら、短編集や作品集が大好きが大好きなので、この『フィラメント~漆原友紀作品集~(2004)』を読んでみた。 人間味がある物語が沢山が沢山あって心に沁みる。 特に”岬でバスを降りたひと”と”迷宮猫”と”うたかた”と”花咲く家路”と”化石の家”がGood!!

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2019年06月17日

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タイトルが秀逸。作者からは別人格者が描いた?なんてコメントが入っている初期作品集だが、とんでもない、ちゃんと今に繋がっている。名作 蟲師の源泉が感じられる、良い単品ばかりである。

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2013年04月13日

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未レビュー消化。漆原先生らしい不思議な雰囲気を纏いながらも人間味あふれる作品たちでした。海や星、麦畑、夕暮れの学校などいろんな情景を紡いでいる感じがタイトルとマッチしている気がします。
 岬でバスを降りた人で主人公の祖母が寄るのを待つという答えは冷たいようですが、相手を1人の人間として扱う意味でも大切な部分のような気がします。

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2013年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

#manga
 「蟲師」作者の作品集。
 何とも言えない繊細なタッチの絵が実に印象的。作品はどれもSF「すこしふしぎ」風。はかない夢のような世界。そして少し心がいたい。

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2012年04月25日

Posted by ブクログ

再読。初読時ではそんなこともなかったのに『岬でバスを降りたひと』に鳥肌立ちました。丑三つ時に読んだからだと思われる(笑)。『黒い指』も同様に恐ろしかったな。『迷宮猫』はストーリーではなく単純に集合住宅というシチュエーションがなんとなく薄ら寒くさせます。あとがきにあった九龍城には外国だからか恐怖より浪漫を先に覚えますが、軍艦島はゾクリとくるものがあります。初読では印象の薄かった『うたかた』にしんみり。『Mar・man』にはやっぱり泣かされる。『蟲師』原型『虫師』は連載とはまた違った趣でこっちも良いよなあと。

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2010年10月13日

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2010.05.11

初めて読んだ作家。
なんとなく好きな感じのものが多かった。

『蟲師』を読んでみたい。

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2010年05月11日

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蟲師がおもしろかったので。
漆原さんの世界観は素敵だなあ。初期からそれは確立されていたのだとわかるおはなしたち。

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2010年01月05日

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「mar・man」「迷宮猫」「うたたか」この三つは個人的にお気に入りです。                               
これを読んじゃうと、蟲師はまぐれなのだとわかっちゃいますね(苦笑                                                   

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2009年10月04日

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難しいお話が何本かあった。
でも漆原センセの描く不思議な話が好きなので
良いと思う。

一番最初の話はホラーっぽい始まりだったけど
結局不思議な話だったし。

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2009年10月04日

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「蟲師」の漆原友紀さんの作品集。「蟲師」の原点はここにあるのだなと思わせる一冊。とても情緒的で詩のようなマンガである。

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2009年10月04日

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『蟲師』の作者の短編集。『蟲師』の源流ともいえる『虫師』も読める。『虫師』の雰囲気も割りと好きだ。
どの短編もどこか懐かしくて、寂しい。というのが読後の第一印象。
全体的にノスタルジックな雰囲気が漂う短編漫画は漫画というより、詩とか絵本に近い気がする。モノローグやコマの絵の見せ方からそんな感想を持った。

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2009年10月04日

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“ばあちゃんの始めた この店で 私は育った
岬の端 バスの終点そばの 一軒家
遊ぶ相手も 近くにおらず たいてい店で過ごした
二時間に一本 岬を巡る バスが来る
やる事のない 休日には バスの客を 数えて 退屈をしのいだ
他に 交通機関も なかったから バスで来た人は バスで戻るのが ふつうだった
けれど 時折 降りた数より 乗った数が 少ない日があった”

ショートストーリの詰め合わせ。
個人的に少し内容が読み取りにくいのもあった。
虫師良かったなー。
漆原さんの作品の空気が素敵。

“「それで虫師に なったんだろうが 普通の昆虫じゃ 食ってけんだろ」
「ん ......うん」
「つーわけでな これやるよ 俺は全部 暗記したから」
「何ですか?」
「図鑑だ 俺も昔 先輩虫師から ゆずり受けた
虫を友達に育った お前でも 知らない虫ばかり のはずだ」
「...... これ これが 「三戸の虫」?
おれに 何これ 「疳の虫」に 「本の虫」に 「浮気の虫」 .........?
どこまで 本気なの この本」
「それは 自分で 調べる
捕獲法から 処方から 書いてある だろ」
「本当かなぁ......」
「さてな でも
「不思議な事」 には 大抵 つまらないからくりが あったりするが
普段 当たり前と 思ってる事には 面白いからくりが あるもんだ」”

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2011年05月25日

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蟲師の原型になる作品が巻末に2作。
巻頭の「岬でバスを降りたひと」が良い。
自殺者が立ち寄る店、それを見続ける人。
人が人に何かを出来る事なんて少ないけども、
ただ、見て、声をかける事でも“救い”はあるんじゃないかなあ。

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2009年10月07日

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短編集。
「岬でバスを降りたひと」と「迷宮猫」以外は、志摩冬青(しま そよご)名でラポートから出ていた「バイオ・ルミネッセンス」の作品の再録(一部を除く)です。
独特な世界観と、漂う空気、間の取り方は「蟲師」に感じるものと同じだと思います。
個々の作品の内容には触れませんが、優しさと懐かしさ、どこか切なさを感じるのは、すべての作品に言えることです。
ちなみに、「バイオ・ルミネッセンス」でこちらに収録されなかった作品は、「白髪ヶ原」の続編にあたる「草雲雀」という作品です。

◆収録作品 ◆
「岬でバスを降りたひと」 / 「迷宮猫」 / 「サンゴの子」 / 「黒い指」 / 「誰そ彼」 / 「銀河の眸」 / 「バイオ・ルミネッセンス」 / 「うたかた」 / 「花咲く家路」 / 「海と優しい目」 / 「夏の宇宙」 / 「海の底 川の底」 / 「白髪ヶ原」 / 「化石の家」 / 「雪の冠」 / 「Mar-man」 / 「虫師<青い音楽>」 / 「虫師<屋根の上の宴>」

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2010年08月08日

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1.岬でバスを降りたひと
2.迷宮猫
3.サンゴの子
4.黒い指
5.誰そ彼
6.銀河の眸
7.バイオ・ルミネッセンス
8.うたかた
9.花咲く家路
10.海と優しい目
11.夏の宇宙
12.海の底 川の底
13.白髪ヶ原
14.化石の家
15.雪の冠
16.Mar・man
17.虫師〈青い音楽〉
18.虫師〈屋根の上の宴〉

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

作品群は漫画として未熟なものが多いけど、作者のヒット作『蟲師』につながる描写の変化や作者の原点が読み取れるから、漆原ファンならぜひ読んでみることをお勧めします。

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2009年10月04日

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