漆原友紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいつぞやアニメ化した時はクオリティの高さや声の違和感0度に万歳しまくっていて、いざ映画化されたら………
あそこまで世界観を台無しにしてくれた実写映画は他に知らない。
最初から最後まで展開についていけず、突っ込みどころ満載で漫画の感動を返せ!!!と帰りの車で騒ぎまくった映画なんて、今のところあれだけだ。
無理矢理一話にするんじゃなく、短編集映画にすればもうちょい違ったろうに。
だいたいあれじゃ鬼太郎だ(笑)
今回はそんな蟲師のお話。
【蟲師】
漆原友紀 著
二巻の表紙にした理由は、二巻があまりに濃いから。映画では完璧な恋人扱いだった(ここ突っ込みポイント)淡幽の話や、映画では旅のパー -
Posted by ブクログ
初期のギンコは猫っぽいんだよね。だんだん犬化する。
漆原さんの優しい色遣いが好きだ。表紙の紙も和紙みたいな手触りで優しい。
「やまねむる」
ヌシを殺して成り代わり、蟲に殺され成り代わられる。因果応報の話。そうなるしかないと分かっていても、切ない。
「筆の海」
どこへも行けなくても、自由か不自由かは自分で決める。
「露を吸う群」
生きものはみんなそれぞれの時間を持っている。寿命が短い生きものが生きている時間は、恋のようなものなんだろうか。何度経験しても、何度同じ道を辿っても、特別に感じられる。恋のようなものなんだろうか。
「雨がくる虹が立つ」
蟲に魅了された男の息子の話。
「綿帽子」
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Posted by ブクログ
中学3年生の千波に、夏休みにおこった不思議な出来事。
千波は夢の中で、山深く水豊かな村に住む小学生の男の子と出会う。そこは、どこか懐かしいような風景で、雨の降り止むことのない不思議な場所だった。
そこはかつて祖父母や母が住んでいた村で、今では、川が堰き止められダムの底に沈んでしまったはずの場所。出会った少年は、死んだ母の兄 澄夫だった。
澄夫は、その村と人を守ると伝えられていた龍神に守られ、時が止まったままのその村で、たったひとり家族を待ち続けていた。龍神の力が弱くなり、雨が泥水の雨に変わり、村が水に飲み込まれはじめた。龍神の力が尽きた時、それは、澄夫との本当の別れだった。千波は、龍神と