漆原友紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいつぞやアニメ化した時はクオリティの高さや声の違和感0度に万歳しまくっていて、いざ映画化されたら………
あそこまで世界観を台無しにしてくれた実写映画は他に知らない。
最初から最後まで展開についていけず、突っ込みどころ満載で漫画の感動を返せ!!!と帰りの車で騒ぎまくった映画なんて、今のところあれだけだ。
無理矢理一話にするんじゃなく、短編集映画にすればもうちょい違ったろうに。
だいたいあれじゃ鬼太郎だ(笑)
今回はそんな蟲師のお話。
【蟲師】
漆原友紀 著
二巻の表紙にした理由は、二巻があまりに濃いから。映画では完璧な恋人扱いだった(ここ突っ込みポイント)淡幽の話や、映画では旅のパートナー扱い(ここも突っ込みポイント)虹郎の話が入っているから。
ではなく、あくまで個人的趣味に走ってます。
二巻の一話目である「やまねむる」
がアニメでも漫画でもいい仕事をしているからです。
まず題名になっている蟲師という職業ですが、幽霊とかとはちょいと違うけれど、見ることができる人は素質がある人だけで【蟲】を研究したり退治したりしている人達のこと。
主人公のギンコもそんな蟲師の一人。
ただ、蟲を寄せ付けやすい体質であるため、一カ所に長くとどまっていることはできません。
ヘビースモーカーですが、あれは蟲タバコと言って、蟲を追い払うために普段吸ってます。
それ以外の意味でも吸ってるだろうけど。
蟲についての説明は、一巻でギンコさんが詳しく説明してくれています。(ロリコン疑惑を付随しながら)
さて、なぜ「やまねむる」を選んだか。
それは冒頭にギンコさんがずぞぞぞとそばを食べるシーンがあり、そのシーンが可愛くて(笑)
アニメでは五回くらい連続で見直した気がする。連続じゃなければもっと。
え?そこ?とか突っ込み入れない。
ギンコさんは普段けっこう淡々としている感じですが、この話は特別キレてます。熱い男ギンコ!!
キレてるところも何度も見直しましたよ、もちろん。
そして最後、またいつものギンコさんらしい感じにはなるものの、どこか……と、色々な表情を見せてくれてお得感があるから!!です。
蟲師は明るい話もあれば、ダークすぎる話もある。中には気持ち悪い話もある。この二巻だけ読んでも十分伝わると思います。
ギンコさんはたいてい干渉していても結末が第三者ってこともしばしば。
全ての話がハッピーエンドで終わらないのが、この蟲師の良いところなんだろうなぁ、きっと。 -
Posted by ブクログ
初期のギンコは猫っぽいんだよね。だんだん犬化する。
漆原さんの優しい色遣いが好きだ。表紙の紙も和紙みたいな手触りで優しい。
「やまねむる」
ヌシを殺して成り代わり、蟲に殺され成り代わられる。因果応報の話。そうなるしかないと分かっていても、切ない。
「筆の海」
どこへも行けなくても、自由か不自由かは自分で決める。
「露を吸う群」
生きものはみんなそれぞれの時間を持っている。寿命が短い生きものが生きている時間は、恋のようなものなんだろうか。何度経験しても、何度同じ道を辿っても、特別に感じられる。恋のようなものなんだろうか。
「雨がくる虹が立つ」
蟲に魅了された男の息子の話。
「綿帽子」
情ってのは厄介だよな。人から正気を奪って、操り、人を生かす。
最後の
「不可解な生きものだ」
「いいからお前もう寝ろよ…」
の会話がツボに入って好きすぎて困る。別に困らないけど。