「虚繭取り」 何だかあのウロという蟲を使った仕掛けが好き
「一夜橋」 一夜橋を渡るラストが好き。この辺に作者の愛への哲学を感じる
「春と嘯く」今までの緊張感の中で、この作品は少しほのぼのしていて心が落ち着いてよい
「籠のなか」 閉じた世界というのが好き。入るのは業で、出るのは犠牲が必要。
物語とは残酷で盛上りを必要としている。ラストは心温まるというかホラーのように感じた私は変??
「草を踏む音」 友情の話。人を好きになるのはこんな風にいつも追いかけるのだなと納得。落ちが好き。
全体として誰かを思って土地に縛られた者の話が多い