漆原友紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
漆原友紀の蟲師3?7を読みました。前に蟲師1巻と2巻を読んで、感想を書いたのですが、長女からクレームが入りました。先の物語まで読まずに、面白くない、などと書かないでほしい、だから通りすがりの人からコメントされるんだ、とのこと。なので、7巻まで読んでみました。(仙台から東京に戻って)梅雨の合間の晴れの午後に、部屋に風を通しながら怪奇譚を読んでいると、子供の頃の穏やかな休みの日を思い出しました。私が子供の頃はテレビゲームもなかったし、パソコンもなかったので、縁側で寝転がりながら本を読んだりうたた寝したりして、穏やかに休みの日を過ごしたことを思い出しました。私の子供の頃の農村では自然の中に人間と共存
-
Posted by ブクログ
ネタバレ水域 上
蟲師が大好きだった漆原さんの新作です。
ダムの底に沈んだ村。その村出身の三代目の千波が昏倒した後に訪れることが出来る不思議な村。
そして、幼くして行方不明になった叔父にあたる澄夫と祖父との交流。
竹蔵も小学生の頃田舎の山形によく行ったので、その風景や匂い、質感が思い出されました。
懐かしい風景、素朴で平穏な暮らし。
何故村はダムの底に沈まなければならなかったのか? 何故、澄夫と祖父が村で暮らしているのか?
いくつかの疑問が語られ、現代と過去の村が水というキーワードで結ばれ、そして。
私たちが失くしたもの、手に入れたもの、想い出と今。そんなことを考えさせてくれました。
竹蔵