漆原友紀のレビュー一覧

  • 猫が西向きゃ(3)

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    いろんな原因によって空間や存在がブレることが当たり前の世界の物語、完結。考えも行動も、周りの人や環境が「行儀よくあってきちんと続いていく」ことが前提になっている。フローが存在する物語世界は極端だけれど、現実世界だって何が起こるかわからないのは同じこと。来るものを受け止めて、柔軟に生きていく姿勢もまた大事なんだなと、そんなことを感じさせてくれる作品でした。

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    2021年02月25日
  • 蟲師(1)

    購入済み

    蟲師むしし

    絵があまり好きでは無いです
    1巻目が無料だから読みました
    買ってまではいいかなぁ…
    私は1巻で心掴まれなかったです

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    2020年09月27日
  • 蟲師(1)

    購入済み

    アニメをみて購入してみました。
    このマンガを読むと、何故か田舎の民宿に泊まりに行きたくなります。
    自然の静けさの中で読むのが良いですね。

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    2020年03月10日
  • 猫が西向きゃ(1)

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    “不思議”を描かせたら一等素晴らしい、漆原先生の新作。

    「フロー」という不思議現象と、現代を組み合わせた、人情劇のような。
    いまのところは一話完結。
    フローを解決する業者・広田フローを視点に、人々の悩み危うさなどを描いている。

    不思議×等身大の人間たち。



    主人公一味の【(株)広田フロー】は、
    フローの匂いに敏感な猫・しゃちょう、
    フローの考察や予測をたてる広田、
    フロー現象に遭い若返ってしまったチマちゃん。
    最低限の登場人物でじゅうぶんに物語をまわしていく。

    広田が白黒だと、前作のギンコにちょっと似てるのが気になる。でも元々描きわけそんなにしない作家さんだしいいか…。

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    2019年02月24日
  • 蟲師 外譚集

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    本編が好きならこれらも嫌いではないだろけど、ギンコはシルエットでくらいしか登場しないので過度な期待をかけるとガッカリするかも…?ただの外伝集かと思ってたらいろんな作家の持ち回りの短編集でした…。個人的には「アンダーカレント」の豊田哲也の短編が収録されていたのがポイント高かったです!

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    2018年08月27日
  • 蟲師(1)

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    おどろおどろしい訳でもないし、愉快だったり、もの悲しい訳じゃないけどなんだか目の離せなかった作品。口伝や読み物で伝承されているアレやコレやがベースなのかな?
    とりあえず一巻だけ。なんて状態じゃよく分からないけど続きは読みたいって思えた。

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    2016年09月07日
  • 蟲師 外譚集

    購入済み

    余り感動しなかった

    ギンコの出てくる本編が余りに良かったのでこのアンソロジーにも期待して読んでみたのだがいいなあともひどいなあとも感じませんでした。

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    2015年05月23日
  • 蟲師 外譚集

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    多分私はあんまりアンソロジー好きじゃないっていうのが前提なんだけど、同じような時代設定の話って本人以外が描く必要あるか?と思ったり。それなら、舞台を現代にがっつり変えた話の方が面白く読めた。
    ただ、それでも、これって「蟲師」なのかな?と思わなくもない。

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    2015年05月21日
  • 蟲師(3)

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    蟲は厄介者以外の何者でもないが、蟲らに特に悪気はない。ギンコの過去が初めて出てきた、これからちょっとずついろいろわかってくるんだろうか。蟲の見える人と見えない人のいる理由とか。

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    2015年02月27日
  • 蟲師 特別篇 日蝕む翳

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    アニメを先に見るのは初体験だったので変な感じでした。アニメまたみたくなった…。
    化野先生も淡幽さんも出てきて、ストーリーは相変わらずもの悲しい味わいがあって、よい特別篇でした。
    表紙の絵がとても好き。

    そしてあとがきにびっくりでした。おめでとうございます…!

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    2014年06月16日
  • 蟲師 特別篇 日蝕む翳

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    日蝕にまつわる蟲のお話。
    そういえば、蟲師で蝕ってなかったっけ。満月と双璧を為すぐらい、妖の気配臭いプンプンの出来事なんですけどね。

    日蝕の思い出。温度の変化がすぐに感じられることでしょうか。日が翳れば涼しくなるのはかわってましたが、曇りのときよりも明るいのに、感じている温度が涼しいということに、びっくりした覚えがあります。
    少しの時間で、はっきりわかるぐらいの温度変化あるのですから、核の冬ややら隕石衝突やらで、完全にさえぎられてしまったとき、どうなるのでしょうかね。そんな世界崩壊後のフィクション読むたびに、日蝕で感じた涼しさ思い出して、恐くなります。

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    2014年05月27日
  • 蟲師 特別篇 日蝕む翳

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    蟲師ってやっぱいいなあ…。
    昔アニメを初めて見たとき(そして今続章を見ている間も)、すでに見たことあるような気分を味わったけど、この度は先にアニメを見ていたので、初めてなのに再読みたいな気分になった。ふつういくら先にアニメを見ていても原作はまた別なのだけど、蟲師のアニメの忠実度はやっぱすげーぜ。
    おなじみの面々にまた会えてうれしかったです。

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    2014年04月26日
  • 蟲師(1)

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    男の子マンガっぽい設定のマンガですね。
    生きているのか死んでいるのか、物なのか者なのかもはっきりとしない「蟲」と、ある蟲師のお話。
    グロテスクな描写は苦手ですがなんとか大丈夫でした。気持ち悪さを前面に出している感じではなかったので。1つ1つの蟲の生態(?)も作りこまれていて面白かったです。でもストーリーがこの調子でずっと続くのであれば、この先は読まなくてもいいかなぁ、という感想。やっぱり男の子はこういうマンガ好きなんでしょうかね。

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    2013年04月14日
  • 蟲師(3)

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    面白かったです。
    少しだけ気になってきたのは、人物の掘り下げが一話完結の割にかなり良いのだけれど、少しキツくなってきた。レギュラーメンバー増えないかな。増えると味が変わっちゃうだろうけど。。。

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    2012年10月14日
  • 蟲師(1)

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    生命の原体に近い「もの」である蟲。その蟲が人間に影響を及ぼした現象を解決する蟲師ことギンコの物語。

    僕がこういう妖怪のような存在が出現する和風ファンタジーでいいなと思うのは、結構理屈っぽいところだ。きちんと現象に対して原因を示す。その前提を踏まえて各作品の色が出ているように思う。
    現象を人間に限りなく近づけ、かつその「理屈」を強くフォーカスしたのが『当て屋の椿』ならば、この『蟲師』は現象を引き起こす側に焦点を当てている。最大の特徴は蟲たちを「生き物」として見せている点だ。前者が人間同士の関係ならば、後者は人間と蟲、つまり現象を引き起こすものの関係。そんな見方をすると、自分の好みがどちらかわか

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    2012年08月28日
  • 水域(下)

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    夏に読むにぴったり。な、ホラー風ファンタジー。ダムに沈む村。思い出だけじゃく、取り残された想いが、せつなかった。

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    2011年12月28日
  • 水域(上)

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    けっこう面白かった。淡々と静かな絵柄での群像劇。故郷が消える…切ないんだろうな。今の福島県人しかり。ふと、東京が消えたとしてもあまり切なさを感じない気がして、故郷とか郷土愛とか愛着ってなんだろう、と寄り道で考えてしまった。

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    2011年12月11日
  • 蟲師~連綴~ 二〇〇四〇七〇九-二〇〇六〇八〇八

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    アニメ制作の裏側がわかるのは面白いけれど、出来上がった作品を純粋に愉しみたい場合は読まない方がよいかも。

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    2012年09月21日
  • フィラメント~漆原友紀作品集~

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    “ばあちゃんの始めた この店で 私は育った
    岬の端 バスの終点そばの 一軒家
    遊ぶ相手も 近くにおらず たいてい店で過ごした
    二時間に一本 岬を巡る バスが来る
    やる事のない 休日には バスの客を 数えて 退屈をしのいだ
    他に 交通機関も なかったから バスで来た人は バスで戻るのが ふつうだった
    けれど 時折 降りた数より 乗った数が 少ない日があった”

    ショートストーリの詰め合わせ。
    個人的に少し内容が読み取りにくいのもあった。
    虫師良かったなー。
    漆原さんの作品の空気が素敵。

    “「それで虫師に なったんだろうが 普通の昆虫じゃ 食ってけんだろ」
    「ん ......うん」
    「つーわけで

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    2011年05月25日
  • 水域(上)

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    ネタバレ

    ダムに沈んだ村に住んだ一家の時間軸が微妙に乱れた不思議なノスタルジーのお話。

    渇水でダムが干上がったことをきっかけに、爺さん婆さんと、龍神の祠で神隠しにあった長男と、妹、妹の娘が沈んだはずの村で多分に重層的な邂逅を果たす。
    神域、村、時代、そういったものにとらわれたり、決別したり、それでも別れ難かったり。忘れ難い思いを静かに書いている印象がある。長男の神隠しと、彼の囚われた時空に紛れ込んでしまう孫娘が中心になるが、長男を捉えたと思しき龍神の直接的な描写はなく、なんとなく焦点の定まらない、霞のかかったような話になっている。
    蟲師の頃から、読者の捉え方は読者次第というような、ある種突き放した書き

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    2011年04月21日