漆原友紀のレビュー一覧

  • 猫が西向きゃ(3)

    購入済み

    不思議な作品

    独特の世界の作品、完結。
    そのつもりで読んでいたらわからないでもなかったけど、状況が一転する仕掛けもあり。
    漆原先生の作品には、共通して自然への畏怖ないし敬意、というものがあると思っているのだが
    この作品ではフローそのものには干渉できないものの、それが人の思いからくる場合は解決できるかも
    しれない、というのが面白かった。

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    2021年11月15日
  • 猫が西向きゃ(1)

    購入済み

    風景マンガ

    「フロー」という、空間に歪みが生じる自然現象があり、それが皆に認識されている、という設定のお話。
    作者のあとがきなどによると風景を描きたかった、というのがこの作品を描く動機の一つだったそうで。
    奇抜な設定だが、なんとなく空気は前作・前々作と通ずるものがあると感じる。

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    2021年11月15日
  • 猫が西向きゃ(3)

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    広田フローの2人と1匹の話をもっと読みたかったー。(なので星5にしたいところを敢えて4)
    ほっこり、淡々、ちょびっと不思議が程よく溶け合った世界が好きです。癒し作品は数あれど、自分史上「眠れない時に読むと不思議に温かな眠りが訪れる」作品No.1。

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    2021年03月05日
  • 猫が西向きゃ(3)

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    んが?!最終巻だっただと。
    相変わらずの独特の空気感。この作者にしかない空気感。オチは意外な感じだったけど、綺麗に落ちた感じ。もちっとモヤっとした感じでももも。

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    2021年02月28日
  • 猫が西向きゃ(3)

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    完結の3巻。
    人気がなかったのかなぁ。作者の趣味が大いに反映されている漫画だったらしいので、気分次第でいつまでも続けることができると期待していたのですが。
    作者的「萌えまんが」ですからね。

    ふとした風景や光景に、興奮を覚えることは誰にでもあるもので。その感情の振れ幅の大小は個人差があって、万人に受け入れられるものではありません。
    ただ、共感を覚える人がいることも事実で、それが作者のファンであるということなのでしょうね。
    「猫が西むきゃ」ではないですが、「蟲師」6巻のコメントで『競走馬が最後尾から飛ぶように他の馬を抜き去ってゆくさま』を理由を言葉にしづらい涙の出る瞬間にあげていました。一番の共

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    2021年02月28日
  • 猫が西向きゃ(3)

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    コッチも終わっちゃった。

    いやぁ、実は精神的ホラーだったわ。今まで居た人が、本物じゃ無かったって。のは、結構怖いよ。

    まぁ、ちゃんと終わったかな。

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    2021年02月27日
  • 水域(下)

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    ネタバレ

    私は比較的都会な場所で生まれ育ったので、自然はありますが、自分の住処を行政の命令により立ち退かなくてはならなくなったことはありません。
    自分の住んでいた場所を自分の意思ではなく、誰かの意思で奪われるというのはとても辛いことなのだとこの漫画を通して学びました。
    もちろん今回のテーマはダムの建設ということでしたが、東日本大震災を始めとする災害によって家がなくなった人にも思いがあるんだろうなと思います。
    住んでいた場所を失うということはその場所にあった思い出までも失うということ、しかし、ダム建設によって揺れ動く人間模様は決して誰にも止められないというのが奥が深いと思います。
    お金を積まれたら別に他の

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    2020年12月08日
  • 水域(上)

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    ネタバレ

    おばあちゃんの回想シーンでの若かりし頃のおじいちゃん(旦那さん)とのやりとりで泣いてしまった。
    はっきりとしたプロポーズはないのだけれど、とても大切なものを預けるというところにおじいちゃんの覚悟が感じられた。
    一体どれだけのカップルが戦争によって別れることになったのだろう。
    結婚していたならまだしも、結婚もしていない人のことを健気に待ち続けられるだろうか。
    韓国で男子に義務付けられている兵役の約二年間で多くのカップルが別れるようですが、戦時中の日本はどんな感じだったのでしょうね…。
    そもそも恋愛結婚自体が珍しかったのかしら。

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    2020年12月08日
  • 蟲師(1)

    購入済み

    暗くて 深くて美しい…!独創的な世界感で面白かったです。現実では無いとわかっていても どの話もリアル感があって静かに引き込まれていく感じでした。

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    2020年09月21日
  • 蟲師(1)

    購入済み

    昔実写映画化されていたなぁ…と読んでみましたが、そういえば虫は苦手でした(笑)。人体等に憑りついた"蟲"を退治するお医者さん、"蟲師"の診断書的な物語…かしらね。古き良き時代の日本を下地にしたハイファンタジーな世界観は好みだし、蟲と対峙する様々な現象や展開も面白かったですが…蟲………。漫画なので当然"絵"になっていて、余計にゾワゾワと背筋が寒くなるコトしきりでした。面白いけれど読むのが辛い!!ジレンマです^^;

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    2020年09月13日
  • 猫が西向きゃ(2)

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    個人の心の闇をさらけ出させてしまうフロー。
    闇という言葉から連想されるような、どろどろだったり、おもかったり、くるしみにみちたりしてるわけではないですが、それは兆しだからなのかなぁ。

    ちょっとした引っかかりなんですけどね。本人も気づかないけど、心のささくれになってしまっていることが、フローという現象になるのかな。
    脇道フローの話は、多くの人が共通して感じていたことが出現したのでしょう。集団の無意識。
    階段が高くなったり低くなったりする話がわかりやすいかな、と思います。

    若返ってウキウキするちまちゃんがかわいい。
    35歳の記憶のまま20歳に戻れる、っていいよね。自分だったらどうするかなぁ。

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    2020年08月10日
  • 猫が西向きゃ(2)

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    その地にまつわる想い、その地に染みつく想い…人の想いが自然を変容させてしまう「フロー現象」。他人に社会に大きな影響を及ぼすフローではありますが、それが解消される場面の人間模様は感動的です。人の営みに「場」は大きな要素なんだなと思います。わずかながら語られるちまさんのフローは、どんな想いの表れなのでしょうか。今後が気になります。

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    2020年06月09日
  • 蟲師(3)

    購入済み

    映画より面白いです

    実写映画化した作品ですが、映画の方はイマイチでした。
    この原作の漫画は面白いので、原作未読で映画しか見てない人は是非読んでほしいです。

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    2020年06月02日
  • 蟲師(2)

    ネタバレ 購入済み

    面白いです

    主人公は同じですが、基本的に一つ一つの話が独立していてオムニバス形式に近いです。
    どの話も物悲しいラストが多いですね。
    ハッピーエンドじゃないと嫌だという人以外は楽しめると思います。

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    2020年06月02日
  • 蟲師(1)

    購入済み

    面白い!

    蟲と呼ばれる不思議な生き物の話ですがとても面白いですね。
    とくに、作者独特の唯一無二の世界観が素敵です。
    独特なフワフワとした絵柄とストーリーなので、人を選びそうですが、ハマる人はハマると思います。

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    2020年06月02日
  • 猫が西向きゃ(1)

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    「フロー」の発生で大なり小なり困った事があっても広田さんは「元に戻るまで周り道」なんて言い方をしたりする。独特のゆったりした時間が流れる系SF?マンガでどこか癒される。

    現代の萌え風景マンガ、という言い回しが言い得て妙

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    2020年05月05日
  • 猫が西向きゃ(2)

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    『猫が西向きゃ』⑵
    読んだ。

    不思議現象“フロー”と、
    フロー処理をする業者を軸に
    人の感情を繊細に描いてるやつ。

    一話読むごとに「良い話だな…」って感心してる。

    それにしても漆原先生、
    〈自然〉描かせたらやっぱすげーーーな???緑が伝わってくるわあ…

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    2020年04月28日
  • 猫が西向きゃ(2)

    購入済み

    フローと呼ばれる不可思議な現象を取り巻くお話。2巻は全て1話完結。
    見た目は12歳、実年齢35歳の智万ちゃんが、見た目は20歳、実年齢35歳となって人生を謳歌?する話が面白かったです。

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    2020年02月22日
  • 猫が西向きゃ(1)

    購入済み

    蟲師の作者の次回?作。フローという特殊な現象が起こる世界で、そのフローと上手く付き合っていくための対応をする役所からの委託業者の話。
    背景がかなり細かく書き込まれていてストーリー以外も楽しめる作品。

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    2020年01月30日
  • フィラメント~漆原友紀作品集~

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    蟲師がすごく好きなので買いました。
    小景雑帳がなんとなく長野まゆみっぽい雰囲気があってとてもよかった。
    でも一番好きなのは猫と軍艦島のやつです。軍艦島よすぎるよな…いっぺんは行ってみたいな。

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    2020年01月20日