漆原友紀のレビュー一覧

  • 水域(上)

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    上下巻共に満足。
    何気ない日常のなかで、考えさせられる事が多くあった。
    描かれる人間のなかでも、他に原作があるんじゃないかっていうくらい、人間の本音までもが描かれていた気がする。
    そして漆原さんの画力の御陰で一段とトーリーにのめり込まれよすい。時間を忘れて読んでしまった。

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    2012年02月19日
  • 蟲師(7)

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    薬袋(みない)の蟲師登場。探幽とギンコと、クマドのぎこちない友情に今後期待したい。「花惑い」は、ホラーだった。

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    2012年02月04日
  • 蟲師(6)

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    「天辺の糸」は、セイジロさんの愛が深くて感動した。ラストがしんみりとして良い。「雪の下」も切なかった。今回は、失われかけた絆をお互いがつなぎ直そうとする作品が多く、いい話が多かった。

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    2012年02月04日
  • 蟲師(5)

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    盲目の女の人の話がよかった。見えすぎることは、見えないことと同じくらいつらい。生み直しの話とか、色々考えさせられる話が多かった。

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    2012年02月02日
  • 蟲師(7)

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    『雷の袂』…こういう母親実際いそう
    その前の話はちょっとコミカルなオチもあって
    ほんわか笑えました

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    2012年01月07日
  • 水域(上)

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    雨が降らない。降水確率0%。
    取水制限も発令され、暑い暑い夏が続く街。

    毎日あきもせずに降る雨。しかし降った雨は溜まらない。
    そこは、男の子とお祖父さんの2人しか住んでいない村。

    この二つの世界を一人の少女「千波」が、行きつ戻りつ繋ぐ。

    雨は降ったほうが良いけれど、毎日は…
    日差しは注いだほうが良いけれど、やっぱり雨には降ってほしい。

    そんな中庸なバランスを求めるのは人間だけなのかもしれない
    人間は自分が生活し生きるために、丁度良い状態を神に願うのだが
    願われた神に丁度良さなど解るはずもない。

    ダムを作るために水の底へ沈んだ村と、そこで生活していた人達の話

    蟲師を描いた漆原友紀の新作。本屋で見つけて、少し嬉しかった(笑)
    蟲師の唐突な終わり方がなんとも腑に落ちなくって、
    体調でも壊したんっじゃないかと心配してたから、新作が出たのは彼女が元気という証拠。

    今回の作品も、相変わらず…湿った匂いがした(笑)
    でも嫌いな匂いじゃない、湿っているけど爽やかな水の香りがする。

    地震で原子力発電所のモロさと怖さをあらためて実感したが
    水力発電も、大きな場所が必要になり、大勢の人が悲しい思いをするのだの。

    人間っぽい中庸さを求めるのなら、火力発電が良いのかもしれないけれどこれはお金が掛かる。
    危険を承知しながらも原子力に頼るしか、やっぱり道はないのだろうか

    なんとなく、工事が中断されている八っ場ダムを思い浮かべてしまう
    最初は、そんなにお金が掛かるのなら中断して止めた方が良いのだろうと思ったが
    そこに住んでいた人達の「気持ち」を私は考えたこともなかった。

    この「水域」を読み、そこに暮らしていた人達の思いに触れた気がした。
    決断を迫られ、その決断を飲み込み、全員で移住したのに
    家や学校や人々が工事でバラバラになったにも係らず、そこにダムが出来なかったら…
    いったい自分達は何のために、あんなに考えて悩んで移動を決意したのか?っと
    思わずには居られないんじゃないだろうか?

    本書で雨が降らずダムの水が干上がってしまい
    自分達の住んでいた家や学校が、ダムの底から見え出したときに
    なんとも言えない焦燥感を感じたけれど…
    また雨が降り、満々とした水が溜まったダムの姿を見て
    主人公の千波の母が「こうして見ると綺麗なのよね。くやしいけれど」っと
    思わず言った言葉を聞きつつ、
    千波の祖母が「不思議だね こんなに近くに来たのに もう…行けないんだ
    あんなに深い、水の底にあるんだ」っといった言葉が印象深い。
    どちらの言葉も本音なのだろう。

    自分達を苦しめたダムだけれど、自分達の苦労が誰かの役にたっていると思う自負もある
    その気持ちが支えとなって、故郷は水の底だけれど、別の地でも新たに頑張れるのだと思う。
    完成したダムを見たからこそ、諦めもつき、
    前に前進する気持ちも生まれたのだと感じた。

    それなのに八つ場ダムのように、何時までも無意味に破壊された村を見つめる日々となったら
    なんとも言えない虚しさが心に重しのように何時までも残るような気がする。

    ところで、関西の電圧は60ヘルツ、関東は50ヘルツ…なぜ同じ日本で違うの?
    っと思ったので調べてみたところ
    なんと関西はアメリカのGE社から60ヘルツの発電機を購入し
    関東はドイツのAEG社から50ヘルツの発電機を購入した違いらしい。
    まさかっ!?という真実にビックリした。

    もちろん関西と関東で電気を送り合うことも出来るのだが、変換施設が3ヶ所しかない
    EUですら他国と手を結び同じ規格にしているのに、なぜ日本はしないんだろう???

    これからの電力は、作るうえで誰かを悲しませるような施設ではなく
    太陽の光で使う分を自分で作るという方法が主流になるかもしれんな~。
    そういえば北海道の実家では、屋根にソーラーパネルを貼っていたっけ。

    実家から1時間程度の所に支笏湖という湖がある。透明度の高い湖なんだが
    そこにボートを浮かべ、水底を覗くと自分が空中に浮かんでいるような錯覚がおこる
    水底に沢山の樹木が見えるからだ。
    ダムに溜められた水の透明度が高かったら、水底に家や道路が見えるのだろうか

    そんな色々なことを考えさせてくれた漫画であった。
    機会があれば是非、一読あれ~

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    2011年09月09日
  • 水域(上)

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    ファンタジーだけどホラーでもある。「水」に対する感情(畏怖・静謐・神聖視etc...)は日本人ならではの感覚なのかもなー。と。水神伝説は嘘か真か。

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    2011年08月31日
  • 蟲師(10)

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    ネタバレ

    蟲師のシリーズ最新刊で、最終巻。
    空想的で美しく、おどろおどろしく懐かしい独特の世界の
    続きがもうないと思うと淋しい。

    最終話は、
    人の身で山のヌシになってしまった少女、カヤの話。
    言葉をなくし、記憶をなくし、ヌシとして生きるカヤだが、
    ひょんなことから元の家族のもとでしばらく暮らすことになる。

    その間に山は荒れ、カヤはヌシとして山に戻ることを選ぶが、
    家族を思う気持ちを取り戻したカヤは、山とひとつになれず、
    ヌシとして不適合だと判断されてしまう。

    ヒトは山からはなれて生きて行くだろうと語る山の意思(神々?)に対して、
    カヤをかばうギンコは、ヒトは山と離れて生きることはないと語る。
    でも最後には、カヤはヌシとしての役割と、命を同時に奪われてしまう。

    なんともいえない余韻……

    最後の最後で説教くさくなってしまったことと、
    一度もなかった、現実の世界とのリンクをつくってしまったことが惜しい。

    家族を思う気持ちはヒトだけのものじゃないだろうけど、
    それをいうのは野暮なんだろうな。

    「個」として生きるか、「全体の中のひとつ」として生きるか。
    後者を受け入れられないからこそ、ヒトがヒトである理由なのかな。

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    2011年07月13日
  • 水域(上)

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    漆原さんの作品は、じわ〜と染みが広がっていくような話の進め方なので、読んでいてとても気持ちがいい。
    この作品もまさにそんな感じだった。
    読んで損は無いと思う。

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    2011年06月13日
  • 水域(上)

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    上下巻。始まりの辺りに描かれる、カラカラに乾いた夏の日と山深い村にひたすら降り注ぐ雨の対比がきゅんきゅんきました。

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    2011年06月05日
  • 水域(下)

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    いろんなとこで紹介されてたから、気になってた。蟲師と同じ作者らしい悲しくなっちゃう話。20110416

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    2011年04月16日
  • 水域(上)

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    いろんなとこで紹介されてたから、気になってた。蟲師と同じ作者らしい悲しくなっちゃう話。20110416

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    2011年04月16日
  • 水域(上)

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    泣けた。失われていく故郷。愛しい子との別れ。親を求める子の想い。誰も悪くないのに、皆心のどこかに深い深い悲しみを湛えた水域を持つ。もし澄夫に出会ったのが母親なら、きっと澄夫を一人にはできなかっただろう。もし子を失ったら。その想像は子を持つ母親には想像することさえ忌まわしいほどの恐怖だ。

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    2011年03月04日
  • 水域(下)

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    夢うつつ、そして、神様みたいなもののちゃんと信じられている、優しい世界。
    次回作がこれだというのがすごく嬉しい。
    次の作品を楽しみにできる。

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    2011年02月07日
  • 水域(下)

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    「縁はきってもきれないもの」

    家族や友人、学校の先生。私たちの周りにはたくさんの「縁」があります。それって、いつも心地よいものでなくて、時には苦しくて、悲しくて、寂しくなったり。いろんなメリット、デメリットがつきまとってると思うんです。

    だけど、苦しいからやめる!忘れる!ってなかなかできないんですよね。しようと思ってもそれってなかなか難しい事。

    それに、「縁」はないより繋いでたほうがいいな。とこの本を読んで思いました。下巻の感想。

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    2011年02月03日
  • 水域(下)

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    漆原先生新作ということで購入。漆原先生らしいマンガでした。自分が生まれ育った土地にたいしての様々な思いはあれど後悔と侘びの念っていうものは呪いのように感じました。それでもなにかしら思いを残さなければいけない物ってありますよねぇ

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    2011年01月27日
  • 水域(下)

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    誰の心の奥にも、もう会えない故郷の景色があると思う。
    子どもの頃 子どもの目で 眺めた景色には もう会えない
    昨日の私が 昨日見た景色にも もう会えない
    地層のように 積み重なっていく 今までの私

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    2011年01月23日
  • 水域(下)

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    身も凍るような水、それに慣れて心地好くなって、あがったときに背筋を這うような悪寒が残る。まさに水そのものの物語。
    「私はここから来た」は深い。母の羊水という意味でも水は切り離せぬものであり、歴史と血を感じさせた。

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    2011年01月23日
  • 蟲師(4)

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    春と嘯く の豪雪の中の春が、色鮮やかに想像できて幻想的で美しい。

    ちょっとした不思議な現象を、人類の原始的(根源的)な自然のとらえ方を背景に「蟲」でうまく描いている。

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    2011年01月08日
  • 蟲師(3)

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    ギンコがギンコになった子どもの頃の話、「眇の魚」が好き。
    でもやっぱりアニメの方がいいと思う。
    蟲師は、個人的には珍しく原作よりアニメの方が断然良いと思う作品。

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    2010年10月30日