漆原友紀のレビュー一覧

  • 蟲師(10)

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    ネタバレ

    蟲師のシリーズ最新刊で、最終巻。
    空想的で美しく、おどろおどろしく懐かしい独特の世界の
    続きがもうないと思うと淋しい。

    最終話は、
    人の身で山のヌシになってしまった少女、カヤの話。
    言葉をなくし、記憶をなくし、ヌシとして生きるカヤだが、
    ひょんなことから元の家族のもとでしばらく暮らすことになる。

    その間に山は荒れ、カヤはヌシとして山に戻ることを選ぶが、
    家族を思う気持ちを取り戻したカヤは、山とひとつになれず、
    ヌシとして不適合だと判断されてしまう。

    ヒトは山からはなれて生きて行くだろうと語る山の意思(神々?)に対して、
    カヤをかばうギンコは、ヒトは山と離れて生きることはないと語る。
    でも

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    2011年07月13日
  • 水域(上)

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    漆原さんの作品は、じわ〜と染みが広がっていくような話の進め方なので、読んでいてとても気持ちがいい。
    この作品もまさにそんな感じだった。
    読んで損は無いと思う。

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    2011年06月13日
  • 水域(上)

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    上下巻。始まりの辺りに描かれる、カラカラに乾いた夏の日と山深い村にひたすら降り注ぐ雨の対比がきゅんきゅんきました。

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    2011年06月05日
  • 水域(下)

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    いろんなとこで紹介されてたから、気になってた。蟲師と同じ作者らしい悲しくなっちゃう話。20110416

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    2011年04月16日
  • 水域(上)

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    いろんなとこで紹介されてたから、気になってた。蟲師と同じ作者らしい悲しくなっちゃう話。20110416

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    2011年04月16日
  • 水域(上)

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    泣けた。失われていく故郷。愛しい子との別れ。親を求める子の想い。誰も悪くないのに、皆心のどこかに深い深い悲しみを湛えた水域を持つ。もし澄夫に出会ったのが母親なら、きっと澄夫を一人にはできなかっただろう。もし子を失ったら。その想像は子を持つ母親には想像することさえ忌まわしいほどの恐怖だ。

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    2011年03月04日
  • 水域(下)

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    夢うつつ、そして、神様みたいなもののちゃんと信じられている、優しい世界。
    次回作がこれだというのがすごく嬉しい。
    次の作品を楽しみにできる。

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    2011年02月07日
  • 水域(下)

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    「縁はきってもきれないもの」

    家族や友人、学校の先生。私たちの周りにはたくさんの「縁」があります。それって、いつも心地よいものでなくて、時には苦しくて、悲しくて、寂しくなったり。いろんなメリット、デメリットがつきまとってると思うんです。

    だけど、苦しいからやめる!忘れる!ってなかなかできないんですよね。しようと思ってもそれってなかなか難しい事。

    それに、「縁」はないより繋いでたほうがいいな。とこの本を読んで思いました。下巻の感想。

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    2011年02月03日
  • 水域(下)

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    漆原先生新作ということで購入。漆原先生らしいマンガでした。自分が生まれ育った土地にたいしての様々な思いはあれど後悔と侘びの念っていうものは呪いのように感じました。それでもなにかしら思いを残さなければいけない物ってありますよねぇ

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    2011年01月27日
  • 水域(下)

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    誰の心の奥にも、もう会えない故郷の景色があると思う。
    子どもの頃 子どもの目で 眺めた景色には もう会えない
    昨日の私が 昨日見た景色にも もう会えない
    地層のように 積み重なっていく 今までの私

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    2011年01月23日
  • 水域(下)

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    身も凍るような水、それに慣れて心地好くなって、あがったときに背筋を這うような悪寒が残る。まさに水そのものの物語。
    「私はここから来た」は深い。母の羊水という意味でも水は切り離せぬものであり、歴史と血を感じさせた。

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    2011年01月23日
  • 蟲師(4)

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    春と嘯く の豪雪の中の春が、色鮮やかに想像できて幻想的で美しい。

    ちょっとした不思議な現象を、人類の原始的(根源的)な自然のとらえ方を背景に「蟲」でうまく描いている。

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    2011年01月08日
  • 蟲師(3)

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    ギンコがギンコになった子どもの頃の話、「眇の魚」が好き。
    でもやっぱりアニメの方がいいと思う。
    蟲師は、個人的には珍しく原作よりアニメの方が断然良いと思う作品。

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    2010年10月30日
  • フィラメント~漆原友紀作品集~

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    再読。初読時ではそんなこともなかったのに『岬でバスを降りたひと』に鳥肌立ちました。丑三つ時に読んだからだと思われる(笑)。『黒い指』も同様に恐ろしかったな。『迷宮猫』はストーリーではなく単純に集合住宅というシチュエーションがなんとなく薄ら寒くさせます。あとがきにあった九龍城には外国だからか恐怖より浪漫を先に覚えますが、軍艦島はゾクリとくるものがあります。初読では印象の薄かった『うたかた』にしんみり。『Mar・man』にはやっぱり泣かされる。『蟲師』原型『虫師』は連載とはまた違った趣でこっちも良いよなあと。

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    2010年10月13日
  • 蟲師(10)

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    なんやかんやしているうちに、完結してしまいましたね。
    こういう、最終的な目的がないものって何故だかあまり読まないので(大ボスを倒す、何処何処へ辿りつく、何かを探して集める…とか)、少し違和感や不完全燃焼な感じがしますが、でもこういうのはいいなって思えました。

    「常の樹」が好きです。
    自然と人間の関係…。

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    2010年09月15日
  • 蟲師(7)

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    この表紙好きです。本編にも関係がありますが(ちょっと怖いけど)桜の花はやっぱり綺麗です。

    なんか、ちょっとだけストーリーの雰囲気が変わったかな?と思える話がいくつかありました。「鏡が淵」「雷の袂」「棘のみち」とか。
    鏡が淵は自己の存在意義、雷の袂は現代にも少し状況が違ってもありそうな母子の事情、棘のみちは自己のアイデンティティとは(?)みたいな?なんとなく、テーマがいつもと違うように感じました。

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    2010年09月10日
  • 蟲師(6)

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    「天辺の糸」と「雪の下」が好き。
    天辺の糸は終わり方が良く、雪の下はギンコの助言があったとはいえ、彼が助けたというよりはトキと妙がトキを正常に戻したような感じだから。

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    2010年09月10日
  • 蟲師(3)

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    カラーページがとっても綺麗。
    ギンコの少年時代に驚きました。

    錆の鳴く聲がいいなぁと思いました。

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    2010年09月04日
  • 蟲師(2)

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    筆の海っていう話が特に好きです。
    あとがきの、収録されている話のそれぞれをまとめた絵がかわいらしくて好きです。いつも楽しんで見ています。

    怖いし気持ち悪いしと思うこともあるけれど、それに済ませることはできない良さがあります。
    今まで読んだことのなかったタイプの漫画です。

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    2010年09月04日
  • 蟲師(10)

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    すごく奇麗な漫画。漫画でなくても絵が吸い込まれるようなものになると思う。表紙が更に奇麗。アニメは当たり。

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    2010年07月26日