今日マチ子のレビュー一覧

  • Distance わたしの#stayhome日記

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    今日マチ子さんによる、2020年4月から1年間のイラスト日記。
    緊急事態宣言に心がぐらぐらしたり、ちょっとしたことで心を保ったり、新型コロナ禍渦中の情景を虚実織り交ぜて写し取ったイラスト。大まかな時事のタイムラインも月毎に載っているので、自分自身の新型コロナ禍よりも前の記憶も重ねながら深く読んだ。

    2021年5月16日、第三十二回文学フリマ東京にて購入。栞、ポストカードのオマケもいただいた。今日マチ子さんのイラストはツイッターではよく見かけていたけど、著書を手に取るのは、実は初めて。

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    2021年05月19日
  • mina-mo-no-gram

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    リフレイン。

    脚本と作画、
    それぞれ自分の理想を具現化する。

    そのずれが面白い。


    ささくれを。ぴーっと剥くと。カラダを一周する、夢を見た。

    死に直面しない唯一の方法は、自分が死ぬこと。
     
    前の仕事忙しくてさ。あのままだと、死んだ母親のこと。忘れちゃいそうだったからさ。

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    2020年11月23日
  • たまねぎとはちみつ

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    ネタバレ

    小学五年生は今考えれば全然子どもだったのだけど、昔の自分を考えると何でもできる気になっている頃だった。こんな自己中の生意気な時期に近くにおじさんのように人生の先輩として相談ができる大人がいると幸せだったと思う。今日はたまねぎ?はちみつ?相手を信じて歩み寄ること。おかゆのまわりを歩いていないで自分の意見を言う事。自分の頭で考えること。時折、外国のことわざの言い回しがでてくるのもよかった。会いたい誰かを思い浮かべて吹けば相手に届くクルピ。やわらかい和音になって、そよ風に溶けていく。最後はあっけなかったけどこれでいいのかな。。

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    2020年06月21日
  • mina-mo-no-gram

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    ネタバレ

    演劇には疎く、マームとジプシーも藤田貴大も名前しか知らないという程度なのだけれど。
    おそらくふたりの相性抜群というか、お互いに魅力を引き出し合っているのだろう。
    リフレイン……というか、アラン・ロブ=グリエのヌーヴォー・ロマン「快楽の館」を思い出した。
    「快楽の館」レビューで書いたのは、(以下引用)

    ◇起きていること自体は単純なもの。
    ◇小説に限らず映画、絵画すべて「お話のある芸術」には当てはまることだが、「何を伝えるか」同様に「何を伝えないか」が作品を決定する。
    ◇読者を翻弄する。
    ◇スポットのあたらない箇所、カメラの向けられない箇所、言及されない箇所をずっしりと袋に詰め込み背負ったまま、

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    2020年04月06日
  • ときめきさがし

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    激務の結果、体を壊し、1年間の自宅療養を余儀なくされた遠藤ミドリ。
    働いているときは温かいお茶を温かいうちに飲むのは難しかったから、休んでいる間は温かいお茶を飲もう。
    自分のやりたいことをやって、自分を取り戻す1年間。

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    2019年10月19日
  • 吉野北高校図書委員会(1)

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    甘酸っぱいってこんな感じかなw
    最近、こういう素朴な甘酸っぱさに触れてなかったなと。
    ちょっとうれしくなりました。

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    2019年10月07日
  • たまねぎとはちみつ

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    5年生の千春は、猫について路地に入り、「なんでも修理します」と書かれた店のおじさんに出会った。初めて会ったのに、なぜか話しやすいそのおじさんは、いい日は「はちみつ」、悪い日は「たまねぎ」という。千春も「今日ははちみつだった!」とか「たまねぎだった」とかいって、その日の出来事を話すようになっていた。
    日常の小さな出来事を、優しい目線できいてくれるおじさんが素敵ですが、このおじさんの悩みを子どもたちの行動力が解決に導くのがすごいのです。

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    2019年03月06日
  • たまねぎとはちみつ

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    かわいらしい。今日ははちみつ?たまねぎ?って聞き方いいね。修理屋であり発明家のおじさんと小学生のうちに出会えた二人はいい経験をしたと思うけど、このあともっと素敵な経験を過ごして忘れてしまうのだろうな。それくらいわずかな間の出来事。

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    2019年02月01日
  • センネン画報 その2

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    読んでいるうちに
    気持ちがどんどん優しくなっていく
    見ているうちに
    気持ちがますます柔らかになっていく

    読んでいる時の
    その時の気持ちのありようで
    心の中に
    さまざまな形で入ってくるようです

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    2018年12月30日
  • たまねぎとはちみつ

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    献本でいただきました。分類は児童書になるかも知れないが、瀧羽さんらしい優しい文章で、大人が読んでもほっこりします。心配する母の気持ち、今まで一緒にいた友だちが少し先を行って置いていかれた気がする気持ち、いろんな気持ちがなつかしく思い出された。

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    2018年12月27日
  • たまねぎとはちみつ

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    児童書ではあるけれど、大人も価値観について考えさせられる本。児童書にも、ファンタジーや推理だけではなく、こんな本がもっと増えたらいいのにと思う。
    小学5年生の千春が、修理屋のおじさんと出会い、新しい自分の扉を開いていく、1年の物語。
    価値観の違いから生まれる誤解やすれ違い、争いは、子どもも大人も一緒だと感じた。価値観はそれぞれといえど、人はどうしても自分の価値観を通して他者を見てしまう。それに苦しくなったとき、がんじがらめになってしまったとき、この本がきっとゆっくり解いてくれるような気がした。

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    2018年12月24日
  • もものききかじり 上

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    “わたしの大切な秘密 演劇
    かたくなに秘密にするのは一番大切なものだから
    そして — 失うのが怖いからだ”

    好きだなあ

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    2018年09月15日
  • アノネ、 上巻

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    太郎と花子の白い部屋のくだりの意味がよく分からない。ファンタジー化し、日本人におきかえているが現実におきた史実。ユダヤ人だというだけでバッチを付け、差別しゴミのように殺させた。ヒットラーは、どうしてこんなことを。人がどこまで残酷になれるかを思い出させる話。

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    2018年03月29日
  • ぱらいそ

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    ネタバレ

    白と黒のコントラストの凄まじさ。

    たぶんずっと戦時下の長崎という舞台で描くこともできたはずなのに、原爆投下を境に、あえて「現在と地続き」として描く。
    リアリティラインを少しずらすというよりは「浮かせる」。
    ここがこの作者の批評性の高さでもあり弱点でもあり、つまりは作家性。
    数年おいて読み直して、きっとはじめて落ち着いて評価できるようになるのだろう。

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    2018年01月22日
  • COCOON

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    絵の良し悪しはさておき、細かい書き込みを極力排除することによって、その悲惨さを、簡潔にかつ誰にでも分かりやすく描き抜くっていう点では成功していて、十分な評価に値すると思います。逆に普段から活字に慣れ親しんでいて、読み込み系の漫画もいくらでも来いっていう、自分みたいな向きには、やや喰い足りなさが残る気がします。でもそもそも、誰にでも読めて、かつ面白いってのが漫画の第一条件と考えれば、本作も優れた一作だと思います。

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    2017年06月19日
  • 吉野北高校図書委員会(2)

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    第2巻はワンちゃん(岸本)の初恋、進路への悩み、ワックスがけの問題といろいろ盛り上がっていました。
    司書の牧田先生の意外な一面はすごかったです。
    ここにも青春の甘酸っぱさと苦さがあります。
    行夫が気持ち悪がられているようですが、いいやつだと
    思いますよ。

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    2016年12月08日
  • 吉野北高校図書委員会(1)

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    山本渚さんの小説を今日マチ子さんが漫画にしたもの。
    個人的に好きなのは藤枝君です。
    青春の甘酸っぱさと苦さがいいですね。
    イラストのタッチも優しくて好きです。

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    2016年12月08日
  • みかこさん(1)

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    何も(決まって)ないってことはなんにでもなれるってね。
    まだまだ周りを気にしてしまうなー
    自分と向き合わないと。特別になるとかじゃないにしても。

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    2016年09月04日
  • 百人一首ノート

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    百人一首の一首ずつ、今日マチ子さんの視点で現代風にアレンジされ、描かれた作品。
    現代になるとこういう感じになるのねと思い、意外に身近に感じられました。恋愛的な部分で、また、人生においてはっとさせられるものなど様々な視点から描かれていて、着眼点がすごったです。

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    2016年07月15日
  • COCOON

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    今日マチ子さんの可愛らしい絵で描かれる戦争。南の島を舞台に戦時下の女子高生たちが健気にお国のためにと身を捧げて奉仕する姿が辛い。

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    2015年10月05日