今日マチ子のレビュー一覧

  • ぱらいそ

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    ネタバレ

    ◆戦争中の物語なのに、外の世界の音は聞こえず、脳貧血の発作中の音のない世界の耳鳴り、鼓動しか聴こえないときのよう。胸の内の声だけが響く。◆「良いことも悪いこともぜんぶわたしの中にある」。そして〈戦争〉は、わたしの抱える弱さを「黒」く塗りつぶし決定づけていく。◆奪われた少年少女の右手を思うと心が押しつぶされる。わたしの右手がいつまでもわたし自身の右手でありますように。子どもたちの右手がいつまでも子どもたち自身の右手でありますように。

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    2015年08月13日
  • COCOON

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    読んでしまった。これ、本当は怖くて評価出来ない。
    うわっと泣ける漫画ではないけれど、どうしようもなく哀しい。

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    2015年07月31日
  • COCOON

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    とんでもない漫画をライトに買ってしまった…しかし出会えてよかったと思えた作品。残酷な出来事を残酷なまま、この絵のタッチで描かれることはとても意味があることだと思う。先日、同期の番組を観て若い世代がどのように戦争というもはや想像でしか語れない出来事を、どのように受け取るればよいのかということを考えていたので、ひとつの答えだなあと思った。読んでいるとつい顔が歪んでしまう漫画ではあるけど、ギリギリのラインでスラスラ読めた。こういう作品で、戦争の当事者でない人が戦争を語り継ぐ意味というのはとても大きい!!

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    2014年12月31日
  • アノネ、 下巻

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    夢を見るにも、周りの人々に支えられなければならない
    それは子供だからしかたない
    逆に言うと、大人たちは子供に夢を託すしかないのである
    そのことにうすうす気づきはじめたふたりは
    自由な世界におびえ、絶望するのだった
    自分がなんでもできるというのは思い込みで
    大人たちの助けを当然のように受け入れていた結果でしかない
    その事実をどうしても受け入れられないのは
    まあ、大人たちの劣等感の受け皿にされたという恨みにもよるだろう
    しかし大人たちが自信を喪失した時代にあって
    少年の自暴自棄な行動が、むしろ希望として賞賛されたとき
    不自由ながらも安定した毎日にしがみつく少女は
    白昼夢の世界からはじき出されてしま

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    2014年11月11日
  • 5つ数えれば君の夢

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    書店で一目惚れして購入してしまいました。結果、買って良かったです。絵柄は可愛いけれどとても切ない。何度も読み返したくなるおはなし。素敵な世界観。

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    2014年09月04日
  • みかこさん(6)

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    ネタバレ

    ようやく6巻目買えた・・・!うれしい・・・!

    今回は出てくる人たちみんな、いろんな視点での話が多くて面白かった。
    ナオちゃんがカレー作ってるところは思わず高校の卒業思い出してほろり・・・;
    John&Yokoのカップあたしもほしいなー、とか
    先生が座ってるときの後ろ姿好きだなー、とか
    2年生の子の友達はいったいどういう友達なんだ?とか
    カトーくんはカトーくんで色々あるんだよなぁ、とか
    自販機のところのが表紙に来ててびっくりしたというかこういうシーンもあったのかと思ったというか・・・。
    クロッキーにみかこさん書いてあって切ないというか・・・。
    7巻はやくゲットして読みたーい!!


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    2014年07月06日
  • みかこさん(1)

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    女子高生だからっていつも騒がしくしてる訳じゃない。
    女子高生だってこんな風に色々と考えたりするものだ。
    こんなに上手く言葉にはできないけれど。

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    2014年05月31日
  • センネン画報

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    詩的に漫画で日記を描いたようなふわふわした初めて読む感覚の短編でした なんとなく心にゆっくり降りてくるような後引く感覚が心地よかったです 全ページカラーで読めたら良かったのに

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    2014年03月28日
  • mina-mo-no-gram

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    今日マチ子の「今日マチ子」性をマームとジプシーの藤田貴大が存分に引き出した「mina-mo-no-gram」という物語。
    マームとジプシーらしさとして、リフレインという手法が存分に用いられていますが、僕らの実人生もやはり「靴を履いたり、脱いだりする毎日」の繰り返しなのじゃないか。
    それでも少しずつ、本当に少しずつ前に進んでいく(流れていくと言っても良い、そう水のように)。
    それでいて、ふとした瞬間に過去に絡め取られたりする。そして、またそこから始めるのだ。そう、自分の意思で切り開いていかなければならない。過去を振り切るのだ。

    生と死とか、希望と絶望とか、両極端なものは一方向にしか進まないのか

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    2014年03月02日
  • みつあみの神様

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    装丁が可愛くて、内容も割と好きだった。
    ファンタジー?の中に垣間見れる残酷さがよかったかな…
    みかこさんを読んだ後だったので、中身がカラーで無いのが個人的にちょっと残念だった。しかし、総合的にはいい漫画だった

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    2014年02月14日
  • COCOON

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    修学旅行の事前学習用に購入。

    今日マチ子さんのかわいい絵だけれど、ひめゆり学徒隊に起こった、あの悲劇がよく伝わる。
    残酷なシーンは文章がない。
    でも、絵で十分伝わってくる。

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    2014年11月26日
  • センネン画報 その2

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    あったかみとか心細さとか、言葉であらわしきれないものが沢山あって、安心する。

    あぁ、こういうのあるよね、とか
    こういうのもありえたかもなぁ、とか
    勝手に安全な妄想を繰り広げられます。

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    2013年10月26日
  • センネン画報 その2

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    前作同様に、思春期のもろさや性への憧れのような部分がすべて、マチ子さんの繊細なタッチやカラーにすべて含まれている感じでした。読んでて胸キュンでした。こんなふうに思春期を過ごしたかったかも。

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    2013年10月07日
  • センネン画報

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    言葉は少ないのに、描かれている子たちの気持ちが伝わってくる作品。見ているだけでドキドキしてしまった。高校生のカップルがお互いをどこか意識している空気感のようなものがひしひしと伝わってきて、読みながら、胸がキュンとなりました。作風やイラストの空気感が心地よかったり、発想に驚かされるものもありました。

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    2013年09月26日
  • mina-mo-no-gram

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    一つの作品の枠に収まらない、リフレインの可能性を、感じました。
    今までに観た舞台さえ、あの時の感情さえ、引き出されてしまうようでした。

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    2013年08月30日
  • みつあみの神様

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    ネタバレ

    近未来の社会を描いた作品。塀の内と外に分けられ、暮らしている人たち。一方には過酷な未来が待ち受けている。あり得ないと否定しきれないほろ苦みが残る。

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    2013年08月25日
  • mina-mo-no-gram

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    今日マチ子×藤田貴大。記憶はなんだか、水のように流れていってしまう。忘れたいことも忘れたくないことも。

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    2013年08月24日
  • mina-mo-no-gram

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    今日マチコ新刊三冊のうちの一つ。最後まで買うのを悩んだ笑。
    演劇とマンガの融合。青春ものなんだけどうまいこと共感はできなかったなぁ。表現はすごいなぁ。ゆらゆらゆらゆら、たゆたうたゆたう。一番前向きな終わり方をするのが好きだ。

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    2013年07月31日
  • みつあみの神様

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    今日マチコの新刊三冊が出ていてまとめ買い。帯がすごい。版元が違うのにどうやってフレーズを合わせたんだろう…笑。そして、311以降の世界ーーー。というには想像力が豊かすぎるかな。ほめ言葉。
    被災地を実際に見たとき、その静寂と空虚さ、取り返しのつかなさに、僕はただただ訳もなく涙してしまった。けどこういう形にすることができるのだなぁと。
    感性がすごいなぁ。

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    2013年07月31日
  • COCOON

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    今度、マームとジプシーがこの漫画を原作とした作品を上演するのを見に行くので、予習としてネットカフェで読みました。
    すごい作品でした。これがマームとジプシーの女優たちで執拗なリフレインを通じて表現されるかと思うと、それだけで涙が出てきます。

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    2013年07月31日